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2008年07月31日

堅い絆

「絆(きずな)」という商品をご存知でしょうか。

バイク2人乗り用補助装置・タンデムハーネス
その名も「絆」!・・・・・・・( ̄∀ ̄;)汗
これを@BOSSと試着してきたのですが
パッセンジャー用はともかく、
ライダー用のサイズにちょっと問題が。

タンデムハーネス絆
タンデム用ハーネス「絆」。(メーカーサイトより拝借)

胸の位置のストッパーにアジャスタ機能がなく
普通の服の上からならいざしらず、
ライダースジャケットを着た男性には
Lサイズでも、かなり小さいようです。
(いずれ改善されていくことでしょう。)

ところで、どうしてそんなものを試着しに行ったかというと
8月2日~3日、白馬で行われるバイカーミーティング
「タンデム」で行くことになったからですぅ~・゚・(ノД`)ヽ

バイカーミーティングは、初めて行くので
どんなイベントなのかよくわからないのですが(^_^;)
ちょうど富山の平野さんからお見舞いのお電話を頂いて
平野さんも参加されるということですし、
GSチャレンジでお会いした、
すでに懐かしい皆さまとも会えるチャンスもありそうなので
楽しみに出かけてきます。

お誘いいただいた原サイクルさんは
白馬までのオンロード組・オフロード組用に
2通りのコマ図を作成してくださった力の入れよう。
実は、バカミーそれ自体よりも
このコマ図を走ることを楽しみにしていたのですが、残念無念!

「転ばなければバイクに乗ってもいいですよ」と
お医者様から言われたものの
重いものを持ってはいけないとも言われているので
ペットボトルさえ落としてしまうこの右手で
何かあったときにGSを支えるのは無理と判断し
@BOSSのタンデムで行くことに。

いつもタンデムのときは、左手でBOSSのベルト、
右手でバイクのリアキャリアを押さえていたのですが
この右手が使えないために
振り落とされてしまうことがないように
念のため、ハーネスを使用することにしたのですが
@BOSSが入らないのでは仕方ない。

困った@BOSSはアウトドア用品店へ行き
登山用ハーネスを購入。
これを@BOSSのウエストハーネスとカラビナでつなぎ
即席の「絆」をつくってくれました。

@BOSS特製「堅い絆」
「堅い絆」試作風景。しかし会社の窓の外からは・・・

@BOSS特製「堅い絆」
楽しそうに縛られて笑う私を見て
いったい何をやっていると思われていたことでしょう。(^_^;)

「でもなあ、大丈夫かな~」

首をかしげる@BOSS。
大丈夫ですよ、これだけしっかりつけていれば
もう肩の痛みもだいぶ治まったし
痛み止めももらってますし。(飲んだことないけど。)

「いや、林道を走れるようになったあんたが
タンデムで我慢できるかな~と思ってさ。」

私がタンデムに我慢しきれず、
暴れてバイクを飛び降りるのを防止するのにも
このハーネスは効果的かもしれません。(泣)

投稿者:かまた  posted at : 18:10 | コメント (9)

  

2008年07月28日

北4後日談

北海道4DAYSから早一週間がたとうとしています。

足がぜんぜん届かないCRMで走り回った北海道、
去年の暮れ、初めてCRM250を取り回した日のブログを読むと、
まさか本気でこのマシンに乗って走る日がこようとは
当時の私は思っても見なかったようですね。
懐かし~い。゚。( ̄▽ ̄)ポワーン

北から帰って、久しぶりにGSにまたがってみたら
大きい、大きいと思っていたGSが、
「えっ?こんなに低かったっけ?」と
まるでCBのように感じたのはうれしい収穫です。
(CRMで参加した大きな理由の1つでもあったので・・・。)

でも、鎖骨骨折によるバイクお預けで
せっかく経験したCRMの高さまで
徐々に記憶から薄らいでしまいそうな今日この頃、(TдT)
皆さま、いかがおすごしでいらっしゃいますでしょうか。

後日談をいくつか。

その1

当麻での現地スタッフでいらっしゃったyasupaさんから
SS入り口で撮ったという写真を送って頂きました。

当麻SS-INにて
片足がけのまま、ハルキさんにワープ先を聞くかまた。

当麻SS-INにて
うれしいです、こんな写真も撮ってくださったなんて。

yasupaさんには、前回のブログでも
「かまたさんに元気をもらいましたよ。
当麻SSに入ってきたとき、この身長でCRM?と思ってましたが、
エンジンをかけて、ユーターンする姿をみて、
やる気と根性があれば何でもできるんだなと思いましたよ。」と
こんな、うれしいコメントも頂いていたのですが、
おまけに写真まで頂けて。

頂いたメールには、yasupaさんとエントラントの数人が
北海道猛牛組合」のメンバーであると書かれてあるのを読んで
私は中越地震で全国にその名を轟かせたお隣の旧山古志村にある
「山古志村闘牛組合」のようなものかと本気で思い、
ハッピを着て、闘牛場に向かう猛牛の綱を引く
yasupaさんの姿を想像してしまいましたが
@BOSSにその話をしたら大笑いされました。

「そりゃ、北海道のビッグオフの会だよ」

猛牛を操る皆さま、大変失礼いたしました。

その2

鎖骨にプレートを入れれば
明日にでもバイクに乗れるのではと考え、
セカンドオピニオンのつもりで別の病院へ行ってきました。
これから3ヶ月、じっと完治を待つなんて
とても私にはできない!と思って行ったのですが・・・・

しかし先生曰く、
すでに一週間たっているので
手術するにしても、再度骨を折ってプレートをつけることになり
この一週間が無駄になってしまうこと、
しようと決めても、すぐに手術ができるわけではなく、
早くても2週間先になってしまうので
手術後2ヶ月で完治したとしても、
しなかった場合とあまり期間がかわらないこと、
手術をした場合、鎖骨部分に大きな傷ができること、
術後の消毒や抜糸など、通院が増えること等々
デメリットをお聞きしました。

結局、相談の結果、プレートで強度は上がるけれども、
乗れるようになるのが劇的に早まるわけではなさそうなので
やはりじっと待つことにしました。
明日からリハビリを兼ねながら、自転車に乗ろうと思います。

が。

ああ~、瞬間骨接着剤があったらいいのに~。

自業自得とはいえ、
ストレスでジンマシンが出そうなかまたです。(泣)

2008-07-26-mayaa.jpg
病院の帰りに食べたタンドリーセット。やがて血となれ骨となれ。

その3

そういえば、現地でこんなこともありました。

95年の第7回のTBI出場以来、13年ぶりの再会となった
実行委員長の山田さんと@BOSS。
実は弊社主催の「アトラスオリエントラリー」という
ツーリングラリーのイベントに際しても、
何度か電話でやり取りなどをさせて頂いたことがあるのですが
閉会式も済んで、トランポにマシンを積んでいると
山田さんがバスに乗り込んでこられました。

「あんたも、昔は若かったたね~」

この13年間、TBIにも何度もエントリー費を振込み、
毎回手続きをしながらも、一度も出ることが無く、
「SSERの小額スポンサー」を自認してきた@BOSS。

パリダカに出ることを夢見て起業した点は
山田さんと同じながら
逆にその後は、パリダカどころか
SSERの大会はおろか、バイクにすら乗らず
会社の経営だけで約10年が過ぎ、
結局今回の「北4」で13年ぶりに
復帰を果たした@BOSSに山田さんは
「そりゃ計画が悪かったんだよ。」とチクリ。
そして、

「もっと、仕事にバイクを絡めて、
ラリーに出やすくしたほうがいいんじゃないの?」

実は、税理士さんからも同じことを言われていた@BOSSは
「はい、ただいま計画中です」と答えていました。
それがどんな計画なのか、まだ私にはわかりませんが・・・。
(ラリーの成績で給与が決まったりしませんよーに。( ̄∀ ̄;)汗)

山田さん

山田さんの本業?(裏業?)の
「GROVE COMPETITION」と弊社は同業でもあるので
その後ひとしきり仕事の話をしていましたが、
「まあ、仕事の話はまた今度ゆっくり。」
そう@BOSSに言った後に、山田さんは私に一言、

「あなたも、もっと背の低いバイクにしてもらったら?」

それを聞いた@BOSSは
「はい!このCRMをローダウンしてあげるつもりです」
と引かずに返答。

「あっ、そう」と苦笑をしながら
山田さんはバスから降りていかれました。

その後姿に、
今回はいろいろとご迷惑をかけて申し訳ありませんでした、
来年はラリー部門で完走します!と
心に誓ったかまたでした。

今回の13年ぶりの大会出場も
@BOSSは単に今回の「北海道4DAYS」への単一復帰だけに留めず、
『現役復帰』となるために、あれこれ考えている様子です。
私にとっては人生初のラリースタートとなった今回の「北海道4DAYS」、
@BOSSには、現役復帰に向けての「ラリー人生」の再スタートでした。

ラリーは@BOSSから聞いていた通りに
バイクの総合競技だと感じました。
ライディングの技術だけでなく、メカニックの知識と技量はもちろん
野営(キャンプ)の適応力、知力、体力、精神力、そして
たぶん計画性、実行力、協調性や人格も含め、
いろいろな面でのバランスが取れていることが求められ
何かが欠けると、そこに落とし穴が待っている、
そんな競技のような気がします。

今回ですっかりその魅力にはまってしまった私。
次回をめざして、自分に足りないところは何なのか
一つ一つクリアして準備していきたいと思います。

まずは鎖骨をクリアするために
牛乳に相談だ!!

