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2019年05月09日

湯布院ラリー2019 Day1

3月22日 DAY1

初日は朝7時から当日車検もあったので、すでに昨日(Day0)前日車検を終えている私は、開会式まで比較的時間の余裕がありました。
朝ウトロンと散歩。


真夏日だった昨日の青空はどこへやら。


ラリーの装備を身に着けて、今回またまた「チームウトロンwithアトラスネット」を組んでくれたぢゅんちゃんと記念撮影。


足つきを重視したぢゅんちゃんのニューマシンは「アンコ抜き」どころか「アンコ無し」。
「大丈夫。基本オールスタンディングだから。」
私、現物を見るまでFBのネタかと思ってました・・・( ̄∀ ̄;)汗


そしてもうひとり、今回チームを組んでくださったTRSの哲さんとも記念撮影。
哲さんはぢゅんちゃんと対象的に「オールシッティング」を信条とされています。笑


梶山さんのご紹介でお会いした、ダイワカーズの行久さん。
いつもはご主人とタンデムで(!)湯布院ラリーに出ていらっしゃるそうですが、今回は3日間ともビバークでお留守番をされるということで、私がいない間、ウトロンを見てくださることに。
なんと以前は動物介護士のお仕事もされていたのだとか。
ウトロンがしっぽを振って寄り添っていくのも頷けます。
本当にありがとうございます!


去年に引き続き、今年のダカールラリーでも日野レンジャー1号車にアトラス君ステッカーを貼って走ってくださった菅原会長。
ようやく直接お礼を申し上げることができました。


9時、開会式とライダースブリーフィング。


本日Day1は250km。
その中に、SSが3つ、CPが2つあります。
3日間ともビバークはここ、庄内ゆうゆう館。
どうか無事にウトロンのもとへ戻ってこれますように!


9時30分、グランドスタート。
行ってきます!

・・・出発してすぐ、小さな小路を間違えて、さっそくミスコース^^;;;
数台のマシンが同じように右往左往していました。
恥ずかしかったけれど分からなくなるよりはと、私はスタートゲートまで戻り、マップをリセットして再スタート。

午前中のうちにSS1とSS2が続きます。

SS1。
スタート前、カウントをするスタッフの方が
「コース、荒れてますから。」
と一人ひとりに声をかけていましたが、

ホントに荒れててびっくり!!Σ( ̄⊥ ̄lll)

湯布院のSSを走るまで、私はSSというものは
「スピードを競えるような、走りやすいフラット林道」
を選ぶのだと思っていましたし、実際、北海道4daysも東北3daysもそうでした。
なので、速くはなくても無難にアウトできると思い込んでいましたが、目の前に延々と続くのは、大きな石がゴロゴロと落ちている、人々が「爽やか林道」とウソをつく道・・・

私にとっては災害レベルなんですけど〜・゚・(ノД`)ヽ

衝撃的でした。。。(TωT)
(木の実さんにとっては湯布院がSSERで一番楽しいSSらしいですが^^;;;)

覚えている限りではSS1で5回は転んだような。泣
転んでいるのは私だけではなく、結構あちこちで転倒車を見ました。
しかもこのSS1では4台が崖落ち!
湯布院、恐るべし!!
(もちろん問題なくクリアされてタイムを叩き出す方も大勢いらっしゃいますよ。)


命からがら、SS1をアウト。
CP100に立てられたパイロン。
地獄から人間界への入り口が見えた気がしました。(TωT)/


こんなSSが3日間で12個も用意されているのか〜(´Д`;)


SS2へ向かう途中のリエゾン。
なんでこの写真を撮ったのか、なんで降りてゴーグルを外しているのか覚えていません。。。。

SS2には「溝!」と書かれたコマ図があって、注意しなくちゃ、注意しなくちゃと思っていたのに、


素直にまんまとハマる私。

しかも、先にテネレさんがハマっていたのを見て、手前で停まるとか、押して越えるとか、いくらでも方法はあるのに、
「いけるかも!」
と突っ込んでいくバカさ加減に我ながら呆れます。
このおいしい撮影ポイントには公式カメラが数台構えていて、その前でご期待通りにイゴイゴする自分が情けない。。。


はー・・・、給油しながらため息が出ます。
5番スタートだったけど、SS1とSS2でかなり後ろになったんじゃないでしょうか。


CP1になんとかオンタイムで到着。


出発前に村上(嫁)さんから頂いた、抹茶のもみじ饅頭で、ヘルメットを被ったままエネルギー補給。パクッ。

リエゾンはほとんど舗装路でした。


CP2は喫茶店のようなロッヂのような建物の裏。


パスチェックを受けて一段落。


ここでは温かいコーヒーやチョコレートが用意されていて、皆さん比較的ゆっくりと休んでいらっしゃいました。

ここから最後のSS3まではそう長い距離でもなく、SS3が終わればあとはビバークに戻るだけです。
ですが、途中で何があるかわからないので、できるだけ自分の後ろに他の方がいるように、私は早めにCPを出発することに。
これなら今日はそう遅くならずにビバークに帰れるかも。

そう思っ て走り出して間もなく・・・

???

