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2008年06月28日

初めての林道走破!

今日もダートの練習です。
まずは、いつものジャリ道を、4往復。
見通しのよいジャリ道であれば
かなり普通のスピードで走ることはできるようになりましたが
順番を前後入れ替えて、私が先に走るのを後から@BOSSがチェック。
@BOSSに言わせると、もっとアクセルを開けたほうが
逆に安定するとのこと。

KTM
本日の@BOSSはKTM625です。
後輪は640用のノーマルタイヤですが。


やっぱりビデオって大切ですね。
こんなコーナリングだったのか、私・・・・・。( ̄∀ ̄;)汗

メリハリが無いままコーナーに入ってきて
バイクを倒すことができないまま
体が外へ逃げる「リーンアウト?」になっています。
足をあげてはいるけれど形だけ。
ひ~、もっとできてると思っていました。恥ずかし~。

@BOSSのリーンアウトと比べれば一目瞭然。
私にわかりやすいようにと
かなり早いタイミングから足を出したり、
コーナーのR以上に大げさなリーンアウト体制を取ったりと
オーバーアクションで見せてくれています。

バイクを股下で倒して、やじろべいのように乗っています。
ある程度のスピードを保って、この態勢でアクセルでコントロールすれば
安全にコーナリングができるのだそうです。
頭じゃわかっているのですが・・・・・。(泣)

午後は、更に林道走行に慣れるため、
別の数本の林道を走る練習をすることに。
こんな調子で林道へ入って大丈夫なんだろうか・・・。
不安はありましたが、@BOSSに案内され、
以前、弊社が主催した「AOR」のコースにもなった
景色の良い林道へと向かいました。

いざ林道へ
砂利を走ったあとだと、舗装がとても走りやすい!

「これから走る林道は、最低はこれくらいの速度が必要という
ボーダーラインのスピードで走るから、絶対に離れず着いてこいよ。
アクセルを戻しすぎず、ちゃんと必要な分だけ開けて、
両膝の間に大きな丸い卵をしっかりとはさむようにニーグリップしながら
左右のバランスを取ってアクセルを調整すると、
ものすごく安定するのがわかるから。」

「深ジャリのコーナーに入ってから、
『曲がれないかも・・・』とネガティブになってアクセルを戻すと、
逆に不安定になって、更に曲がれないという悪循環に陥るから
攻めの気持ちで、ポジティブに、更にリーンアウトでバイクを寝かしこんで
更にアクセルを戻さず、がんばって開ける。
そうすると『スルスル~』と思ったラインを走れるから。
ポジティブに楽しく挑戦して!」

いざ!

おお~、確かに! 林道って思っていたより楽しいかも!
初めてのジャリ道を練習した日、10~20km/hしか出せなくて
フラフラ失速して転んでばかりいた日に比べれば
結構「人並みに」走れるようになってきたんじゃないですか?

何より走っていても楽しい!気持ちいい!

杉林に囲まれたとてもきれいな林道で、走るのが楽しくて、
(走破に必死だったと言うのもありますが)
残念!写真を撮るのを忘れてしまいました~!・゚・(ノД`)ヽ

会社に帰ってきて、ヘルメットを脱いだら@BOSSが
「せっかくの林道走破記念に写真をとってあげましょう」というので
撮ってもらった写真を見たら、髪はぐちゃぐちゃ、肌はジャシジャシ、
おまけに、林道でず~っと土ぼこりを浴びて
ゴーグル以外の口のまわりにぐるりと
志村けんの「へんなおじさん」のような泥棒ひげが!

「どうして@BOSSはできてないんですか?」
「だって前を走っているからです。」
あ、そっか。(←バカ)
とてもアップで出す勇気はありませんが
記念に小さく載せておきます。

へんなおばさん

本日の走行距離152km。
北海道は1日でこの3倍は走るわけだ・・・。( ̄∀ ̄;)汗

投稿者:かまた  posted at : 21:37 | コメント (9)

  

2008年06月26日

怒りの@BOSS その2

気づいてみれば、北4の本エントリーまであと5日。
結局前回の練習から一度も乗る機会がなく
このままでは本当にやばいことになるぞと思いつつ
毎日、仕事、仕事でバタンギュー。

でも、焦っていたって、うまくなるわけでなし。

GSチャレンジで、オフロードもなんとか乗れるだろうと思って
ろくにGSで練習しないまま参加して玉砕。
結局2日目のコマ図ツーリングをあきらめた苦い経験があるのだし、
練習するには乗るしかないんだから、乗らなくちゃ。
でも、いつ乗るの?

・・・・・朝しかないですね、やっぱり。( ̄∀ ̄;)汗

よく@BOSSが言っていましたっけ。

「"バイク暦3年"とか"バイク暦5年"と言っても、
毎週末、『必ず』乗るなら、一年で52回乗ってることになるけど
冬は乗らない人も多いから、多く数えても30回。
でも、夏の間、毎朝乗れば、たった1ヶ月で30回、
毎週、毎週、一生懸命乗った人の一年と同じ経験が積める。
要は免許を持っている年月ではなくて、どれだけ乗ったかだよ」

そうだ、本エントリーまであと5回、当日まであと20回も
練習できるじゃあないですか。
ということで、さっそく本日より5時起床、久しぶりの朝練開始。

今朝も「ダートを“人並みに”走る」がテーマです。

練習コース
3kmくらいカーブが続くダート。これが練習コースです。

@BOSS
どうして私のCRMがあんなところにあるかというと、
これから@BOSSのCRMにタンデムして
どんなスピードで走り、どこでブレーキをかけて、
どんな風にアクセルをあけるか体験させてもらうためです。

