« 北海道ツーリングDAY-4 | メインページへもどる | 北海道ツーリングDAY-6 »

     

2008年09月02日

北海道ツーリングDAY-5

(これはお盆休みのツーリングレポートです。)

DAY-5 襟裳岬~小樽港

地図5

明日の朝10:30出発のフェリーが取れたので
今日はゆっくりと小樽を目指します。

朝5時30分起床。
昨晩、あまりにも気持ちのいい温泉だったので
温泉の開始時刻を待ち、早朝からお風呂に入りました。

7時から朝食。
夕食同様に、心のこもったおいしい朝食で気持ちも満足!

着替えを済ませて、GSに荷物の積み込みをしていたら、
同宿だった老夫婦が出発しようとしたけれど、
車のエンジンがかからず、宿のご主人もダメだったとSOS。

頼まれた@BOSSが応援に駆けつけてみたところ、
新車のカードキー仕様車だったので、使い方を間違っていたらしく
@BOSSがスタートボタンを押すと一発で始動。
カードキーの使い方もご指導し、老夫婦を皆でお見送り。
ちょうどGSの準備も出来たので、出発前に宿のご主人と記念撮影。

えりも観光館
お世話になった「えりも観光館」のご主人。
おみやげに、襟裳岬特産の「ちょうちょ貝」を頂きました。

8時30分、えりも観光館を出発。

宿のご主人は、私たちが道路に出て見えなくなるまで
ずっと手を振って見送ってくださいました。

レコード大賞を受賞した森進一の曲で知られる襟裳岬は
日本有数の強風地帯として有名で
町のパンフレットによると、
風速10mの風が吹く日が年間に290日を超える風の岬で、
時には風速30mになる日も珍しくないのだそうです。

昨夜、お風呂の前においてあった、襟裳岬の漫画を読みました。

襟裳の「百人浜」は、開拓期に内地からの入植者による伐採で
大地はまるで砂漠のようになり、昆布も魚も採れなくなりました。
そこで昭和28年から何年にもわたり、
厳しい自然と闘いながらの緑化事業が進められ、
林野庁と村人たちの血のにじむような努力の結果
現在の緑と豊かな海を取り戻したのだそうです。
ほんの、50年くらい前の話です。
(漫画を読んだ記憶でのあらすじなので、違ったらご報告ください。)

宿から1~2分で襟裳岬の駐車場に到着。

えりも岬
宿を紹介してくれた「えりも食堂」のお母さんにもう一度お礼を。

えりも岬
今日はそれほど風は強くありません。

えりも岬
岬の先にある岩礁群は日高山脈の一部だそうです。

おばさんのお土産店で、ご当地キーホルダーなどを買い
8時55分、襟裳岬を出発。

襟裳岬に別れを告げて、海岸線沿いに
国道336号、襟裳国道を進みます。

海沿いの道路を進んで眼についたのが昆布!!

様似の町では、どの家の庭先・・・・というより、
町中の、空き地と言う空き地に
昆布が敷き詰められていました。

えりも昆布漁
庭先も、駐車場も、空いている土地は昆布で埋め尽くされています。

えりも昆布漁
海には、一人か二人乗っている
小さな小舟がたくさん浮かんで昆布を採っています。

えりも昆布漁
岸ではそれを待つ、クレーンを積んだ軽トラックが待っています。

小舟が着岸したと同時に昆布をクレーンで吊り上げ、
家族が作業をしている家や空き地へと運びます。

えりも昆布漁
昆布漁の最盛期なのでしょうか。
夏休みということもあってか、小さな子供からお年寄りまで
一家総出で昆布を広げている風景を
走りながら何kmにもわたって見ることができました。
本当に昆布漁の町なのですね。

