2010年09月08日

夏の思い出

クライアントであるスキー場の準備期間に突入して、
この時期は、なかなかブログに手が回りません。
コメントは@BOSSが書いてくれているのをいいことに
私からお返事を書いてない方もいますが、どうかお許しを。

足の方はまだボコボコ腫れているけれど、こちらは腫れだけみたいです。
左肩は来週MRIを撮ることになっていますが、担当医からは
自分で我慢できる範囲でならバイクに乗っていい、と言われました。

担当医曰く、
「普通は事故に遭ってケガをしたことで鬱々となるんだけど
あなたは乗れないことで鬱々とするんでしょう?」
はい、よくご存知で。^^;

ということで週末はリハビリがてら、久々の「しどき」に行ってきました。

パドック
いい天気!この景色、懐かしい気さえします。

トレーラー
こちらのトレーラーにバイクを積んできたファミリー、
聞くと奥さんがオフロードバイクにずっと乗りたくて、
子どもさんがある程度大きくなったから、そろそろいいかなと
自分用のマシンCR85と子供用のマシンCRF50、そしてこのトレーラーを
すべて自分のお小遣いで手に入れて、
念願かなってようやく最近始めたばかりなのだそうです。
(オフはこの日で3回目だとか・・・。車の運転も奥さんです。)

マシンのメンテナンスももちろん初めて。
マニュアルと首っ引きで調整しているようす。

実は彼女とは以前一度しどきでお会いしているのですが、
その時は小1のミナト君と二人で、東京からしどきにやってきていました。
トレーラーに積むのだってまだ慣れず、
1時間以上かかって奮闘していましたっけ。

熱意があれば何だって!とは言うものの、
身近にショップも先輩も無しで、家族のあるママさんが、
ここまで一人で準備して実現するなんて
決してハードルは低くなかったはず、と@BOSSも感慨深そうです。

トレーラー
バイクは通勤でスクーターに乗るくらい、というご主人は、
この日、奥さんに誘われてついて来たという
本当の本当の「オフロードデビュー」。

親子でミニコース
そして、親子3人そろってミニコースへ。
パパさんはチームアトラスのCRF100でコースイン。
見ていた私の方が、「夏休みの思い出」をもらったようでした。^^

ぜひまたご一緒しましょう!


さて、私はというと・・・・・・。

CRF100で、ゆるゆると体を慣らそうと思いましたが、
3週間雨が降らないという、スーパードライのしどきは
8の字広場もフカフカの砂で覆われていて
転倒しそうでビビりまくり、バイクをちっとも寝かせられません。(泣)

CRF100
「ケガすることを恐れる心は、一生ダンスを踊れない」
そんな詩をどこかで聞きましたっけねえ・・・・・(TдT)

まあ、練習内容的には特にご報告するほどのものもないので
ブログとしてはここで終わってもいいのですが、
せっかく書き始めたことですし、次回がいつになるやらわからないので
私のお気に入りの夏のムービーを2つご覧ください。
(もう見たことがある人もいらっしゃるかもしれませんが。)


まず一本目。

こちらはまだバイクに乗る前の2006年のお盆休み、
バイクどころか、事務所と家を往復するだけの365日。
そこに途中からお店まで増えてしまい、
ほとんど休みらしい休みも無い生活を
顧客と締め切りに追われるまま続けていた頃です。

気づくと、@BOSSが起業してから10年が過ぎていました。

「パリダカ出場&完走」という夢の実現の為に会社を起こしたものの、
結局はバイクに乗ることすら犠牲にして、
会社にすべてを注ぎ込んできた10年。
人生このままでは終わってしまう!と思った@BOSSは
その転換を図る第一歩として、仕事と生活を一変させるべく
まずは、人並みに休みが取れるように、
サロンドアトラス10周年キャンペーンと銘打ち、
「今までの人生でやった事のないことに挑戦する!」と言いだしました。

といっても、命を張った大冒険に挑戦したわけではなく、
選考の結果、お盆休みに「船に乗って鯛を釣る」という
比較的ポピュラーな「初めてのこと」を選んだわけですが。(笑)

ところが、このお盆休みの鯛釣りが思いのほか楽しくて、
それ以来、すっかりはまってしまい、
休日には寺泊からの鯛釣り船によく乗るようになりました。
それによって、それまでの「何とか休みを取らなくては!」ではなく
「鯛釣り船に乗りたいから、仕事を段取りして休みを取る!」
というスタンスに変わっていきました。

そしてこれは、私が初めて、
私にとっての大物を釣った日の記念すべきムービーです。

この夏、「ふじ丸」さんには、本当にお世話になりました。
ひと夏が終わって、また来年も来ます!と言ったのに、
翌年いきなりバイクにはまり出し、あれから一度も行っていません。(TдT)

しかし!

