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2013年12月27日

シャリ、空へ。

平成25年12月26日午後1時、
シャリは荼毘に付し、空に昇っていきました。

@BOSSとウトロン
家猫だったシャリが車に乗るのは病院に行かなくてはならない時だけだったので、
こうしてシャリと一緒にみんなで車に乗るのは初めてです。

シャリ
後部座席、私とヨーダ婆の間で窓からの日差しを受けて、
まるで眠っているようなシャリ。

「シャーリ。」

小さな額を手のひらでなでると、そのひんやりした感触に、
眠っているのではないことが伝わってくるけれど、
もう「辛い」とか「哀しい」という気持ちではありません。
ただシャリが愛しくて、亡き骸とわかってはいても
生前のようになでてあげずにいられません。

この時期の新潟には珍しく、朝から穏やかで暖かい小春日和となったこの日。
シャリが生きていたら、きっと一日中ひなたぼっこをしながら
2階の窓から外を眺めて過ごしていたことでしょう。

霊園
こうして青い空の中、シャリは天に昇って行きました。

午後2時30分、お骨拾い。

小さかったシャリの華奢な骨を竹と木の箸で拾い集めていると、
バニウトロの時と同じように、
シャリと過ごした長い長い時間に、くっきりとピリオドが打たれたのを感じました。
ああ、本当に逝ってしまったんだな、と。

夜、家に帰り、ドアを開ける時が一番こたえます。
もうシャリが出迎えてくれることはないのだとわかってはいるのですが。

小さかったシャリが空けた穴はぽっかりと大きくて、
暖房をたいた暖かい部屋もどこか寒々しくて、すきま風が入ってくるようです。
ムートンの隙間に、階段の上に、枕元に
もうシャリの姿を見つけることはありません。

ウトロン
動かなくなったシャリや、シャリがいない空間を
なんとなく「おかしい」と思っているらしいウトロンですが、
たぶん「死」というものはまだよくわかっていないと思います。
でも、そんなウトロンのいつもと変わらない屈託のなさに癒され救われます。

一夜明けて、今朝は朝から雪。

花
今シャリは、バニウトロと並んで
皆さんから頂いたたくさんのお花に囲まれています。

バニウトロとシャリがずっとずっと一緒にいられるように、
春になったら家の桜の下に一緒に埋葬しようと思います。

投稿者:かまた  2013年12月27日 07:45

コメント

投稿者:どら   2013年12月27日 12:46

シャリ。。。

投稿者:タホ   2013年12月27日 18:52

かまたさん。タホです。

私も3匹の仔を見送りましたので、心中お察しいたします。

猫は人の数倍の速さで成長する都合、見送る可能性が高いので、猫と暮らし始めた時点で、ある程度は覚悟は出来ていると思いますが、実際はその事実を受け入れるのは非常に辛いし、悲しい事です。

私の仔達を天に送ってくれた、僧侶に言われました。
『その仔の事を忘れない事、何時も思い出す事が最大の供養です。』
私もいつもその仔達を思い出しています。

私も忘れませんが、かまたさんもシャリ君の事をいつも思い出してあげてください。

合掌。

投稿者:もとつひ   2013年12月28日 02:15

いつも拝読させていただいておりました。
私も随分と以前ですが、ペルシャホワイトを飼っていました。
また、かまたさんのようにオフロードを乗り回してもいました。

この度はお哀しみのことと思います。
でも、かまたさんの愛情に最後まで包まれて、ほんとうに幸せな猫ちゃんだったと思います。

シャリ君はあなたの周りの自然に還ってしまわれたのですね。

一日も早く、かまたさんがバイクで元気を取り戻されるのをお祈りいたしております。

投稿者:かまた   2013年12月28日 12:20

>どらさん

いつもシャリのことを見ていてくれて、ありがとうございました。
新潟に来た時は、応援の演奏も送ってくれましたよね。
来年はどこかで(川西で?)ご一緒できますように。(^_^)/


>タホさん

ありがとうございます。
覚悟はできていたけれど、やっぱり「もういない」という事実は何とも寂しいですよね。
家のどこにもいないことには、少しずつ慣れていくのでしょうけれど、
タホさんが言うとおり、シャリへの感謝と、シャリが教えてくれたことは
これからも、いつも心に置いて毎日を暮らさなくちゃと思います。
(シャリのことを忘れていいかげんなことをしたら、シャリギドラになって現れるかも・・・^^;)


>もとつひさん

拙いブログですが、読んでくださってありがとうございます。
そして暖かいコメントをありがとうございました。

バイク・・・シャリのことと仕事と雪とが重なって、そういえばもう3ヶ月近く乗っていませんね。
仕事も少し落ち着いてきたので、そろそろ乗ってみようかなと思い始めた今日このごろです。
(また基礎の基礎、イチから、いやゼロからやり直しでしょうけれども・・・泣)
自然に還ったシャリは、今度は留守番ではなく、
きっとしどきにもついてきてくれることでしょう。(^-^)

投稿者:ちゃべ母   2014年01月02日 12:09

ちょっとココを見なかった間に
シャリちゃん、逝ってしまったのですね・・
とっても残念です。
今頃バニウトロちゃんの所で
一緒に仲良くしている事でしょう。
猫ちゃんにとって、17年って長いのか
短いのか判らないのですが、
いつもウトロちゃんに愛されて
幸せな猫ちゃんだったと思います。

ウトロンも寂しがっているのだろうなぁ・・。

ご冥福をお祈りいたします・・。

投稿者:よもぎ   2014年01月02日 13:00

ちゃべ母のFBでシャリの訃報を知りました。
ちゃべ母と同じく、しばらくココを見ていなかった間に
こんなことが起こっていたなんて.....
ちょっと寂しいお正月になっちゃいましたね。

シャリ、がんばったね。
今頃はバニウトロと一緒にウトロちゃんとウトロンを見守ってくれてると思います。

今日はうちの猫を抱きしめて、シャリのことを思っていますね。

投稿者:ウトロ   2014年01月03日 07:20

>ちゃべ母

FBに書いてくださったんですね、ありがとうございます。
17歳は猫では長生きの方だと思うけれど、できればもう少し、
というよりちゃべ母のブログではないけれど
「いつまでも一緒にいたかったなあ」というのが本音です。

動物と一緒に暮らすと、楽しいことばかりじゃなくて、
病気になったり、心配したり、大変で辛いこともたくさんあるけれど、
私たちより先に旅立つ彼らとの日々を懐かしく思い出しつつ、
お互いに今側にいる仔たちと毎日悔いなく過ごしたいですね。
今年もよろしく!(^O^)/


>よもぎちゃん

ありがとうございます。
シャリだけでなく、当時はバニウトロも家犬で会社には連れていかなかったから、
シャリは17年間のうち、12年間をバニウトロといつも一緒に過ごしていました。
バニウトロが歩けなくなった時もずっと側についていてくれたし、
バニウトロが死んでしまって一人ぼっちになった時は、ぽつんとして本当に寂しそうでした。
「ウトロ日記」や「思い出のアルバム」を読み返して、
シャリはいつもバニウトロと一緒にいたんだなあと改めて思い出します。

虹の橋の向こうでは、バニウトロのふさふさした毛に包まれて
日向ぼっこをしていてくれたらいいなあと願っています。(^_^)

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