日高幌別で国道235号にスイッチ。

日高町は、言わずと知れた「サラブレッド」の町。
海風を受けながら気持ちよさそうに馬たちが走る牧場が
いくつもいくつも並んでいます。

10時50分、道の駅「サラブレッドロード新冠(ニイカップ)」で休憩。

@BOSSは馬のオブジェをお土産に買っていましたが、
私はここでもソフトクリームを堪能(試食?)。
11時25分、道の駅を出発。

苫小牧から、国道276号で内陸へ。
支笏湖~ニセコ経由で小樽方面へ向かう予定です。

支笏湖周辺は、さすが観光地、車やバイクの量が増えてきました。

支笏湖は日本屈指のカルデラ湖で
美しい湖の周りをバイクで走るのを楽しみにしていたのですが
国道を走っていても、湖を囲む街路樹で湖が取り囲まれて
湖畔を歩くか自転車で走りでもしないと
水面はあまりよく見えないんですね・・・・・(^_^;)残念。

13時40分道の駅「フォーレスト大滝」で軽食を取ることに。

道の駅フォーレスト276大滝
大きなログハウスの並ぶ道の駅。

道の駅自体がショッピングモール風で、大きな観光地といった感じ。
大型バスもどんどんやってきます。
「100円のきのこ汁」が有名だそうですが
並ぶのが嫌だったので、「いももち」を買って食べました。

1億円のトイレ
自動演奏のピアノ。トイレの中もまるでホテルのよう、
名づけて「1億円のトイレ」だそうです。(^_^;)ウーム
これも観光の目玉、お土産売り場の一番奥にある点もミソ。

14時20分、人混みにちょっと疲れて出発。

再びワインディングへ。

15分ほど走り、道も平坦になったあたりで、
「絞りたて牛乳」の看板が目を引きました。
この牧場で絞った自家製牛乳を飲ませてくれるようです。

14時35分、牧場で再び休憩。

搾り立て牛乳
実は・・・北海道で絞りたて牛乳を飲むのが夢だったのだ~。
(なんて安い夢~(笑))

子牛
入り口に、子牛が2頭お昼寝をしていました。

幸せの牛乳
「幸せの牛乳」という名前の搾りたて牛乳。いただきま~す。

おいしい!生クリームを飲んでいるみたい。
中庭ではヒーリングをしている若者が数名います。
牛乳を売っていたのはここのお母さんだと思いますが
太陽をいっぱい浴びて働いているのでしょう、
顔いっぱいのソバカスが、とてもチャーミングでした。

先ほどの「豪華」な道の駅とは、まったく正反対な休憩でしたが
大満足!!北海道に来て、よかった~~という充実感に包まれて
14時55分、出発。

しばらく進むと、前方にお椀を伏せたような山が。
ニセコのシンボル、羊蹄山(ようていざん)です。

羊蹄山
またの名を「蝦夷(えぞ)富士」と呼ばれるほど美しい山。

ニセコ
冬もスキー客でにぎわうであろう、道の駅「ニセコ」にて。

15時40分、ニセコ・ビュープラザに到着。

ここは周辺のリゾート施設とのアクセスもよく
たくさんの観光客で賑わっていました。
休憩ばかりで、空腹ではなかったのですが
賑わっていた屋台に誘われ、ソーセージやニラまんを食べ
お留守番のスタッフ用にメロンを発送したりしてから
16時20分、道の駅を出発。

今日は休憩ばかりですね。
きっと、最終目的地の小樽に着くのが名残惜しくて
先送り、先送りと引き伸ばしているのかも知れません。

ニセコを後にして、道道66号、ニセコパノラマラインへ。
来るときに見ていた羊蹄山の、今度は裏側を見ながら走ります。

子ぎつね
子狐発見!3頭いたのですが、走りながら撮れたのはこの子だけ。

パノラマラインから、ツーリングマップルに
「地元ライダーに人気のコース」と書かれていた
道道604号に入る予定だったのですが
ナビの導くままに、いつのまにやら道道58号を走り
国道5号線に出てしまいました。
戻ろうかとも思いましたが、いずれ暗くなってしまうので
あとはもう、街の中を走りながら、余市、小樽へと向かうだけです。

17時50分、陽も傾き始めた頃、ニッカウ井スキーに到着。

余市の町に来る機会があったら、ぜひ一度来てみたかった
日本ウイスキーの聖地、「ニッカウヰスキー」余市工場

ニッカウヰスキー
余市のニッカウヰスキー余市蒸留所。

本当は工場を見学したり、試飲できたりするのですが
残念ながら見学は5時で終了。
あと30分早かったら!
きちんと下調べをして、今日のスケジュールに
最初から入れておけばよかったのですが・・・・(泣)
門の外からそ~っと覗く私を哀れに思ったのか
看守の方が、写真だけなら、と中庭へ入れてくださいました。