夏が終わっても、@BOSSの鯛釣りの熱は覚めませんでした。
「5kg超えの大物を釣るまでやめない!」と宣言し、
秋が来ても、冬が来て海が荒れはじめても海に通い続け、
ある時などは、全てのお客さんが船酔いでダウンしても
大シケでクーラーボックスが舞い踊る船上で
仁王立ちになり、吐きながら釣っていたとか・・・・・。(|| ̄m ̄)ウップ

@BOSSは真っ黒に日焼けし、次第に漁師のような風貌となっていきました。
「@BOSSさんはしばらく海外にでも行かれたんですか?」と
地元のクライアントから聞かれても、私は一切口をつぐみ・・・・・・。

そして小雪降る12月12日、ついに目標達成の日が来ました。

@BOSS
おお~!厳寒の日本海にて、誇らしげな@BOSS。
釣り上げたその日、ふじ丸さんが撮ってくれた写真だそうです。
(鯛も大きいけれど、@BOSSも大きかったですね・・・( ̄∀ ̄;)汗)


もう一本。

まだバニウトロが生きていた頃、よく佐渡に行きました。
元気だった頃は泳ぎが得意で、いつまでも海から上がらなかったバニウトロも
年を取ってからは、少し泳ぐと砂浜で休むことが多くなり、
海に入る時には念のため、犬用のライフジャケットを着せるようになりました。

そしてこれは、海で泳ぎ疲れたバニウトロがおぼれ、
それを助けに行った私もおぼれたという、おまぬけなムービーです。

私にしがみつこうとするも、すべって上れないバニウトロ、
泳ごうにもバニウトロの重さで沈む私。
懐かしい、2006年の「海の日」の出来事です。


思えばこの頃から@BOSSという人は、
助けるよりもカメラを回す「報道の人」だったんですね・・・( ̄∀ ̄;)汗


ああ、あまりに間が空いて皆さんが心配しないように、
ほんのちょっとだけ何か夏にまつわる話でも書こうとしたら
ついつい次のネタなどを探し始めて、
また仕事の手が止まってしまいそうなので
まとまりはつきませんが、今日のところはこの辺で。

ようやく朝晩が少し涼しくなってきました。

赤とんぼが飛び始め、高くなった空を見ては、
あ~あ、また旅に出たいなあ~、と思ってしまいます。
でもこの時期のそれは、「旅心」とは呼ばれず
「仕事からの逃避」と呼ばれるだけのようです。(泣)


【本日のおまけ】

映画「THE COVE」を観てきました。

The Cove

この映画については、いろんな意見があると思いますので、
ここでは意見や感想を交換することはしないでおきたいと思います。
一つだけ書くと、日本の問題は、食文化の侵害やら撮影方法の問題やら、
言われていることとはまったく別のところにあるように思いました。

もしマスコミの映画評で「観なくてもいいや」と思っている方は
機会があったら、先入観なしに
一度観てみるのもいいのではないかなと思います。

投稿者 : かまた    posted at : 20:38 | コメント (6)

2010年09月01日

ヨーダの大冒険2010-帰還

タイトル

(これは2010年お盆のツーリングレポートです。)

長かったツーリングレポもようやくエピローグ。
少し間が空いてしまいましたが、最終日の日記です。

オスパ
小樽の温泉センター「オスパ」で過ごした最後の夜。
翌朝は6時頃まで、温泉に入ったりしてゴロゴロ過ごし、

オスパ出発
6時30分、オスパを出発。

と言っても、フェリー埠頭は目と鼻の先。
出港にはまだまだ時間があるので、
「鱗友市場」の「のんのん」さんに、朝ご飯を食べに行きます。

「ここだったかねえ、去年、"60代ですか?"なんて言われたのは。」

ヨーダ婆、そーゆーのはよく覚えているんですね。( ̄∀ ̄;)汗
でもそれは、お隣の「味さき」さんです。
そしてそれには、やっぱりバイクに乗って登場しないと。

小樽丼
のんのんさんの「小樽丼」。帆立の貝ひもがまだ動いています。^^;