投稿者:かまた  posted at : 19:40 | コメント (18)

  

2008年07月23日

北海道4DAYS参戦記

今朝、北海道から戻ってまいりました。
みなさま、暖かい応援、励ましのメッセージをありがとうございました。

何日かに分けてレポートを書こうかとも思いましたが
一気に1回で書くことにしました。
長いです。覚悟して読んでください。(笑)

(16日の出発の日記からの続きとなります。)

16日 DAY-0

いよいよ北海道へ出発します。
私にとってはもちろん初めての、
@BOSSにとっては、13年ぶりとなるラリーです。

積み込み

16日10:30am、トランポを載せたカーフェリーは
無事、新潟西港を出港。
正直アウトかと思いました。
結局@BOSSは丸二晩寝ずに会社での準備で夜を明かし、
整備は終わらず、工具をすべてトランポに積み込むことに。

マップホルダーやICOメーターなど出場に必要不可欠な装備は
出場キャンセルに陥らないように何とか取り付け終え、
シートの他に9Lのノーマルタンクから
28Lのビッグタンクに換装するための
燃料ポンプを取り付けたところで制限時間いっぱい。

こちらでの車両の準備はそこで切り上げ、
後の作業は受付会場であるA-TECで行うことに。

山のような荷物をトランポに積み終わったのは、
なんと出港の1時間半前。
本当なら乗船手続きをしている時間です。(泣)

「新日本海フェリーに電話しろ!今高速だって」
@BOSSの言うとおり電話を入れると
「10:15にはゲートが閉まりますので
それまでには何とかお越しください!」

うわーん、こんなところでSSが繰り広げられようとは!!
そこのトラック、どいて、どいて!

もしこれに乗り遅れたりすると、
青森までの約500kmのリエゾンに突入することに!
すでに一昨日から60時間近く眠らずに
徹夜の車両準備を続けてきた@BOSSに
それはあまりにも酷なこと!

怒涛の「SSーZERO」を、タイムリミットぎりぎりの
車両搬入ゲートの閉まる7分前到着で何とかクリア。
無事北海道は小樽行きのフェリーに乗り込みました。
よかったー!(泣)

フェリーの乗り口では、なんとライダー★こばまささんが
お守りを持って見送りに来ていてくれました。
お礼もろくに言えないまま乗船してしまったけれど
この場を借りて改めてお礼を言いたいと思います。
こばまささん、本当にありがとうございました。

船内で
SSゼロを終えて、すっかり放心状態のかまた。

フェリーに乗れたおかげで、到着までの18時間、しばし休息。
即、爆睡モードかと思いましたが
@BOSSは徹夜の作業でこの3日間履き続け、
そのままフェリーに乗り込んできてしまった靴下などを洗濯し
私はそれを息を止めながら見守っていました。(笑)

退屈な船の中での楽しみといえば、やはり食事です。
3年前のフェリーでの食事は、
ランチもディナーもバイキング形式だったので、
毎食楽しみだったのですが、最近はビュッフェ形式。
それもあまり(かなり)納得のいかぬメニューがずらり。

夕食
一見豪華そうな夕食。でもどうも納得のいかない内容と値段・・・

「船旅の楽しみの半分は食事なのに!」と@BOSSも怒りのモードに。
でも、ジョッキで飲む生ビールだけは唯一の慰めと、
自動注ぎ機能付の自販機でお代わりをしていました。

船は朝4:30小樽港に到着。
ゲートが開くと、小樽はしとしとと雨が降っていました。

小樽から受付会場である芦別までは約2時間。
朝9時過ぎにはA-TEC(北日本自動車大学校)へ着いてしまいました。
学校の先生や生徒さんたちが準備にとりかかっていましたが、
まだエントラントはもちろん、SSERの皆さんもいない「早着」でした。
ラリー中のCP(チェックポイント)なら、早着ペナルティーですね。

車両準備の作業が山ほど残る@BOSSは
すぐにでもマシンをバスから降ろして
マシン作りに取り掛かりたいために、急いで来ましたが
会場はまだトランポ置き場もできていない状態でした。

「まだSSERの方たちも見えていないので
この辺でゆっくりしていてください。」

ご案内くださったのは、A-TECの斎木校長先生です。
モンゴルもTDN(ツールド・ニッポン)も出場し
昨年はバックマーシャルとして走った先生ですが
今年は芦別の健夏(けんか)まつりと重なってしまい
残念ながら一緒に走ることはできないのだそう。

校長先生
いろいろなお話を聞かせてくださった斎木校長。

そうこうしているうちにSSERのコースターバスが到着。
山田徹大会委員長も登場し
会場がにわかに殺気だち、違った、活気づき
スタッフの皆さんもゲートの設営などに取り掛かり始めました。

11時頃にようやくトランポ駐車場に案内されたので
作業に使わない道具と、準備の終わっている私のCRMをバスの外へ。
雨が降っていたため、急遽バスが整備工場へと早変わり。

KTM
ナビ回りの他、ビッグタンクに交換した以外、何も終わっていないKTM。

購入してから丸2年ほとんど触ることなく、
ほぼ新車状態のマシン(KTM 625SXC)です。
@BOSSはサービスマニュアルを見ながら、
仕様や調整・確認に、もくもくと奮闘中。
全身から「俺に話しかけるな!」というオーラが出ています。

受付車検は午後1時からなので、降ろされたCRMを前に
私も整備っぽいことをちょっとだけ。

車検前整備
といっても、ネジを締めて、ランプを点検した程度ですが。(笑)

車検会場
車検会場はこんな感じです。

まずは書類を持参して受付を済ませ、次に装備品チェック。
最後にバイクを車検に持っていって、
合格したら「パルクフェルメ」に預けます。
パルクフェルメに入れてしまうと、明日のスタート直前まで
もうバイクに触ることもできなくなります。

事前にいろいろと@BOSSから聞いていたので
装備品チェックも車検も一発合格でした。(^O^)V
午後2時、マップホルダーだけ取り外して
バイクはパルクフェルメに預けました。

車検の終わった私はコマ図をもらって、
これを貼りあわせていきます。

コマ図1
う~ん、どんな道なのか想像もつかない・・・。

でもさすがは北海道。
リエゾンではコマとコマの間が10km、20kmという場面もたくさんあります。

コマ図2
コマ図走行が初めての私は、進行方向に色をつけて
ぱっと一目でわかるようにしておきました。
舗装路はピンク、ダートは黄色、一時停止はオレンジ、
ガソリンスタンドのマークには、次のGSまでの距離も記入。

初日のコマ図をマップホルダーに巻きつけると
あとは明日を待つばかり。
夕方になり、雨がだんだんひどくなってきました。
明日の朝一番のSSはすごいことになりそうだなあ・・・。

@BOSSは夜になってもまだKTMの整備が終わらず
トランポの中で引き続き作業中。
電動工具を使いながら、ライトカウルのステーを作ったり
ドレンボルトに穴を開け、ワイヤリングをしてほぼ終了。

タンクにガソリンを5リッターだけ(明日のSS分だけ)入れ、
本当はポジションや操作系の位置調整やキャブ調整など
エンジンをかけ、少し走りながら行いたい様子でしたが
このとき既に夜10時を回っていましたので
非常識な行動は控えて、調整は行わないことに。
結局、一度も試走せずにスタートすることになりそうです。(泣)
明日の朝に車検を持ち越すことも可能なのですが、
受付を終了しないとルートマップも配布されないので、
諦めて受付に向かいました。

@BOSS、23時受付車検終了。
もちろん、一発合格でした。(-m-)

マシンはパルクフェルメに保管されるので
スタートまで、もう触れません。

この夜は、A-TECの講堂にシュラフを持ち込んで雑魚寝です。
20人くらいの人がすでに集まっていましたが
挨拶もそこそこに、ものの3分で眠りに落ちてしまいました。

講堂にて
泥のように眠るかまた。

17日 DAY1 芦別~中頓別

17日の午前中も引き続き受付・車検。
向かいのトランポから現れたのは、
マナ中継」でおなじみ、斉藤マナ選手です。
(私も毎日読んでます。)

