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2008年03月13日

HMSバランス1st

行ってまいりました。初めてのHMS
会場はレインボー埼玉
コースは「初級バランスファースト」、
低速バランスを徹底的に練習するコース(だそう)です。

河川敷コース
朝、桶川へ向かう車から撮った河川敷の練習コース。
たくさんのパイロンが並んでいるのが見えますでしょうか。

レインボー埼玉
事務所の入口に着いた送迎バス。
まずはカウンターで今日の受付を済ませます。
初参加の「私たち」はメンバーズカードも作成しました。

私たち?
そうです、実は@BOSSもこの日「中級(追加)」コースに
滑り込みで申込みをしたのでした。

本日は初級バランスファースト10名、中級10名の計2クラス。
着替えてゼッケンをつけ、10時、クラス別に集合です。

本日の初級バランス1stインストラクターK島さんを囲んで
まずは簡単なオリエンテーションと自己紹介。
やはり参加者のほとんどが東京・埼玉からで
自己紹介で「新潟から来ました」と言ったら
皆さん驚いていらっしゃいました。

私自身は「関東甲信越」というくらいだから
同じエリア内と思っていたのですが・・。( ̄∀ ̄;)汗

教習車
準備体操の後、各自が希望の車両を車庫から出します。
HMSのマシンはすべて教習車仕様でガードがついています。

私が選んだのはCB750。
普段乗っている私のCBはローシートなので
この日のマシンは同じ車種でも足つきがイマイチな気が・・・。

中級
中級コースは青いゼッケン。向こうから2番目が@BOSSです。

練習メニューは、参加者の希望やインストラクターの考え、
またはその日に使える練習会場によって
同じコースでも内容が毎回違うのだそうです。
最初の自己紹介で希望を伝えると
その練習をメニューに入れてもらえる確率は
かなり高いらしいですよ。

中級コーススラローム
これは「中級」のコーススラロームの練習風景です。
パイロンで作られたコースを大きなスラロームで走り抜けます。
(倒れているパイロンは進行方向などを指しています。)

中級コースのパイロンスラローム。
インストラクターさんによるお手本です。(swfムービー252k)


見ていても、パイロンの間隔がかなりタイトなようですね。
バイクを倒すだけでなく、ハンドルを切って曲がっています。
こんな風に走れるようになりたい・・・・・・。

Sさん
中級コースのSさん。こちらはインストラクターさんではありません。
@BOSS曰く、「白バイ隊員かと思った」というくらいきれいな走り。
HMS参加60回というつわものです。

さて、「初級バランスファースト」コース 午前の部。

まずは河川敷コースへ全員で移動して
各自にパイロンが2本ずつ与えられました。
これを使って、「一定速度での楕円」
「直線はアクセルを開けて、ブレーキを使って小回りする楕円」
「8の字」などなど、好きなものを練習するようにとのこと。

その間、2人のインストラクターさんが各自を回りながら
個人的にアドバイスを与えます。

私は上で書いた「直線は・・・」の楕円を練習しました。

「いい感じで回ってますね~」とインストさんから
優しい言葉をかけられた後に頂いた厳しいアドバイスはこちら。

「ブレーキをかけてサスが縮むところまではよいが
ブレーキを離す時にパッと離しすぎて
サスがピョーンと伸びてしまい回るときに不安定。
ブレーキをかけたまま回ったほうが安定するので
アクセルを開ける直前までブレーキはかけ続けること。」

「回るときに手前のパイロンを見ているので下を向きすぎ。
今回っているパイロンではなく、これから向かう
直線の先のパイロンを見つめて顔を上げ
体もしっかりと進む方向へ向けると
アクセルがもっと早く開けられる。」

「アクセルを開けるときに、半クラッチを離すのが早い。
もっとじわっと半クラを使えば立ち上がりがふらつかない。」

・・・・これ、駐練8の字で@BOSSに注意されることですね。( ̄∀ ̄;)汗

私はどうも、アクセルやクラッチの「あそび」と言われる部分を
使うのがまだまだヘタなようです。

でも、これらを意識して回りだすと
さっきまでのように頭で描く円よりも
思わず膨らんで回ってしまうことがなくなり
狙ったラインでパイロンを回れるようになりました。

飛行機
河川敷で練習していると、すぐ隣にある飛行練習場の飛行機が
空から大きな影を落とします。

続いて、全員で一列に並び、同じ方向に向かって
アクセルは使わず、2速のアイドリングのみで、
ブレーキを使いながら、ギリギリまで速度を殺し、
できるだけゆっくり走る練習。
バイクが止まりそうになってガクンガクン言い出したら
ブレーキを少し緩めてエンストを避けます。
リアブレーキで2本、フロントブレーキで2本練習。