イカワタ
今朝穫れたばかりの新鮮なイカが入ったからと
イカの刺身と一緒に、この辺りの人はこのままではあまり食べないという
イカの「ワタ」も出していただきました。美味しい・・・(TдT)

鰊御殿へ
朝9時からの開館のため、見学するとフェリーの乗船に間に合わないので
毎回入館を諦めていた「鰊(にしん)御殿」。
8時半頃に、掃除にやってきた管理人さんに、
少し早いけどいいですか?とお聞きしてみたら
快く「いいですよ」と言ってくださったので、
初めて鰊御殿の中に足を踏み入れることができました。

鰊御殿
最盛期は文字通り、鰊で億単位の財を成した網元たち。
この「鰊御殿」は、「鰊大尽」と呼ばれた網元、田中福松氏の番屋兼住居を
小樽の小高い丘の上に移築展示したものだそうです。

当時の写真
当時の様子。床を埋め尽くしているのは、これ、ぜん~ぶ鰊です。

鰊御殿
2階は客間。立派な梁ですね。
ものすごい現金を扱っていたので、2階の奥には
家族しか知らない「隠し部屋」なるものもあったとか。

イカリ
もう少しだけ時間があったので、外を散歩。
裏庭に当時使われた「錨(いかり)」が大小4つあったので
一番大きいイカリを@BOSSが持ち上げてみました。
「あんたもやってみれば。」
・・・・・・・・・む。( ̄∀ ̄;)汗

イカリ
私の後ろでは、小さい錨でヨーダ婆まで挑戦しています。(笑)
・・・・が、どちらも、びくともしません。くーーーーーーーっ!!!


ふんーーーーーー!!どうだっ!
あ~よかった、「思い残すこと」を残して帰るところだった。
べこちゃん、こうして私の二の腕は鍛え上げられているのです。(ウソ)

らいらっく号
9時過ぎ、フェリー埠頭へ。
これが今日、私たちが乗る「らいらっく号」です。

乗船手続
乗船手続きも慣れたもの。

乗船口へ
車で乗船する@BOSSと分かれて、ヨーダ婆と私は一般乗船口へ。

車両甲板
こちらは@BOSS。車両甲板は北海道を後にする車でぎっしり。

出港
10時30分、汽笛とともに小樽港を出港。

@BOSS
少しずつ、北海道が遠くなります。

かもめ
久しぶりに、「かっぱえびせん」を買ってかもめに餌やり。


風向きさえ上手く合えば、カモメの方も慣れたもので
手から直接えびせんをついばんで行きます。
(・・・にしても、続けて指先からエサを出す@BOSS、
マジシャンみたいですね。笑)

ナイスキャッチ
ナイスキャッチ!

ジンギスカン
お昼はやっぱりこれでしょう。
お盆の間だけ開催される、
デッキでのジンギスカンと生ビール!(と、赤ワイン!)

カフェラウンジ
お風呂に入って一眠りすると、もう西日が差す時間に。
ラウンジでは、「日本一のけん玉ショー」が行われていたと
一人で見に行ったヨーダ婆から報告がありました。

夕暮れ
夕暮れ、みんなカメラを持ってデッキに出てきます。

夕暮れ
「ジュッ」と音がしそうな太陽が海へと沈む瞬間。

島
「あの島には夫婦が一組だけいて、頼まれて農業をやっているそうだ」と
どこかからヨーダ婆が仕入れてきた話を、ふむふむと聞き流しながら、
暮れていく海を眺める私。

背筋を伸ばす
夕まずめ、イカ釣り漁船が沖合いにたくさん並び始めました。
私は手すりに裏返しとなって、鬱血する肩や腰をストレッチ。

夜の甲板
夜になっても、デッキは賑やかです。

ゲーム
やったことがない、というヨーダ婆を誘って、エアホッケーに挑戦!
ヨーダ婆、オウンゴールでの自滅で、ただいま反省中。(笑)

S寝台
今回は、初めて「S寝台」を利用しました。
眠るだけの狭いスペースですが、妙に落ち着きます。
なんだかテントの中にいるみたい。

夜10時消灯。

隣りの寝台のヨーダ婆は、もうとうに寝た様子。
北海道を旅する間、ヨーダ婆から
「疲れた」という言葉を聞いたことはなかったけれど
元気とはいえ79才、きっと相当疲れていることでしょう。

あと数時間後には新潟です。
おやすみなさい。

-------

朝5時30分。

朝日
金色の朝日がまっすぐに登り始めました。

ヨーダ婆をさそって甲板へ。

ヨーダ婆
何が見えますか?