マナ選手
マナちゃんと。今回は一眼カメラをデイパックに背負って
撮影取材をしながら走るのだそうです。すごいです。

海鮮丼
開会式を前に昼食。お寿司屋さんの海鮮丼です。
ほたてもイクラもおいしいし、ご飯もおいしい。完食です。

「ハードBUTグルメ」が北海道4DAYSの特徴と聞いてはいましたが
この海鮮丼を皮切りに、ジンギスカン、バイキング、寿司、
天ぷらそば、毛がに汁、トン汁、メロンなどなど
どの日の夕食も朝食も、本当においしかったです。
(「○○チャレンジ」と全然ちがう~!)
お昼ごはんは時間がなくて一度も食べかなった私ですが
太って帰ってきたくらいです。

菅原さん
開会式にて「世界のスガワラ」菅原 義正選手の挨拶。

午後2時、いよいよグランドスタートです。
心配していた雨もあがり、A-TECの特設会場SS1とSS2も
思っていたよりよいコンディションのようです。

※走り出すと突然画像が少なくなりますので
あとはどこかで@BOSSと会えた時にだけ写真を撮ってもらうか
SSERのサイトから後日お借りするかしかありません。

SS1。
ビッグタンクとシートの交換で
ノーマルからポジションがだいぶ変わっているはずのマシンに、
慣らしも無く、SS1で初めて乗る@BOSS。
「まっ、何とかなるでしょう」とスタートして行きました。

@BOSSのグランドスタート
@BOSSのグランドスタート。(写真はSSERのサイトより)

が・・・結果は、SS1とSS2の合計で、本人的にも、まさかの29位。
スロットルを戻した時の突然のエンストに何度も悩まされ
途中1分以上もエンジンがかからなかった事もあったそう。

13年ぶりのブランクがあるとは言え
昔のような一桁入賞を目指していた@BOSSには
たぶん相当ショックな出だしだったはずですが
「クローズドコースのSSは、数秒の間に何人もひしめいている状態だから、
今後、調整で直して、ミスをしないようにコンスタントに走れば
徐々に順位も戻せるはず」と言っていました。
(「上げる」ではなく「戻す」と言ってる辺り
@BOSSの目的意識がはっきり読み取れますね。)

明日からのSSでの挽回を見守りたいと思います。

私はエキスペリエンスクラスなので、
クローズドの特設SSコースは走らず
コマ図を飛ばしてスタートです。

かまた
足が届かないので、乗り出すまでは必死のかまた。

が。

あー!昨日の雨でサイクルメーターが動かない!
でも、O&クロさんの「どんなに準備はしても故障はある」
という言葉を思い出して
「ま、いっか。アベがわからなくても。」と
そのまま走り出すことに。

最初の10コマくらいは、必死でICOと道路を見比べながら
あっちのスイッチ、こっちのスイッチを触って
ヨロヨロと走っていましたが
思っていたより早くコマ図には慣れました。

なんだか「なぞなぞ」をやっているみたい。
「次のコーナーはど~こだ」「ここ!」「正解!」
マップを見ながら、一人でそんなやりとりをしている気分です。
毎回きちんとICOの距離を直していれば
ほとんどミスコースなく、オンコースで走れます。

この日は唯一、SSを走るラリー部門の皆さんよりも
先を走るように設定されていたので
後からどんどん追い抜かれていくうちに
コース途中で@BOSSと合流。

「ゴールチェックまでの時間がタイトだし
あんたの自己流ペースだと
間に合わないかも知れないから一緒に走るよ。」

ちょうど、次のコマまで20kmというところだったので
コマ図を気にせずに走ることができる気持ちのいいルート、
@BOSSが走行中の私を撮影してくれました。


事情があってスピードメーターは映っていませんが(笑)
信号が一つもない、どこまでも続く広い道!
両側はなだらかな丘が重なり合って
本当に気持ちよく走ることができました。

給油
北海道のガソリンスタンドは夕方6:30にはほとんど閉まるそう。

私がガソリンスタンドに寄るのは、
他のエントラントがすでに何人も寄った後なので
ガソリンスタンドのおじちゃんたちも
「次の地図はね、この先の2つ目の信号を斜め左だよ」
などと教えてくれることもしばしば。(笑)

CPにて
CP(チェックポイント)にて通過チェックを受けます。

この日はここからゴールまでまだまだ100kmくらいあったので
ここからは「チーム"勝手に原サイクル"」で
HP2のN瀬さんと@BOSSと3人一緒にゴールまでランデブー走行。
ビバークまでの長い長いワインディングロードを
もう他の道が走れなくなるくらい気持ちよく飛ばして行きました。

初日ゴール
夜9時。初日、無事にゴール。お疲れ様でした!

ジンギスカン
この日の夕食はジンギスカン。ビールがおいしい!

残念ながら温泉には入れませんでしたが、
テントの中で翌日のマップを巻いて、夜11時就寝。
初日は初めての林道も一回も転ぶことなく走れました。
明日も無事に走れますように。

19日 DAY2 中頓別~当麻

北海道4DAYSの朝は比較的ゆっくりとしています。
でも段取りの悪い私は、気づくといつも一番最後。

テント撤収
テント撤収。もうちょっとサクサク片付けられるようにならなくちゃ。

7:30からのブリーフィングを終えて、8:00スタート。

この日のSSは「クローズド」ではないので
タイム計測はないにせよ、私たちエキスペリエンスクラスも
一通りSSのコースを走りました。

SS5
SS5の出口で。

この日は約470kmのルート中、ダートが約145km。
ルートインフォメーションにあったとおり
「これでもか、これでもか」と多種多様なダートが続きました。

途中一度、上り坂でジャリにハンドルを取られた上に
ぬれた葉っぱを踏んで転んでしまい、
なかなかエンジンがかかりませんでしたが
いつぞやの練習を思い出して、少し休憩したらなんとか点火。
しかし、ジャリにタイヤが取られて脱出できないでいたら
後ろからきた#47さんに押し出してもらいました。

フラットダート、小川、ガレ場、深ジャリ、
次から次へといろいろなダートが現れます。

正直、「林道」を走った経験は一度だけ、
それも半分は舗装だったので
正確には今回が「ぶっつけ本番」だった私。

見通しのいいフラットダートなら
私でも70km/hくらいで気持ちよくアクセルを開けていけますが
大きな石がゴロゴロ続く道やガレ場は
見よう見まねのスタンディングでなんとかこなして進みました。
たぶん、たった一回でしたがトライアルを教わったのと
SSRCで低速バランスを教わったことでクリアできたんだと思います。
リーさん、O橋さん、ありがとうございました。(T-T)

WASHED OUT
2日目最大の難関、歩いても転びそうな「WASHED OUT」

コーションマークが2つ「!!」あった
「WASHED OUT」と書かれたダートは
ここで私にどないせいっちゅうねん!Σ(|||`□´|||)
思わず大阪弁で声を上げてしまいそうな、
こんなこと(ラリー)でもなければ、
一生バイクで通ろうとは思わない場所でしたが
一回転びながらも、なんとか降りることができた私を
私は自分で褒めてあげたいです、ホント。

ラリーのすごいところは
どんな道が前に現れても「進むしかない」ことかも。
進まない=リタイアなので、それが嫌なら何とかするしかない。
そうしていく内に、できなかったことが、できるようになっていく。
多分、練習で@BOSSにこんなところに連れてこられても
きっと私は進めなかった(拒否した)と思いますが
この日、145kmのダートを@BOSSなしに一人で通り抜けたのは
私にとって大きな自信となりました。

給油
長いダートを抜けて、ガソリンスタンドで一休み。
この片足かけスタイルにも慣れて来た「かまた」

その頃@BOSSは。

回転寿司
長谷見さんたちと一緒に、
北海道のおいしい回転寿司を食べていたそうな。( ̄∀ ̄;)汗

私はとにかく林道でのスピードが遅いので
お昼にどこかに寄る余裕はなく、
キャメルバッグの中のアクエリアスを少しずつ飲みながら
今夜の夕食を楽しみに走るのが精一杯。(泣)

それでも、なんとかかんとかしっぽにくっついて走っていました。

さてさて、この日の@BOSSですが
マシンのエンストは相変わらずで、
SS中のターンで、やはり何度もエンジンを止めながらも
10位前後で何とかまとめ、この日のSS合計では14位。
総合でも29位から15位まで、文字通り「戻して」来ました。

10位以内までへのタイム差は、この時点で「 1分20秒 」
初日のSS1、SS2のエンストによるロスタイムが無ければ
十分に目標の10位以内にいるはずですが
悔やんでも始まりません。

みなさん、くれぐれも、一度も乗ったことのないマシンで
出場するのはやめましょう。
(普通しないでしょうけど。)

@BOSSは、この後のSSも丁寧に、ミスのないように『攻め』続け
少しずつタイムを詰め順位を上げていきながら
そして他の選手がミスや転倒で落ちてくるのを待つ!と言っています。
「我慢、我慢」と。

ラリーとは、ただ速いだけでは入賞できない、
そんな競技なのだそうです。
「知力と体力と精神力、そして技術」
精神的な戦略も重要なのですね。
(私にはまだまだ遠い話ではありますが。)

と思っていたら、この「精神力」を象徴する出来事が。

この日、まだ少し明るい夜7時くらいにビバークに着くことができ、
自分としては信じられないくらいダートもこなせた充実感で
ゴールのゲートをくぐってゴールチェックを受けようとした途端!