ニッカウヰスキー
創設当時のままの姿で、今もウイスキーが蒸留されています。

せっかくなので、ここから5分足を伸ばして
道の駅「スペースアップル余市」へ。
こちらも完全に終わっていましたので、記念撮影のみ。

道の駅スペースアップル余市
ジェットヘルが妙にはまっていますね・・・・・・。

道の駅スペースアップル余市
仲間たちと。(笑)

他にもライダーの何人かが、閉館した施設の前で
せめて記念撮影だけでもと、写真を撮っていました。

その中に、「ぬいぐるみ」と一緒に写っている女性ライダーがいたので
声をかけてシャッターを押してあげることに。
それぞれの観光名所などでの記念撮影のすべてに
その「相棒」の「ぬいぐるみ」と一緒に写っているようです。

18時25分、写真撮影だけの観光を済ませて出発。

小樽港まではここから約20km。
もうすぐそこが今日の、そして
今回の北海道ツーリングのグランドゴールです。

小樽では、フェリー乗り場のすぐ近くにある
24時間営業の温泉施設に深夜料金で泊まる予定なのですが
直行は、やはり名残惜しいので
その前に夕食を食べようと小樽運河へ。

「ここもラリーで走ったよねえ」と@BOSS。
・・・・私はここの手前でリタイアしたので走っていません。(泣)

この夜、小樽運河の橋ではジャズフェスティバルが行われていて
すぐ対岸の出抜小路で生演奏を聞きながら
ご飯を食べることができました。

小樽出抜小路
路地にバイクを停めて「出抜小路(でぬきこうじ)」へ。

18時50分、小樽、出抜小路着。
「出抜小路」は屋台形式のお店が何店舗も入った飲食店街です。

過去に来た旅行で倉庫街では何度もご飯を食べていたので
今回は、出抜小路のジンギスカンの店へ。
これまで、何度来てもいつも満員で、まだ食べたことが無かったので
今度こそはと思いましたが、やっぱり満員。今回も別の店でした。(泣)

出抜小僧
出抜小路のマスコット「うだつ小僧」と未来を見つめる。

「うだつ小僧」は「丁稚奉公から事業を起こし、
腕一本で成功した小樽の先達をイメージしてつくられたマスコット」。
その立身出世物語は、館内の階段をあがると順番に書かれています。

19時50分、ちょうど一時間の夕食を終え、出抜小路を出発して
20時00分、本日の宿となる、24時間営業の温泉施設「オスパ」へ。

(オスパ=「小樽のスパ」だそうです^^;)
同じフェリーに乗るのでしょう。
ツーリングのバイクが何台か停まっていて、
休憩&仮眠場所の大広間には既に横になったライダーさんたちも。

オスパ
温泉ですっきりして、今日はこのまま大広間に雑魚寝です。
TVはオリンピックの女子バレーボールの中継。

本日の走行、409.1km (累計 2535.8km)
やっぱり、少なかったですね。

明日の朝10:30のフェリーで北海道を離れます。

(つづく) ←まだ!?

投稿者:かまた  2008年09月02日 20:43

コメント

投稿者:ばーにーパパ   2008年09月05日 00:29

こんばんは。
北海道ツーリング紀行(?)楽しく読ませていただきました。
私も北海道大好き人間なので、過去に訪れたことのある懐かしい地名や、名所でのスナップを見ていると、
「北海道に行きたい症候群」に陥りそうになります(笑)

んっ!(つづく)・・・どこまで?・・・

投稿者:かまた   2008年09月05日 16:33

ばーにーパパ、ほ~ら、あなたも
北海道に行きたくな~る、行きたくな~る・・・

もし一ヶ月ツーリングに行くことがあったら、
そのときはちゃんとリアルタイムでアップしようと思います。
後からこうして書いていると
なんだか夏休みの宿題を残している気分になります。(泣)