あの事故から一週間。
海を見つめるヨーダ婆の顔を見て、きっともう大丈夫、と思いました。


根室のGEOで買った中古CDの中に、
Bette Midler(ベット・ミドラー)の「The Rose」という曲が入っていて
映画「思いでぽろぽろ」のエンディングで都はるみさんが
日本語で歌っていた曲の原曲ですが、
その原曲の歌詞に感動して、旅の間に、
何度も何度も聞きなおして、勇気づけられました。

こんな歌です。

この歌詞の中の、

And the soul afraid of dyin'
That never learns to live

(死を恐れる魂は、生きることを学ぼうとしない)

という一節を聞くと@BOSSは、
「やめろ」という周りの反対を押し切って、バイクでの北海道の旅に
去年も、そして今年も参加してくれたヨーダ婆のことを、
自分の母親ながら誇らしく思い浮かべるのだそうです。

もう年だから、危ないから、疲れるからと、何もせず家で過ごすのも人生、
大変と知っても、敢えて挑戦してみるのも人生。
79歳のヨーダ婆にとって、そのチャレンジへの決心は
私たちが想像するより、はるかに高いハードルだったと思います。

「危ないから、やめろ」と親戚に言われても、
その誘った息子の@BOSSに叱られて涙しても、
事故に遭遇して、へたり込むほどのショックを受けても、
深夜のSAで涙に滲んだご飯を食べても、
無事に今、こうして振り返ってみれば
すべてが、人生のいい思い出になるはず。

本当に、みんな笑って帰ってこれてよかった。


新潟港
朝6時、新潟港へ到着。

会社に到着
@BOSSはレンタカーを返しに長岡市街へ。

稲穂
新潟はまだまだ暑いけれど、
いつの間にか田んぼの稲穂は実を付け、頭を垂れ始めました。
これから新潟は少しずつ、一面の黄金色になっていきます。

田んぼ
北海道の雄大な景色の中を走った後は、
新潟のコンパクトな道、コンパクトな景色は、
まるでジオラマの中に住んでいるようです。


また日常が始まります。


【今回のおまけ】

さやか嬢に鍵を預けはしたものの、
忙しいさやか嬢も一度くらいしか顔をだせなかったとか。
でもまあ、何とかシャリは玄関で私を出迎えてくれました。

シャリ

うん、でも大丈夫。
シャリが舐めてくれれば、じきに治るから。


【もひとつ、おまけ】

@BOSSが昨日、「書店にこんな雑誌があった」と見せてくれました。

田舎暮らしの本
何を今さら「田舎暮らし」・・・

田舎暮らしの本
「特集:北海道で暮らそう」???Σ( ̄⊥ ̄lll)

@BOSS、ま、まさか、
サロン・ド・アトラス北海道移転計画を考えていませんよね!?

「まさか。ちょうどムツゴロウさんの特集をやっていたから買っただけ。
移転するならオーストラリアですから。」

・・・・・・・・・・・ほんまかいな。( ̄∀ ̄;)汗


【あとがき】


とんでもないアクシデントで始まった北海道ツーでしたが
長かったレポートも、ようやくこれで終わり。

残念ながら、100GSはどうやら全損となってしまうようです。

それを聞いても、こうして大きな怪我もなく
今まで通りに生活をしていることに、改めて感謝をします。

最後に。

私が免許を取る前にCRM50で朝練をしていた頃、
@BOSSに言われた言葉があります。

免許を取るのに、ここまで朝練で泣かされる必要があるのか??
という質問に対しての@BOSSの答えです。
少し長くなりますが、(いつものことですが、)
もしよろしかったら、読んでいただけたら嬉しいです。