わーーーー!

立ちゴケしました。(泣)

必死になってたどり着いて、ゴールして気が緩んだのでしょう。
あれだけ、どんな交差点でも一時停止でも
きちんと止まってきたのに!!
足を出し忘れたのか、自分でもよくわかりませんが
気づいたらバイクが横倒しになっていました。

周りのエントラントが、笑いながら助けてくれ、
スタッフも記念撮影をした後に「大丈夫ですか?」と聞くくらい
たいしたことではなかったハズなのですが
これが実は大変なことに。

駐車場にもどってバイクを見てみたら
先ほど倒れたときに縁石にぶつけてしまったらしく
ICOやマップのスイッチが集結しているナビ周りが
壊れてしまいました。(泣)

本当に一瞬の気の緩みで、
せっかく早く帰って温泉にも入れるはずだったこの日の夜を
@BOSSは深夜までリペアに費やす羽目となりました。
しかも、このリペアは応急処置でしかないので
最後まで持つかどうかは賭けのようなものだそう。
あ~、本当に私ってバカだ~。

反省しながら明日のマップを巻き、12時就寝。

20日 DAY3 当麻~千歳

ここまで読んでくださってありがとうございます。
まだ半分か~、と思ったあなた。
実はまもなく、大どんでん返しで終わります。
(私も書き疲れてきましたし。笑)

記念撮影
3日目の朝、長谷見さんと記念撮影。

ブリーフィング
朝のブリーフィング。

林道
林道にて。(このカメラは@BOSSです。)

この日は、クローズドではないSSコースを終えて
一路高速道路で札幌へ。
ところが高速道路を150kmほど走った頃に
昨日立ちゴケして壊したスイッチ部分がガタガタ言い出し
手で押さえないとすべてが吹っ飛びそうな状況に。
このまま走ったら部品も飛び散ってしまう!
仕方なく、一番近い「滝川」で降りて
タイラップやテープを総動員してなんとか止めました。
ここでロス30分。

タイラップ
タイラップでぐるぐる巻きにしたナビ回り。なんとかこれなら高速も・・・

札幌の入ると、初めてのミスコース!!!
札幌は一方通行の町で
一つの勘違いがとんでもないことに。
あとから考えればすぐにわかった思い違いで
なんと2時間も札幌を走り回ることに。・゚・(ノД`)ヽ
もう二度と札幌には行きません!(泣)

ようやくオンコースに戻って、3時半過ぎに
SSの入り口で通過チェックをしているスタッフを発見。
やったー!やっと着いたー!とホッとした瞬間、

ウワ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!

またしても立ちゴケです。(泣)
それも、舗装路の何でもないところです。

「札幌は大変だったでしょう?深呼吸してから行きましょう。」と
可笑しそうに笑いながら、オフィシャルがバイクを起こしてくれました。
本当に、誰から見ても大した事のない、
ただの「立ちゴケ」だったはずなのですが・・・

あれ?右手が上がらないぞ。
首のあたりもグツグツ言うし。

「大丈夫ですか?ちょっと休んでもいいですよ」

うーん、ちょっとやばい気が。

「僕らから病院に行けとは言いませんが
もし行きたかったら車を手配しますよ。
それで安心して明日走れそうなら
また明日復帰すればいいんだし。」

ということで、お言葉に甘えて病院へ連れて行ってもらい
レントゲンを取った結果、先生が一言、

「あー、鎖骨ぽっきり折れてます。」

ガーン━━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━━!!!

その頃@BOSSは・・・・(ここからは@BOSSからの話。)

この日のSSで2人抜きなどで1分近くタイムを詰める健闘しつつも、
その後のリエゾンでコマ図のトラップ(引っ掛け)にまさかのCP遅着。
最終の夕方の千歳SSでは、轍でスタックさせ、
リカバリーに3分以上かかり、詰めたタイムも元の木阿弥。
総合順位も戻すどころか、2つ落とす結果に。

肩を落としつつも、ゴール後にペナルティの確認に
山田さんの所へ行ったら
「大丈夫、ペナルティー付かないと思うよ~。」
山田さんの返答に安心したのも束の間、
「・・・それよりさあ、連れ(かまた)のことも心配してあげたら?」

@BOSSが
「はあ、でも(かまたは)ナビもちゃんと一人で出来てましたし、
林道のリエゾンも無事に走ってましたし
ぜんぜん大丈夫なので放ってますから、問題ないですよ~」と答えると
山田さんは笑みを浮かべながら
「何いってんのよ~、転んで、骨折したんだよ~」

その可笑しそうな表情から、@BOSSも冗談だと思って
「また~」と返すと、
山田さんは微笑んだまま
「本当だよ、鎖骨折って、今、札幌の病院だよ~」

@BOSSもこのあたりで、
どうも冗談ではないらしい、と気づいたようです。

「・・・・・本当ですか?」

「本当だよ~、後ろのほうは大変なんだから~」と山田さん。

・・・にしても、ここのあたりの会話、
「骨折」というテーマを扱っているにもかかわらず
どーして「だよ~ん」という会話になるのでしょう。( ̄∀ ̄;)イイケド

ここでようやく素面になった@BOSSは
「それはご迷惑をおかけしまして申し訳ありませんでした。
それで、大丈夫でしょうか?林道だったんですか?バイクもだめですか?」
心配そうに質問をすると、黒川さんが
「SSのチェックポイントのところでの立ちゴケだったらしいから。
大丈夫みたいよ」

本当に、見ていたオフィシャルも、転んだ私も
誰一人、想像もしなかったことでしょう。
あの間抜けな立ちゴケで鎖骨骨折とは・・・・。情けな~(泣)!

とりあえず、折れた鎖骨をコルセット(バンド)で矯正し
新潟へ帰ったら病院へ行くことになった私。
この時点で戦線離脱(リタイア)となりました。

ビバークに戻って@BOSSの顔を見たら
つい泣いてしまいました。
心配していたナビゲーションも、林道のリエゾンも
無事に乗り切っていながら、こんな事でリタイア。
2人分の準備に奔走してくれた@BOSSに申し訳なかったのと、
もう走れないのが悔しくて、こらえていた涙が・・(>_<。。。

@BOSS、そして応援してくださった皆さん、
完走できなくて本当にごめんなさい。

悔しいけれど、精神力も含めて今回は
ここまでが今の私の実力でした。

21日 DAY4 千歳~芦別

@BOSSは翌朝、出走を取りやめ、リタイアをしました。

もし最終日、@BOSSになにかあった場合
2台のバイクとトランポを
骨折した私ではどうすることもできなくなるからです。

KTM
たった1台、高速でA-TECに帰ってきた@BOSSのKTM。

DAY4のコマ図
走ることのなかったDAY4のコマ図はスタート地点を指したまま。

「原因と結果」

それによって、さまざまな事に波及するという事実を
現実として、目の当たりにしました。

2日目のゴールでほんの一瞬気が抜けた→
立ちゴケした→ナビ周り壊した→修理に寝不足になる
→途中でまた壊れる→直すのに手間取る
→時間が気になる→あせる→ミスコース→疲労・緊張→
立ちゴケ→足の出し忘れ→何でも無い舗装の上で骨折
→@BOSS、出走取りやめ→リタイア

「帰るまでがラリーだからね。」

一番いいのは、転ばない事。
そしてもし転んでも、壊さない、怪我しないこと。
それが何より大切。
そう@BOSSが言いました。

実際、@BOSSは安全マージンを十分とって攻めているので
今回の北4でも、転倒はゼロだそうです。

レギュレーションの参加資格に、4日間の競技に耐えうる
「技術と体力と精神力」が必要とかかれています。
たぶん、この中では「精神力(集中力・知力)」が
私には一番大切なのではないでしょうか。

「完走するためには、更に、上位入賞を狙うなら尚の事、
そういう集中力をずっと切らさずセルフコントロールを徹底させて
自分の順位をマネージメントすることが
必要不可欠なんだよ」と@BOSS。

こうして、私と@BOSSの「北海道4DAYS」は終わりました。

トップ3
左から、総合2位の池田さん、1位の伊藤さん、3位の尾崎さん。

焼肉
どこから見ても、骨折しているとは思えない食欲のかまた。

表彰式のあとは、A-TEC駐車場にて最後のジンギスカン。
地元ボランティアの皆さんによる
メロンや五平餅なども用意されていました。

T端さん
トランポが隣で、初日からお世話になったT端さん。

「かまたさんが華奢に見えるのは、骨とか筋肉が細いんですよ。
普段あまり運動していないでしょう?
もっと体を鍛えて、骨も強くしなくちゃね。
そうすると骨密度も上がって、
今回みたいなつまらないケガをしなくなりますよ。」とT端さん

・・・・・確かにそうかも。
私は他の女子と写真に移ると、体が薄っぺらい感じですもんね。
カラダスキャンで測定すると、私のカラダ年齢は28才だったので
体力的にはOKなのかと思い込んでいましたが
私の「骨年齢」は80才くらいなのかもしれません。(泣)

次回へ向けての宿題。

・林道を(特に深ジャリを)アクセルを開けることで
 安定して走れるようになること。

・ゴールしてからあと30分、緊張の糸を緩めないように
 気力と集中力を持続させること。
これはJRMの小川さんからのアドバイス。
(JRMさんには菅原さん、小川さんともにお世話になりました。)

・カラダもしっかりと作ること。

あとは、今回のような足の着かないバイクでなく
小さなバイクにするのもひとつの解決方法といわれましたが、
そう人が言うたびに、@BOSSは私に
「小さなバイクにしても、気が緩めば怪我をするよ。
オンコースのリエゾンで苦労をしているなら小さなバイクも考えるけれど
リエゾンを無事に走ってきたくせに、
ゴールチェックで立ちゴケしているんだから
バイクより精神力と集中力と骨を鍛えるのが先決だー!」

ははーっ!