おかしい。
クラッチが切れない??つながらない??
(※後でわかったのですが、正しくは「滑っていた」でした。)
シフトアップしてもローやセカンドで引っ張って走っている感じになって、まったくスピードが出ず。
それでもしばらく走っていたら、段々遅くなり、ついには止まってしまいました。


ぽつ〜ん。

まだCPには何人もいらっしゃるはずなので、後から来る方を止めてみよう。


「どうしました?」
停まってくださった永長さんが、油圧クラッチの太鼓の位置調整までして見てくださいましたが、症状は直りませんでした。(←私が「クラッチが切れない」と伝えたため、逆方向に調整してくださったかもです。)
「う〜ん、クラッチが焼けているかもです。
なんとかビバークまで帰れれば、何かしら方法はあると思いますが・・・」

もうSSが始まっていたので、お礼を言って先へ進んでいただきました。
永長さん、ありがとうございました。

仕方なく、@BOSSに「クラッチが切れない」と連絡。
@BOSSと話がかみ合わず、「そんなのおかしい」と言うので症状と状況を説明すると・・・

「何速に入ってる?」

2速です。

「膨張して貼りついてたら、エンジン横にして、クラッチ側の蓋を開けて引っ剥がすしかない。
ギアが入りっぱなしなら。

エンジンは止めた方が良いですか?

「何?エンジン掛かってるの?
で、2速に入ってるの?
それって『切れない』じゃなくて『繋がらない』って症状でしょ!
それでさっきの太鼓調整も『切れない』って言ったから更に切る方向に調整しちゃってるんだよ。
滑ってつながらないなら、エンジン側のレバーを引く方向じゃなくて、戻り側に太鼓調整しなくちゃ!
だいたい仕組みわからないまま乗ってるとしたら、それが間違い。」

・・・はい。

「クラッチは繋がりさえすれば走って帰れるから!」

どうやってクラッチ無しで発進するんですか?

「ニュートラルでエンジンかけて、2速にゴン!と入れて走って帰る!
ワイヤーを緩める=太鼓のいもネジを緩めて、引き過ぎのワイヤーを調整。
携行ツールの6角の最小サイズくらい。」


これがその太鼓部分。

やってみましたが、6角セットのでは太過ぎだったんです。
精密ドライバー持ってこなかったので・・・

「工具が無いなんて、バカのする事。
そういう事を確認して、携行工具を決めるのよ。
第一調整も仕組みもわからないで乗ってるなんて、乗る資格無し!」

(以降、音信不通)

その後、何とか太鼓調整用の芋ネジを緩め、ワイヤーの引きは解放しましたが、ニュートラルから何度も2速にゴン!と入れてみるものの、エンジンが止まってしまいます
@BOSSに無理をお願いして九州まで来ておきながら、このままスイーパーを待ってリタイアするしかないんだろうか。。。


そんな私の様子を、心配そうにずっと見ていた通りがかりの地元のおじさんが、
「俺はもう帰るけど、これ食いな。」
と大きなみかんを2つ、軽トラから出してきて、セローのシートに載せてくれました。

エンジンをかけてギアさえ入れば・・・
最後の手段で、ギアを2速に入れたままセルを回して見ると・・・

キュルルル、ゴン!

かかった!!(当然すぐにエンストしますが。)

またがってもう一度セルを回し、かかった瞬間にタイミングよくアクセルを開けると走り出しました!

帰れるかもー!!!

急いで地面に置いた装備品を身に着けました。
これではSSは入れませんが、コマ図を見ると、幸いSS3は出口と入口が同じ、完全クローズドコースのようで、あとは舗装路なので、SSはスルーできます。

とにかくビバークへ戻ろう!

2速でセルを回して、かかったらすぐにアクセルを開けて、そのまま2速固定で走り続けました。

マキシマムタイムが過ぎてしまった夜7時過ぎ、庄内ゆうゆう館のゲートが見えてきました。
スタッフの方にエマージェンシー封筒をお渡しして、そのままMOTO WORKSの麻生さんのもとへ。

そして、すでに寛いでいらっしゃった麻生さんに、
「麻生さん、お願いがあるんです。」
「お、どうした?」
「油圧クラッチがおかしくなって・・・2速固定で戻って来ました。
クラッチ板も焼けてしまったかもしれません。」
「わかった!大丈夫じゃ!」


無事に帰ってこれたことと、麻生さんの笑顔に、思わずボロボロ泣いてしまいました。

「ワシがかまたさんを完走させちゃる!」


夕食は炭火でのBBQでした。


テントで食材を受け取って、梶山さんのいるテーブルへ座らせてもらうと、
「おお、かまたさん、大丈夫でしたか?」
はい、なんとか。

「僕、リタイアなんです。」

えっ!??Σ( ̄⊥ ̄lll)
崖落ちか何かですか?
「SS1で崖落ちもしたんですけど、それは何とか復帰できたんです。
マシントラブルですね。」
うそ・・・あの梶山さんが。


Day1終了。
この日だけでリタイアは4台。


私はマキシマムタイム遅れとSS不通過1回で大きなペナルティをもらいましたが、麻生さんと、クラッチのパーツを貸せてくださるという地元スタッフ高宮さんのおかげで、何とか明日も走れることになりそうです。
けれど本当であれば私だってリタイアだったかもしれません。


こんなに遅くなったら、普段なら待ちくたびれて怒っていてもおかしくないのに、行久さん始め、皆さんに可愛がって頂いて、落ち着いている上にご機嫌なウトロン。
皆さん、本当にありがとうございます。


明日のマップを巻いて、日付が変わる頃トランポで横になりました。

「わからないで乗ってるなんて、乗る資格無し!」
@BOSSの言葉を思い出し、自分の準備不足、力不足を身にしみた湯布院初日でした。
明日はSSが5つという大忙しの日。
無事にまたウトロンのもとに戻ってこれますように。

Day2へつづく。

投稿者:かまた  2019年05月09日 17:45

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