*************(以下、@BOSSの話を抜粋)

大型バイクの免許を取ろうとすれば、
以前ほどの高いハードル、恐い試験官でなくなり
自動車学校でも比較的"安易"に取れるようになっている。

だから、あんた(私)もスラロームもできるようになったし
ドカを買って、学校に行って免許を取れば
すぐにDUCATI乗りになって公道を走ることはできる。

でも今、そういう人がいざ公道で走った時にうまく乗れなくて、
乗れないままだから怖い目にあったり転んだり骨折したりで、
あっという間に乗るのをやめてしまっているそうだ。

最悪の場合、事故で死んでしまうということも
残念ながら相変わらず起きているが、
バイク乗りの絶対人口自体が極端に少なくなったので
『バリバリ伝説』隆盛の頃のように
バッタバッタと亡くなっている感はないけれど・・・。

昔は「試験官」によるテストに合格しない限り
何年かかっても受からない人は受からなかった。
今は違う。
順を追ってカリキュラムを終了すれば免許がもらえる。

バイクは車と違う。
生身で大型トラックと同じ道を走るのだから
どんなプロテクターをつけていようと
一歩間違えばトラックの下敷きにもなる、死と隣り合わせの乗り物だ。

公道を走るということは、
どんな場面にも対応できるようにならなければならないということだ。
「できない」「乗りこなせない」「修得していない」は
イコール「死ぬかもしれない」ということを
知らないままで乗っていてはいけない。

今、Uターンや急制動がうまくいかないとき
注意されたことに対して「理屈」で答えているが
公道という現場では屁理屈は通用しない。
現場でとっさの状況のとき、必要なのは口で答える理屈ではない。
対向車にも、ぬれた路面にも、言い訳は通用しない。

「できないまま乗る」ということは
「運が悪ければ死ぬ」ということだ。

現場で起こる一瞬の判断を、
頭で考えて対応するようでは間に合わないかもしれない。
体が正しく対応するように脳に動きを焼き付けなくては。

今はできないことを習得して
徹底的に脳にたたきこむために朝練をしているのだから
できない理由なんかしゃべっている場面ではないし、
今後もそんなことを言う必要はない。

どこが悪くてなぜできないかをセルフチェックできるならいい。
素質がある人は、自分で練習できるし
他人の走りや乗り方を見て、自分で上手くなっていく。

でもあんた(私)は自分で原因がわからないから他者から習っている。
習っている時はできない言い訳を考える必要はない。
「ああ、それでいい、今出来ている」と言われるまで
できるようになるまで言われたことを直す努力を重ねる。
そして、できるようになったら、それを脳裏に焼き付ける。

そのための朝練だ。

(以上、2007年6月20日「朝練はなんのため?」より)


私自身、今改めて読み返して、当時とは違う意味で
本当にひと言ひと言が身に沁みます。

今はまだ体も少し痛いけれど、
なまり始めた体と気持ちを引き締めて、
長く、楽しくバイクに乗り続けるために、
また少しずつ練習を開始したいと思います。


「そんな怖い思いをしたんだから、もうバイクなんかやめれば?」
という言葉をいろんな人から聞きますが、

私は「The Rose」の中の

It's the heart afraid of breakin'
That never learns to dance

(ケガすることを恐れる心は、一生ダンスを踊れない)

という一節が大好きです。


おわり

投稿者 : かまた    posted at : 10:50 | コメント (34)

2010年08月27日

ヨーダの大冒険2010-エピソード4

タイトル

(これは2010年お盆のツーリングレポートです。)

ゆうべは一晩中強い雨が降っていましたが、
朝6時を回るころには、予報どおりに雨も上がって薄曇りとなりました。
朝食までまだ時間があったので、今のうちに野付半島へもう一度行って
昨日見ることができなかった「トドワラ」を見てくることに。

6時30分、野付のネイチャーセンターに再び到着。

昨日ほどではないけれど、まだ朝のうちは肌寒かったので
ヨーダ婆は4日ぶりにMSRのライディングジャケットを羽織りました。

ウエアを着たヨーダ婆
かっこい~!(笑)
ヨーダ婆、やっぱりそのウエア、とてもよく似合いますよ。
普段もそういう元気のある服を着ていればいいのに。

まだ観光客は私たち以外誰もいません。
湿原の中につけられた一本の道、ヨーダ婆を先頭に歩きます。

ヨーダ婆
霧の中、いったいどこまで続くのか。
時々確認するようにこちらを振り向くヨーダ婆。

枝
これは何かのタマゴ?それとも蕾?
こんな風に歩きながらじっくりと草花を眺めるなんて、いつ以来でしょう。

エゾニュウ
サロベツ原野や釧路地方の湿原でよく見るエゾニュウ。
霧多布湿原にもたくさん咲いて(枯れて)いましたが、
なんともいえない荒涼感が漂います。

草
きれい・・・朝露にぬれた穂が風にそよいで、まるで波のようです。
時間がないからペースを上げろと@BOSSの声がしますが、
ついつい立ち止まってカメラを構えてしまいます。