でも、イケチューさんの、両足べた付きのバイクにまたがった@BOSSは
CRMを低くすることは考えているようです。( ̄ー ̄+キラーン

22日 北海道最終日

フェリー出発前夜、埠頭の前の温泉施設で仮眠。
バンドをしたまま、5日ぶりにお風呂に入りました。

ウトロ号
バスに戻ると、なんだかまだウトロが中で待っている気がします。

朝食
新日本海フェリーのターミナルで朝食。
右手が上がらなくて、髪を結えない、山んばのような私。

午前10:30、小樽港を出港。
北海道がだんだん小さくなっていきます。

夕日
窓から見る日没。

この後、来たときのフェリーとまったく同じメニュー内容に
またまた怒り心頭の@BOSSでしたが
生ビールを飲んで、夜9時には就寝。
明日の朝には新潟港です。

家に帰ると怒りのシャリが。

シャリ
てめえ、今頃なにのこのこ帰ってきてんだよ~!バシッ(猫パンチ)

留守中、ヨーダ婆が顔を出してくれたようですが
それでも放っておかれたシャリは
腹いせに、私のスリッパ(しかも両足それぞれ)に
おしっこをしてくれていました。
ごめん、ごめん。ただいま、シャリ。

シャリの無事を確認後、そのまま出勤。
また、いつもの生活が始まります。
長くて短い4DAYSが本当に終わりました。

期間中、応援メッセージをくださった皆さん、
とてもうれしかったです。
皆さんに支えられての、
一生忘れられない4DAYSでした。

それから、「迷っているなら、まずはやってみよう!」と
背中を押してくださった皆さん、
本当にありがとうございました。
もし今何かに迷っている方がいらっしゃったら
今度は私から同じ言葉を送ります。

応援してくださった皆さん、
用意してくださったオフィシャルの皆さん、
現地のボランティアの皆さん、
そして@BOSS、
本当に本当にありがとうございました!

【おまけ。(まだあるのか!)】

午前中に日赤病院へ行ってきました。

整形外科の先生はレントゲン写真を見ながら
「これは放っておいても、3ヶ月できれいに着きますよ。
今、バンドできれいに固定されていますから。」

さ、3ヶ月ぅ??

「それまでの間、絶対に転ばないように。
右手を90度以上高く上げないように。
それから重いものを持たないように。
せっかく固定されている鎖骨がずれてしまいますからね。
それに気をつければ、基本的には普通に生活していいですよ。」

あのぉ、8月2日(バカミー)とか
まさか、バイクに乗ってもいいものでしょうか・・・。

「いいですよ。」
「うそ!振動は平気なんですか?」
「あなたが痛いのを我慢できればバイクは乗っても構いません。
ただし、絶対に転ばないように。
転んで肩から骨が突き破って出たりしたら手術の相談をしましょう。」

・・・・・・・・・・・・・・・・( ̄∀ ̄;)汗

「あなた、元気がよくて、いろいろ何かをしそうだから(笑)
念のため痛み止めを出しておきますね。
湿布薬もいります?いりませんね。(おいおい。)
じゃ、2週間後にまた様子をみましょう。」

まるでスリ傷の治療かと思われるスピードで
あっという間に診察は終わり。
バイクは明日でも乗っていいみたいです。

ただし、転ばなければ。(泣)

ということで、覚悟していたよりもずっと早く
戦線復帰ができそうなので
かまたのバイク日記も冬まで休まず続けられそうです。

こんなへたれの私ですが
どうぞ皆さん、これからもよろしく。

投稿者:かまた  posted at : 23:23 | コメント (37)

  

2008年07月18日

キタヨン速報2

北4会場からおはようございます。

芦別は朝方まで降り続いていた雨もあがり
涼しい曇り空となりました。
キタヨン恒例、朝一番の、A-TECでの最初のSSは、
ズルズル、ぬたぬたは必至でしょう。( ̄▽ ̄;)汗

・・・・と思いしたが、
その後気温が上がってきて、
かなり乾いてきたようです。

@BOSSも私も装備品検とも車検を無事終えて、
受け取ったコマ図も貼り終えました。
でもコマ図を貼る作業は
思った以上に楽しいですね。
いったいここを曲がるとどこへ行くんだろうか、とかどんな景色なんだろうか、と想像していると
それだけでワクワクしてきます。

パルクフェルメに並んだバイクを数えると
まだ3分の1くらいのエントラントが来ていないようです。
車検は今日のお昼まで続きます。

その後、開会式、ブリーフィングと続き、
午後2時グランドスタートです。

投稿者:かまた  posted at : 09:03 | コメント (6)

  

2008年07月17日

キタヨン速報!

おはようございます。
無事、受付会場のA-TEC(北日本自動車大学校)に着きました。

芦別は雨です。

@BOSSはすぐにでも整備を始めたいところなのでしょうが、
受付・車検は午後からなので
まだトランポの駐車場の準備もこれからのようです。

モンゴルにも出場された齋木校長先生みずから、
取り急ぎの駐車場をご案内頂き、
少しお話をお聞かせ頂いていると、
生徒さんたちも少しずつ集まり始めました。

そこへ、大会実行委員長、山田徹氏が登場。
会場の雰囲気も、にわかに物々しくなってきました。
会場内には、黄色いテープの張られた、
特設SS会場がすでに出来ています。

朝の北4会場からお届けしました。

携帯のバッテリーと時間に余裕があれば
またどこかでお伝えします。

以上、レポーターのかまたでした。

投稿者:かまた  posted at : 09:51 | コメント (3)

  

2008年07月16日

行ってきます!

昨日の夕方と、今朝、そして今日の夜と
仕事の前後にCRMで走ってみました。
(万一転倒したら、@BOSSが立ち直れなくなると思い
ダートはやめておきましたが。^^;)

テント
テントを立てる練習も念のため。所要時間8分(遅すぎ?)

この2日間、結局、コマ図の練習はできませんでしたが
実際にマップホルダーを取り付けたCRMで
走りながらマップを巻いてみたり、
ICOを調整してみたりできただけでも一安心。

「150km以上走行可能なガソリンタンク」というのが
今回のレギュレーションにあります。
13リッター入る今回のCRMのタンクで
150km走れることは知っていましたが、
満タンにしたCRM、一度どれくらい走るのか試してみようと
苗の緑が夕日に映える道をどんどん走ってみました。
が、180kmを越えても、200kmを越えても
一向にリザーブになる気配無し。

そうこうするうちに、すでに夜8時30分を回り、
これ以上田舎道を走っていると
開いているガソリンスタンドがなくなってしまうので
そろそろ会社に戻ろうと思ったところで、ようやくガス欠。
ちょうど250kmでした。
もう閉まろうとしていたGSに滑り込みセーフで入って
給油してもらったら13.5リッター入りました。

会社へ戻ると、まだ@BOSSがKTMを作っていましたが、
@BOSSのKTMもなんとかかんとかメドが立ったようです。
よかった?!
(現地でもう少し整備をするようです。)

その後、工具やら雨具やらを、少しでも邪魔にならないように
あーでもない、こーでもないとバイクに取り付けてみたりして
家に帰ったのはすでに深夜0時。
@BOSSはまだ頑張っているみたいです。

明日の朝、新潟港から小樽行きのフェリーに乗ります。
小樽に着くのは17日の早朝なので
丸一日、大好きな船旅をするわけですが、
今回はきっと乗ったとたんに爆睡、
寝て起きたら北海道かも。(特に@BOSSは。)

ウトロの形見
約束だった北海道へ一緒に連れて行くウトロの形見。

バイクとバッグ
あとはトランポに詰まれるのを待つだけ。

皆さま、今回の北4参加にあたって
たくさんの応援ありがとうございました。

最初は、足の届かないCRMで一人で走ることも、
長い長いダートを走るであろうことも
大ベテランの方々に混じってラリーというものに参加をすることも
どれをとっても心配で、
「あ?、なんで私みたいなビギナーが
申し込んじゃったんだろう?」と思った日もありましたが
「心配するより、まずはやってみれば?」という
たくさんの皆さんからの励ましを頂いて今日を迎えました。

私の心配は「未知のもの」に対する漠然とした不安でしかないので
それを理由にやらないよりは
やってみた方がずっといい人生になるはず。
そう思ったら、どんな4日間が待っているのか
今ではとても楽しみです。

毎日、出会った景色や起こった出来事をお伝えできたらよいのですが
北海道へはパソコンを持っていかないことにしました。
でも、SSERのサイトで、
毎日リザルトや当日の様子が確認できるようです。

※私はエキスペリエンスクラスなので
 リザルトには名前は載らないと思いますが
 名前がないからと心配しないでくださいね。(笑)

また、そのサイトから参加者への応援メッセージを書くと
その夜、エントラントである私たちはそれを確認できるそうなので
「大丈夫か!かまた!」とでも送って頂けたら嬉しいです。

それでは、しばらくの間、留守にします。

行ってきます!