ブレーキは、かけるか離すか、というような
0か1かのデジタルではありません。

今はまだかけるか離すかの2段階しか出来ない人でも
0と1の間にもう1段階使えるようになれば3段階、
そのまた半分の感覚が使いこなせれば5段階というように
細やかなブレーキングを自在に使いこなせるようになることが
低速をスムーズにうまく乗りこなすコツです。」

というところで昼食。

午後の部はセンター内の駐車場に作られたコースに戻って
うわさに聞く「千鳥(ちどり)」から。

適当な間隔で置いてある3本横並びのパイロンの合間、
2速でバイクを寝かせず(寝かせると通れない・・)立てた状態で
ええ~、無理無理!という狭い狭~いコースを
ハンドルを使ってスラロームのようにジグザグに走る練習です。
まずはインストラクターさんがお手本を見せます。

千鳥1
時々静止してみせながら、ものすごくゆっくり走っています。

アクセルとクラッチをうまく使わないと、エンストを起こすし、
ライン取りがうまくできず、次のパイロンが曲がりきれなくなります。
ここへきて、転倒者続出。

私っすか?・・・・・・・撃沈です。(TДT)チーン

千鳥2
本当に難しかった千鳥。
これができたら街中での苦労はしないでしょう。

この千鳥を含めて、パイロンを狭い狭い道にみたてたナロー、
大きく回るオフセットスラローム、
一本橋、波状路と、低速バランススペシャルコースが作られ
全部回ってもいいし、やりたいものだけやってもいいということで
午後は徹底してこれらの練習でした。

オフセットスラロームも、今回の場合はスピードは不要で、
ブレーキを使ってしっかり減速することを気にするようにとのこと。
もしUターンや一時停止が苦手な人は
パイロン手前で停止して、そこを一時停止とみなして
膨らまないように発進して
低速で直角に曲がる練習にしてもよいとのことでした。

一本橋はアクセルと半クラッチを使って
ブレーキを引きずりながらこらえることを覚えたのは今日の収穫。

「疲れたら自分で休憩をとってくださいね」と注意があったように
最後には集中力も握力もだんだんなくなってきて
ちょっとした停止でも立ちゴケしそうに。

千鳥は結局最後まで一度も成功することなく
この日の練習は終了~。(泣)

点検
練習後は、各自がうえすを使ってバイクを清掃。
簡単なチェックをした後、燃料を補給して車庫へ。

質問
終了後、インストラクターさんにいくつか質問。(右が私)

「入門・初級・中級は、具体的に何が違うのですか?」

入門コースは本当に初めての人、
バイクの免許を取ったばかりの人のためのコース、
初級と中級は練習メニューは似ているけれども
求める深さが違ってくると思えばよいそうです。

バランス1stは今回のように前後左右の2次元のバランス、
バランス2ndになると、TLMのようなもっと軽いバイクで
段差や坂道のような縦の動き、3次元のバランスを
練習するとのこと。へ~。

ちなみに上級はまるで「走行会」だそうな。
ガードで火花を散らしながらすごいスピードで走るそうで
もはや別次元の方たちのようです。

今回参加して感じたのは、
うまい人の中で練習すると、自分が求めるレベルも
知らず知らずに上を目指すであろうということ。

それから、私の母親くらい(またはそれ以上?)の年齢と思われる
152cmくらいの女性が参加をしていましたが
(失礼ながら、始めは四輪ドライビングスクールに来た
ペーパードライバーさんかと思いました。)
外見からは想像できないほど上手でビックリ!
HMS参加も70回くらいだそうです。(これまたビックリ!)

年齢や体格、性別などを始めとした「制限」というものは
自分で作って止めてしまうか、
「制限」など作らないで進むかなんだな~と
改めて考えさせられました。

いろんな人と一緒に練習すると
目からポロポロとウロコが落ちます。
会社の駐車場で駐練する一方で
できるだけまたHMSにも参加していきたいと思いま~す。

投稿者:かまた  posted at : 20:02 | コメント (17)