ところどころ、湿地帯の花についての説明看板がありますが
確認する間もなく、どんどん先へ。

@BOSSとヨーダ婆
霧の中にたたずむ@BOSSとヨーダ婆。

湿地帯から飛び立った大きな鳥を指差してヨーダ婆が「あ、鶴だ!」
 「いや、あれはサギだよ。」
 「いや、鶴だと思うがなあ」
 「だって鶴はツガイでいることが多いし、第一大きさが違うよ。」
 「いや・・・私は鶴だと思って見よう」

ヨーダ婆、かまた並みに頑固です。(笑)

それにしても、この小さなヨーダ婆から
この@BOSSが生まれたなんて不思議~。
(もちろん生まれた時はこんなサイズ比ではありませんが。笑)

湿地帯
沼地のような水際に出ました。

野鳥を眺める
目で確認できるだけでも、たくさんの野鳥の姿を見ることができます。

トドワラ
「別海十景 トドワラ」の看板。
まわりの草もなくなり、地の果てにやってきたようです。
ネイチャーセンターからこのあたりまでは
シーズン中、観光用に馬車も運行しているらしいのですが
ここからはみんな歩いて先へ進みます。

トドワラを歩く
時間や場所の感覚がなくなりそうな色や音のない世界。

お天気がよければまた違う印象になるのでしょうけれど
まるで「あの世」につながっているのでは・・・と思ってしまうような静寂さです。

トドワラ
木道はここで行き止まり。
目の前には長い年月をかけて風化した原生林の墓場。

木の屍
そして木々の屍。

侵食は今も少しずつ進み、いずれトドワラのこの風景も
なくなってしまうのではと言われているそうです。
(私たちの住んでいる町だって、少しずつ変わっていて、
あるいは人の手によって一気に変わって、
ずっと同じ姿を留めているわけではありませんが・・・)

朝食の時間が近づいたので、急いで今来た道を戻ることに。

今来た道を帰る
時間が止まったようなトドワラの木道を、
5日前の事故のことを思い出しながら歩きました。

もしかしたらあの時終わっていたかもしれない私の人生、
でも幸い、今こうして生きて歩いているのだから
もう一度ここできちんと仕切りなおして考えよう。
やりたいこと、やらなくてもいいこと、やらなくてはならないこと。

旅行中、美しい景色を見たり、名物を食べたりするたびに
@BOSSはよく冗談でヨーダ婆に「冥土の土産」と言っていましたが、
私にとっても、@BOSSにとってもそれは同じ。
もう二度と目にすることができないかもしれない風景、
もう二度と会うことはないかもしれない人たち。

一日一日が二度とない日で、
明日があるなんて、誰にもわからない。
だからこそ、言い尽くされた言い方だけれど、
「今」を大切に楽しんで生きよう。


蹴り道、車を走らせていると、白い大きな鳥が2羽。
「あ、鶴ですよ、ほら、あそこ!」

丹頂鶴
こんなに間近で鶴を見たのは初めてです。
逃げないように、そ~っと近づいてシャッターを押します。

「ほら、サギとぜんぜん違うでしょうが。」
@BOSS、ヨーダ婆にまだ言っています。^^;

さて、朝食を食べて宿をチェックアウトした後、
@BOSSはまだ迷っていました。
今日は最終日。一日の終わりには小樽へ向かわなくてはなりません。
これから道央をつっきって富良野へ行くか、
それとも天気予報に賭けて、このまま北上して知床へ行くか。

「曇り」だった天気予報ですが、空も少し薄日が射してきたような・・・。
もしかしてこのまま晴れたら、初めて青空の知床峠を
見ることができるかもしれないと、ダメ元で北上することに。