投稿者:かまた  posted at : 06:27 | コメント (12)

  

2008年07月14日

ぎりぎり!

「スタートするまでの方が道のりは長いのがラリーですからね。」

とは、O&クロさんの前回のコメントですが
本当にその言葉を実感する毎日です。

ラリーど素人である私は、
マシンは乗っているものだし、ラリー用にすると言っても
2~3日もあれば仕上がるものだと
のほほんと思っていましたが
毎日、朝5時から深夜まで、
準備の合間に仕事をしながらとはいえ
(もはや「仕事の合間に準備」ではありません!)
すでに10日が経っています。

10年前に使っていたマシンを現役復帰させて
今のラリー用に仕上げるのが
こんなに大変なことだとは・・・・。
(大変なのは@BOSSですが。)

昨夜10時過ぎ、ようやく、ようやく、
CRMが出来上がりました~!
@BOSS、ありがとうございました~!

CRM250
ラリーマシンとして甦ったCRM。

CRM250
あとは私が乗れるかどうかだけ。(汗)

明日の朝、一度走ってみなくちゃ。
と思って、今朝起きたら、朝からものすごい大雨。
今まであれだけ晴れてきたのに、なぜ今更・・・・。(泣)
ビカビカと稲妻が走って、雷鳴を轟かせています。

うわ~ん、一度もコマ図の練習をしないで出ることになったりして。
10日間乗らない間、CRMの高さに慣れた体もすっかりリセット。
しかも新品のブロックタイヤで、
なんだか更にシートが高くなったような。
大丈夫か、私!

「サスをいじって、もっと車高を低くすることはできるけど
あんたはGSを乗りこなす、という目標があるんだから
これくらい乗れるようになって当たり前。」
はい、そうでした。

私は私で、大まかなパッキングを終えて
もう一度レギュレーションを読み直して
何か足りないことはなかったか確認をしていましたが、
ヘルメットの欄に
「製造年が平成12年3月20日以降のもの」とあったので
もしやと思い、ヘルメットの内側にある製造年月日を見てみると・・・

「990507」

1999年・・・・・・・・平成11年だ!!Σ( ̄⊥ ̄lll)
どうしよう、いつもかぶっているダイネーゼのヘルメットは
ジェットヘルで競技には使えないし
LSタカノさんは天才会議で出張だし
外へ買いに行っても、オフロード用は
ちょうどいい在庫があるかどうかもわからないし
メーカー取り寄せとなると、いつになるかもわからないし・・・。

不覚!!

が、運よく、知り合い経由で以前お世話になった
オフロード関係のお店に電話をしたら
TX-モタードが、今そこにあるということでした。
しかも、ほしかった白&オレンジ。
即効で代引きで送ってくださることになり
今、私の手元にこれが・・・・・・。

TX-モタードVDB

ゼッケンナンバーを切るのも三度目、
もはやすっかり手馴れたものです。
間違いなく左側へ貼りました。

準備できるのは、あと今日と明日の2日間のみ。
あさっての今頃はフェリーの中です。
@BOSSは今朝からようやくKTMにとりかかっています。
こちらも相当やばいようです。

「もし間に合わなかったら、あんた一人で出場してね」

・・・・・・んな、アホな。( ̄∀ ̄;)汗

投稿者:かまた  posted at : 17:22 | コメント (6)

  

2008年07月12日

マイナーチェンジ

「見た目はあまり変わっていませんが、
今日やったのは整備ですから。」

別に私は何も聞いてはいませんが、
まるで「一体、どこが変わったんですか?」とでも
私の顔に書いてあるかのように、
@BOSSが説明をしてくれました。

タイヤ交換
タイヤ交換

パッド交換
ブレーキパッド交換

チェーン交換
チェーン交換

あと、プラグを新しいものに交換し、
エアクリーナーもボロボロだったので、新品に。

そして、マップホルダーにバックライトを付けて
夜でもコマ図が見えるようにしてくれました。
(私が明るい内にビバークに帰れることもないでしょうし。)

実際に使うマップホルダーとは違いますが
照明をつけるとこんな感じです。

マップホルダー
バックライトのついたマップホルダー。
左の手元のサイクルメーターも照明を着けてくれています。

@BOSSのKTM用の装備品が昨日ようやく届いたので、
これから@BOSSは自分のKTMを仕上げていきます。
日曜日には少しでも試走ができるとよいのですが。

私は手荷物のパッキングをしてみました。
いつも使っているアルパインスターのウエストバッグでは
とてもとても入りきらなかったので、今回はコレ!

TREK FIELD(トレックフィールド)のISDEウエストバッグDタイプ。

トレックフィールド
最低これだけのものを持って走るわけですが・・・・・。

トレックフィールド
上の物を全部詰めた状態。まだまだ入ります。

TREK FIELDさんは仙台の会社で、
こうしたバッグを一つ一つ手縫いで作っています。
このウエストバッグ、本当にものすごい容量で、
レインウエア以外の荷物が、スッポリと入ってもまだ余裕が。
ツーリングマップルもそのまま入っています。
でも、腰に当たる面積が広いので
実際に身に付けてもぜんぜん下に引っ張られず
付け心地も楽なのです。

「くそ厚いナイロンにPVSコートで、縫うのが大変。
でも丈夫で長持ちで、型くずれ無し。」(説明書より)

こういう実用的なバッグは大好きです。(笑)

ところで、発表された今回のエントリーリストを見ると
タイムを競わない「エキスペリエンス・ラン部門」の出場者は
私を含めて2名だけのようです。
エキスペリエンスクラスの出発は
ラリー部門が1人ずつ順番に
30秒間隔で出発し終えた後ということなので
私が全エントラントの最後の出発となります。

毎日私が一番遅く出発する上に、
どう考えても私より走るのが遅い人がいるはずもなく、
ということは、私はゴールまで誰とも会う事なく
ずっと最後尾を走り続けるということですね。(寂し~!)

まあ、気が楽と言えば楽ですが
そこがオンコースなのかどうかを
走っている人で確認できることはないわけです。

私に会う人がいるとしたら、
それはガス欠やら、パンクやら、
何かしらトラブっている人でしょう。( ̄∀ ̄;)汗

皆さま、私はSSもないし、
ほぼガソリン満タンで走っているでしょうから、
ガス欠の際にはお声をかけてくださいね。
え?とても待ってはいられない?(ごもっとも。)

誰とも会えないわけですし、
最低限のことは自分でできないといけないので
簡単なメンテナンスを@BOSSから習いました。
チェーンのたるみの直し方、空気圧の調整、
プラグ交換などなど、皆さんからすると、
え!そんなこともできないまま参加するのですか!と
驚かれるものばかりですが・・・・・・。

メモ
超ビギナー向、さるでもできるメンテナンスメモ。

かまたの命綱です。(泣)

投稿者:かまた  posted at : 23:41 | コメント (3)

  

2008年07月11日

着々と?その2

最近コメントがなくて、さびしく仕事にいそしむ「かまた」です。(TдT)

仕事の合間、装備品のリストとにらめっこしながら
サービスカミヨンに預けるダッフルバッグに入れる備品、
ウエストバッグに入れる備品、
ウエア&プロテクター関係に分けて
それぞれを、とりあえず集めています。

装備品
ダッフルバッグの荷物は20kgを超えてはいけません。
(第一、私が持てまへん。)

ヘルメットの左側には、カッティングシートを使って
ゼッケンを着けるようにとレギュレーションにあります。

マシンではまったくもってお世話になりっぱなしなので
せめてこれくらいは@BOSSへ恩返し。
裏返しの数字を出力して、
カーボン紙で写してカッターで切ります。

ゼッケン作り

さっそく仕事の手を休めて、
@BOSSが自分のヘルメットに貼っています。

「あ!」
ど、どうしたんですか!?
「しまった!ゴーグルで隠れないように
位置をもっと上にしなくちゃならなかったんだ!」

へ~。@BOSSにしては珍しい凡ミスですね。
2個目は自分で切ってくださいね。
では私も、@BOSSの二の舞を踏まないように
ゴーグルを取り付けてから、ペタペタ。

ゼッケン

「ほ~、なかなかきれいに貼れたじゃあないですか。」
でしょう?よし。仕事に戻ろうっと。
「でも、貼るの、左だよね。」

・・・( ̄△ ̄;エッ・・?

あ”--!!━━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━━!!!

こんなところでミスコースをしようとは!
ぜんぜんこっちが左だと思い込んでいた~!
せっかく今日の準備は終わりと思ったのにぃ~!

仕方なく、@BOSSの分も一緒に切りなおしています。(泣)

ゼッケン
貼り直したゼッケン。

どーだ!
はがさない限り、今は左右にピンクとオレンジのゼッケンが。

左につけるという決まりはあるけど
両方つけてはいけないとはないから
このまま出てやるぅ!(ウソです。)

投稿者:かまた  posted at : 00:56 | コメント (6)

  

2008年07月09日

着々と?

昨日、SSERから、北海道4DAYSの「出場許可証」が届きました。
私のゼッケンナンバーは「61」です。
いよいよ近づいてきましたね。

出場許可証
出場許可証。どきどきどきどき・・・・・・・。

「着々と」というには、@BOSSの目が落ち窪んでいますが
北4の準備が進んでいます。

@BOSSは仕事もしながら、マシンを作らなくてはならないので
今朝は朝5時起きでCRMの準備をしてくれたそうです。
ありがとうございます。(;_;)

スイッチ調整
ハンドルを握ってICOのスイッチの位置を調整。

マップホルダー
ICOとマップホルダーが取り付けられました。
元々付いていたサイクルメーターもそのまま残しました。
CP(チェックポイント)に遅刻しないようにと、
こちらはアベレージを表示させます。

またがってみると、なんだか目の前がふさがれた気がしますが
そう@BOSSに言ったら、
「あんたは、そんな近い所を見ながら走っているからダメなの。
もっとずっと遠くの、進行方向を見て走ればいいんだから、
ぜんぜん邪魔にはならないはず。」

がーん。そうだったのか・・・・・・。

マップホルダー
テントの中でコマ図を巻けるようにと、
マップホルダーはワンタッチで、取り外し可能に。

しかも、取り外しの際にネジを私が落とさないように
それぞれのネジに落下防止のワイヤーまで・・・。
うう・・・・何から何まですみまへん。(TдT)

ステップ
ステップも交換。倍の広さになりました。(by 単車屋さん)

それにしても、すごい「機械たち」ですね。
ラリーに出る人にとっては
こんなネジやコードに囲まれて走るのは当たり前なのでしょうけれども
私からすると、まるでガンダムに乗り込むような気がします。( ̄∀ ̄;)ホント

@BOSSは自分のマシンの準備もまだ手つかずで、
私のCRMが終わってからしなければならないので
私も時間を見ながら、順番に装備品をそろえています。

先日、キャメルバッグを買いました。

キャメルバッグ
これに1リットルの水を入れて、走行中に水分を補給します。

小物が入るタイプのほうが便利なのかもしれませんが
これより大きいと、体の小さい私には
背負うことの負担が大きくなりそうなので
今回はこのキャメル専用のタイプに。

レギュレーションでは、
胸部および脊髄プロテクターの装着も義務付けられています。

ハーネス付のものを買ってみたのですが
プロテクターとキャメルバッグを
実際にジャケットと一緒に着てみたら
なんだか、かなり動きが阻害されて
大リーグ養成ギブスを取り付けられている気が・・・。( ̄∀ ̄;)汗

胸部&脊髄プロテクター
そこでハーネスはやめて、
胸部プロテクターはベルクロで取り付けてみることに。
背面はダイネーゼの脊髄パッドをAXOに移植する予定。

本番前に一度は必ず、本番と同じ装備で
出来上がったバイクに乗って
コマ図を走る練習をしなくては、です。

(そして、くれぐれもその時に転ばさないようにしなくては、です。)

投稿者:かまた  posted at : 01:04

2008年07月07日

あと10日!

結局、土日はバイクの準備が終わらず
私も仕事が終わらず(泣)
普通に出勤、普通に残業しておりました。
皆さまには、楽しい林道レポートがお送りできず
とでも残念です。(>_<。。。泣くな!

でもまあ、仕事が終わらなければ北海道へは行けないのだし
これも北4の準備と思えば「よーし!」と思えてくるもの。
おかげで、仕事はちょっと目処が立ってきました。
バイクの方はまだまだのようですが。(^_^;)

ところで、この週末に読んだこのレポート。
ご存知の方も大勢いらっしゃるかと思いますが
「木の実さん」の書かれたBTOU2005参戦記です。

木の実さん
木の実さんのサイトからお借りした写真。

BTOUは、SSERが主催する
「BEIJING-ULAANBAATAR(北京~ウランバートル)」、
その名の通り、中国からモンゴルへ、
ユーラシア大陸を横断するアドベンチャーラリーです。
この2005年のラリーに木の実さんが参加された時のレポートが
面白くて面白くて、もう一気に読んでしまいました。

暑さ、寒さ、雨、疲労、ミスコース、故障、etc.
苛酷なはずのラリーでの出来事一つひとつが
どれもこれも本当に楽しそうなのがすごい!
「トラブル」とは思っていないんだろうな。
ラリーは人生に通じるものがあると聞いたことがありますが
前向きに、楽天的にとらえると
人生(ラリー)はこんなにも楽しいよ~!という
木の実さんからのメッセージを読んだ気がします。

読み終えたら、私までも
不安でいっぱいだった北4が、
なんだかものすごく楽しみになってきました。

私は木の実さんと違って
ラリーどころか、バイク自体の初心者なので
スタッフや参加者の皆さんに
迷惑をかけないことだけを考えていましたが
木の実さんを見習って、思い切り楽しんできたいと思います。

勇気と元気をくれた木の実さんに
この場を借りてお礼をいいます。
ありがとうございました。(^-^)
(↑木の実さんのブログで言えよ)。

投稿者:かまた  posted at : 23:53 | コメント (0)

  

2008年07月05日

ラリーパーツ取付

昨日は目が覚めたら、朝7時30分でした。Σ( ̄⊥ ̄lll)
朝練どころか、会社にも遅刻しそうな時間です。

肩はバリバリ、首もゴキゴキ。
きっと神様が休めってことだな、と自分に言い訳しながら出勤。
ここのところ、朝スカッと起きることができません。

そうこうしている内に、北4まであと10日。
カウントダウンが始まっていますが
仕事、仕事で、あっという間に毎日が過ぎていきます。
まだ、マシンの準備も荷物の準備もできていないのに・・・。
といっても、マシンの準備をしてくれるのは
@BOSSなのですが。(^_^;)ゞエヘヘ

仕事の合間に、自分のと私のバイク2台を
それぞれ準備しなければならない@BOSS。
すみません。
感謝の気持ちを込めて、日々お仕事にいそしみます。(-人-)

昨日の夜、会社に広島の「単車屋」さんから、荷物が届きました。
開けてみるとそこには、なにやらラリーっぽい品々が。

単車屋さん
単車屋さんから届いた、CRM用のパーツたち。
こういうのを見て、心が躍るようになりつつある自分が怖い・・・。

もともと、CRM250は10年くらい前に@BOSSがラリー出場時に
使用したマシンなので、そのまま直ぐに出れそうなのですが、
その頃とはレギュレーションが変わり、現在では安全面などから
マップホルダーをハンドルバーに取り付けることが禁止された為
マップホルダーやICOメーター等のナビ周りを新たに付け直す必要が。

しかし、新たに取付方法を考え → 取付位置を採寸 → 鉄やアルミを
切ったり貼ったり、溶接したり・・・と言う時間は到底ないため、
オリジナルの制作は諦め、今回は「単車屋さん」が提供している
CRM用のラリー用のパイプユニットを購入。

これでCRMに新たなマップホルダーが着いて
本番用のラリーマシンに変身するのだそうです。

「この週末はマシンを作って、それで少し練習したら
本番用のマシンはもう乗り納めだからね。」
そ、そうなんですか・・・・・・。

「ダートは普通にやり過ごすことはできるようになったから
あとはコマ図を見ながら走る練習もしておいた方がいいでしょう。
だから、土曜はマシンを作ってしまって
日曜に実際コマ図ツーリングで林道を走ってみよう。」

@BOSSが、AORの懐かしいコマ図を
会社に持ってきてくれました。

AORコマ図
第1回AORのコマ図。1997年だって・・・・・・・( ̄∀ ̄;)汗

AORからもう10年以上になるわけなので、
当時と道も目印もかなり変わっていると思いますが
明日はこれをCRMに取り付けて
実際に走ってみる予定です。

今、@BOSSは汗だくになって、
会社の裏でCRMと格闘しています。

パーツ取付1
ステーを取り付け。フロントが若干うつむき加減です。
光軸が下を向いてしまうので、現在それを調整中。

パーツ取付2
ここにマップホルダーが着くわけですね。

何もできない私は、向かいのコンビニで
冷たいものを買ってきて、@BOSSに上納するだけ。
何とぞ、何とぞこれでご勘弁を~~~。

そして現在、夜8時。
明日を楽しみに、まだまだお仕事をしています。
初コマ図ツーリングの明日、晴れたらうれしいな。
(雨でもいいけど。)

しかし、@BOSSから
「明日は間に合わないかも・・・」と途中経過報告が。

確か「切ったり貼ったりが必要ない」と言っていたはずが
裏からは「ギュイーン」と鉄を削る音が聞こえています。
・・・なんだか、やっぱり大変そう・・・。

もし間に合わなかったら、ほぼぶっつけ本番で
コマ図で走ることになるわけですが・・・・・・・

ま、なんとかなるっしょ!(←カラ元気)

投稿者:かまた  posted at : 20:17

2008年07月02日

北4本エントリー

仕事と練習と睡魔で、ブログが日々に追いつきません。(泣)
すでに2日前の話となりましたが、6月30日、
「HOKKAIDO(北海道)4DAYS」に本エントリーしました。

エントリー用紙
エントリー用紙および誓約書

これで後戻りはできません。
前進あるのみ!