ナビ
いつもとは逆周り。羅臼側から知床側へと峠を越えます。

私もまだ、一度も晴れた知床峠を見たことはありません。
まあ、あまり大きな期待はせずに、晴れたらラッキーということで。

羅臼岳
あれ・・・本当にいい天気になってきましたね。

羅臼岳
すごい!羅臼岳があんなにきれいに見えています。
これはもしかして、このまま知床側まで天気がよかったりして・・・・

それでは皆さま、晴れた知床峠の雰囲気だけでもご一緒に。


エゾシカ
「あ!シカ、シカ!」
ヨーダ婆のテンションも上がってきました。
このまま最後まで、フォースとともに!!(祈)

午前10時、知床峠に到着。

羅臼岳
うわー!感激!こんな羅臼岳を臨める知床峠は初めてです。

知床峠
何回来ても、ここは真っ白な霧の中だったのに!
ここは目の前にこんな樹海が広がる景色だったんですね。

@BOSS
知床に住んでいた@BOSSも、こんな景色はあまりみなかったそうです。

国後島
海の向こうに国後島もあんなにくっきりと!!

国後島
本当に泣けてきそう・・・(TдT)
北海道の最終日、知床に来る予定ではなかったのに、
最後の最後でこんな景色を見ることができるなんて!
・・・ヨーダ婆には言わないけど、生きててよかった。(泣)


知床側に降りてくる途中、車が数台停まっていました。
なんだろう・・・またシカがいたのかな?

ウッソ━━━\(゚∀゚)/━━━!!!

ヒ、ヒグマだーーー!

ヒグマ
(°Д°;≡°Д°;)カカカメラ、カメラ!(←気が動転中)

ヒグマ
人とこんな近いところに、こんな生物がいるなんて・・・
クマのほうが人馴れしているのか、まったく動じません。
いわゆる「第三世代」なのでしょうか。
それにしても、でか・・・・・( ̄∀ ̄;)汗


@BOSSが動画の中で、ヒグマが首につけているのは
「個体識別」のためのものではないかと言っていますが、
違っていたら教えてください、との事でした。^^;

感無量・・・・もう、北海道に思い残すことはありません。(TдT)

鮭鱒孵化場
興奮冷めやらぬうちに通ったここは、
20年以上前に、@BOSSが住み込みでバイトをしていた
岩尾別の「サケマス孵化場」、@BOSSの思い出の地です。
ここと、知床岬の「ルシャベツ」にも1ヶ月以上いたそうです。

斜里
斜里(シャリ)岳を通り過ぎながら、少しずつ知床ともお別れ。

青看板
あとは明朝の出港のために、小樽へ向かうだけ。
ここからはできるだけ裏道を通りながら、高速入口へと向かいます。

裏道
こんなふうなまっすぐな道を通るのも今日が最後です。

道の駅
途中、「道の駅メルヘンの丘 女満別」にお昼休憩で寄って、

豚丼
30分以上待たされたあげくに、
あまり多くを語りたくない豚丼を食べ(泣)

裏道をつないで走ったことで、
かなり小樽到着への時間を短縮できたと思ったら、

高速で火災発生
高速道路前方で「火災発生」、大渋滞にはまった挙句、
高速を降ろされ、時間短縮は結局プラマイゼロ。
まあ、人生いろいろあります。^^;

夕陽
下道を走りながら見る最後の夕焼け。

小樽への高速
再び高速に乗って、一路小樽へ。

小樽運河
いつもの事ながら観光客で賑わう夏の「小樽運河」。
中国、韓国、ロシア語が行き交う、異国情緒溢れる街です。

出抜小路
「出抜小路」の「うだつ小僧」に帰って来たよとご挨拶。

回転寿司
夕食は、ヨーダ婆があまりお腹が減っていないというので
去年はなかった回転寿司のお店に入りました。

オスパ
そして本日の終点、温泉センター「オスパ」です。
「へ~、初めて来るなあ」というヨーダ婆。
「何言ってるの?あんた4回目でしょ?」
「いや?初めてだと思うがなあ」

何度来ても「初めて」と思えるのは、
毎回感動できていいことなのかもしれません・・・^^;

抱えきれないたくさんの思い出を抱えて、
いよいよ明日の朝には出港です。

つづく

投稿者 : かまた    posted at : 15:15 | コメント (23)