私一人だったら、SSER主催のラリーに参加しようなんて
例えエクスペリエンス・ラン部門であっても
一生思わなかったことと思います。
私のような甘ったれは入り込めない世界だと思いますし
@BOSSのサポートなしでは今回の参加もありえませんでした。

改めて、こうしたきっかけを与えてくれた@BOSSに感謝します。
(・・・・そう日記には書いておこう。)

当日までに準備しなければならないものが
まだまだたくさんあります。
といいつつ、結構@BOSSに用意してもらっていますが。(^^;)

ベアベル
熊よけ鈴も用意しました。

と、いうことで、今朝はふっきれた気持ちで朝練習へ。
朝から雲ひとつない青空が広がっています。

今朝もダートのおさらい。
今日は私が前を走って、チェックしてもらいました。

ギアが低いのか、フロントがジャリを拾いすぎるので、
もう一段ギアを高くして走ってみることと、
カーブの手前で、しっかり減速すると同時に
リーンアウトの体勢をとる準備をして
アクセルをあけながら入っていくように、とのこと。

う~ん、初日に比べたら、マシになってきたのかな。
まだ上半身が堅いし、@BOSSとはぜんぜん違いますが
少なくとも、怖いとは思わなくなりました。
(この道に慣れたというのもありますけどね。)

でも、やっぱりどこか変ですね。
ムービーを一部キャプチャしてみると・・・・。

@BOSS横から
こちらは前回の@BOSSのムービーから。
頭と腰とステップが一直線になっています。

かまた横から
それにくらべて私は頭がステップよりもずっと前に出ています。
前傾し過ぎですね・・・・( ̄∀ ̄;)ガーン

次は、コーナーの出口をキャプチャしたものです。

@BOSS後ろ
@BOSSはやはり頭は体と一直線で、バイクだけが内側に。

かまた後ろ
続いて私。まだ体が外へと逃げています。かっちょわり~(泣)

私のは外側のステップに加重が足らず
「やじろべい」のバランスができていません。
お尻がシートにドッカと残ってしまっています。
もっとシートの角に座るようでないとだめですね。

本日の走行距離53km。

今朝はダート5往復くらいしかできませんでしたが、
@BOSSが最後にめずらしく
「バックミラーで見る限り、
最後のは結構できてたよ」と言ってくれました。

これで明日は雨でしょう。(笑)

【本日のおまけ】

会社で朝のミーティングが始まっても
私の顔からゴーグルのあとが消えていないことを指摘されました。

こういうところに年齢が現れるんですね、ハイ。

投稿者:かまた  posted at : 23:38 | コメント (4)

  

2008年07月01日

ファイト一発点火!

日曜日は朝から雨。
普段なら「あ~あ、雨かぁ・・・」とがっかりするところですが
今朝は「やっと降ってくれましたか」という気持ちです。
梅雨に入ってからというもの、なぜか新潟はいい天気が続き
雨のダートが練習できなかったので。

雨具をモコモコと着込んで、いざ出発!

出発
晴れて乾いた日と違い、
キックでCRM250のエンジンがなかなかかからないの図。

ちょうどコタンさんが見送りに(?)来てくれました。
コーヒーも出せずにすみませんでした。

本日のリエゾン
林道へ向かう途中で。本日のリエゾンです。

「雨の日は滑るから、白線、グレーチング、マンホール、
そういうものは極力踏まないのが鉄則。」
@BOSSに言われて、いつもより気をつけながら林道へ向かいます。

雨のダート
雨で締まった、&所どころ川になった砂利道。

昨日は土ぼこりをかぶりましたが、
今日は@BOSSのKTMがあげる水しぶきを浴びて走りました。(泣)

ゴーグル越しの視界はあまりよくありませんが
泥水のシッパネをあげながら走っていると
雨もぜんぜん気にならなくなります。

ある程度、スピードにも慣れてきたし、
オーバーランさえしなければ
なんとか走り抜けることはできるようになりました。

が・・・・。

途中、何度か@BOSSに注意を受けている間
アイドリング中にエンストしたり、
停止時にバイクからうまく飛び降りられなくて転倒したりで
エンジンを止めてしまうと、そこからが大変なことに。

CRM250にはセルがないので
キックでエンジンをかけるしかないのですが
キックにスピードがないとかからない!
下手に何度もキックを繰り返すとかぶってしまうでしょうし・・・。

キック1
「せーの!フンッ!」カチッ。ぜい、ぜい、ぜい。

キック2
蹴るたびに奇声をあげる林道のシャラポワ。でも、かからない。

キック3
燃料コックやチョークを引いたり戻したり。
すでに停まってから40分経過。もう泣きたい・・・。

CRMじゃなくて、XR230とかにすればよかった。(持ってないけど。)
これじゃ、ダートを走れるようになっても
休憩のたびに、キックで体力を消耗してリタイアか
エンジンがかからず、時間切れで失格になりそうです。

「ダメなキックを何回したって体力を使うだけだ。
正しいキックを1回か2回だけ、それでかかるはず。
あんたのはかからないことでヒスを起こして
闇雲に、力任せに蹴っているだけ。
ちゃんと上死点から一気に全力で蹴り降ろせ!」

「フンーーーー!」だみだ~~~(泣)。

「・・・じゃぁ、掛かるまで、一人で掛けてなさい」
@BOSSは、私を置いて、走っていきました・・・。

休憩。
雨のあたる杉の葉や、ホバリングする蜂をを眺めていたら
少しずつ落ち着いてきました。
よし!今度こそ、かけるぞ!
せーの!

ブルルルン、ブン、ブン!かかったー!(泣)
50分かかりました・・・・・・・。
結局、気持ちを落ち着けて、体力を取り戻して
集中して一気に蹴り降ろしたら一発でエンジン音が。

この日、約8時間雨の中で練習した内、
キックに費やしたのは、なんと2時間でした。
これはなんとかしなくては・・・。

雨のダート
気を取り直してダートの練習再開。

「雨のダート30本一気走り」を終えて、会社に帰ってくると
もう左手の握力がありません。

洗車
泥だらけになったKTMとCRMを洗う@BOSSに
泥だらけになった私もレインウエアの上から
水をかけて洗ってもらいました。

明日は、本エントリー締切日です。

私が苦手とするのは、走ること自体よりも
今回のようなキックのほかに
取り回して、バイクと自分と他人にとって
一番いい場所にいい態勢でバイクを止めること。
特に坂道やカーブで、止まらなくてはならなくなった時に
判断ミスで、取り回し方向を間違えて
あわや事故につながりそうになったこともしばしばなのです。

いつも駐車場や練習場など
クローズドの平らな場所で練習して来たので
さまざまなシチュエーションに即座に対応することが
まだまだとても苦手です。

道路はすべて左右どちらかに傾いていて
停まった時に、地面が高い方が足が出しやすく、
それを自分で見極めて足を出すようになったのも
恥ずかしながら、実はこの2〜3日なのです。

こんな状態で、北4にエントリーしてもよいものか。

走ることよりも、もっと普通に出来なければならないこと。
その部分が私には相当足らないと自覚しているので
本エントリーを前に、まだかなり迷っていました。

でも、迷っていたって先には進まない。
できなければ困ることを、できるようになればいいわけだし。

ああ、でも睡魔には勝てない。
明日も締め切りがいくつかあるので
今日はこのへんで失礼します。
一秒で寝そうです。
昨夜も書きながら気を失って、結局丸一日持ち越したので
今日は途中ですがこのままアップします。

本日の走行距離92km。
(時間の割りに、停まっている時間が長かったので・・・)

つづく。

投稿者:かまた  posted at : 00:40 | コメント (9)