ダートのタンデムはGSチャレンジでも経験しましたが
GSと違いCRMはタンデムシートでないどころか、
後部座席用のタンデムステップも外されているので
足を置く場所も無く、ニーグリップすることもできず、
GSチャレンジよりずっと遅いスピードでしたが
振り落とされないように、ずっと必死でした。

確かに、@BOSSの言うとおり、
直線は普通に40km/hくらいのスピードで走ると
砂利の影響をほとんど受けずに走ることができるんですね。へ〜。
ちょうど波をかき分けて進む、波乗りみたいです。
(やったことないけど。)

カーブの手前でしっかり減速をして
コーナーに入ったら、股下でバイクを倒してリーンアウト、
外の膝でバイクを倒し、内側の腿でバイクを支える。
アクセルはコーナーにあわせて調整しながら
ブリッ、ブリッ、ブリッ、ブリッ、とあけて回ります。

なるほど・・・・・。
今の感じで、さっそく私も挑戦。

かまた号
またまた、どうして私のCRMがあんなところにあるかというと、
@BOSSのリズミカルな走りに感化され
直線をちょっとがんばってアクセルを開け気味で走ったら
カーブ手前の減速が足りず、コーナーを曲がりきれなくて
ワダチから外れてしまったところで、パニックブレーキ → 転倒。
私のあまりのバカさ加減に怒った@BOSSが
これからお手本を見せてくれるのを見学するためです。(T_T)

私は@BOSSと違って「エキスペリエンス・ラン部門」なので
「スピードなんか決して必要では無いわけだし、
安全無事に、ダートをラクに楽しくやりすごせばいいのだから」
と、言われるのですが、それにしても今のままではヤバイです。
私に関わったバイクと他人様が。

実際、今朝の朝練も半分以上の時間を、「注意を受けること」と
「エンジンを一発でかけられないダメダメキック」に使ってしまい
「林道を乗り慣れる」為に来ていたのに、満足な練習にもならず
情けない気持ちのまま、会社に戻る時間となってしまいました。

帰り道のダート、私の走りを見かねた@BOSSが
「無駄に腕に力が入りすぎているからダメなんだ。
ほら、こうして左手を離して、片手のまま、着いて来い」という
ジェスチャーを前を走りながらするので
えええ~、この期に及んで、また無理難題を・・・と思いましたが
言われる通りに、左手を離して砂利道を走ってみると
さっきまで、あんなにフラフラしながら走っていた私が
両手で走るよりも、ずっとスムーズに走れたのには「ガーン」。

両足で「ニーグリップ」と「くるぶしグリップ」をしっかりして
お尻でもシートをしっかり捕らえて、下半身でバイクをホールドし
上体は力を抜いて「球」を抱くように軽くハンドルを握り、
でも頭はしっかり中心に据えて、視線は進行方向を見て。
そんな@BOSSのジェスチャー指導を真似て走ると、
見違えるように。(なった気がする。)

やっぱり、気持ちが怖がって、よほど上半身が堅くなっていたのでしょう。
ハンドルを握れない片手運転をした方がうまく走れるなんて・・・。( ̄∀ ̄;)汗

なかなか「これか!」ということがわからないダート。
本エントリーまで、あと朝は4回です。
なんとかもうちょっと、ダートと仲良くなりたいと思います。

つーことで、また、本日もジャケットが赤土まみれでした〜。(泣)

投稿者:かまた  posted at : 22:26 | コメント (4)

  

2008年06月23日

めざせ北4、特訓開始!

土曜も日曜も締め切りに追われ、
まだ慣れないオフロード用のブーツを履いて
CRM250に乗って@BOSSと練習に出たのは
すでに日曜日の午後4時を過ぎる頃。

「今日はジャリ道を走ってみるけど、
特別な速さで走ったりはしないから、
俺のペースに着いてこい!いいか!」

はい!・・・と言ってはみたものの
タイヤを取られる砂利のカーブが続く坂道に入ると
ハンドルを握る両腕がガチガチ。
うわわわわ~、こわ~!っと
ついアクセルを戻して減速し過ぎて、
フラフラと走った挙句にエンスト&転倒。

GSと違って、オフロードでも一人で起こすことはできますが
セルの無いCRM、キックがなかなかかからなかったり、
足が届かないバイクなので、計画的にいい体勢に停めないと
無駄な取り回しを行う羽目になって
体力をどんどん無駄に消耗していきます。

「時速10kmや20kmで走ってたら話にならないよ。
ジャリはスピードが遅すぎるとかえってふらついて危ないから
ちゃんとアクセルを開けて、バランスをとれ!
公道なんだから、自分の都合を周りに押し付けるんじゃない!
それができないんだったら、やめちまえ!」

1時間半走っただけで、完全に脱水症状。
ハンガーノック寸前で、休憩をとっても息が上がって
魚が水面に口を出してパクパクしているのと同じ状態です。

「その姿を他の人に見せたら助けてもらえると思っているのか。
そんな姿になる前に、自分で対処しないとダメなんだぞ!(怒)」

はあ、はあ、はあ、はあ。(←返事もできない)

「レギュレーションに書いてあっただろう。
1リットルの水を携帯するというのは、そういうことなんだよ!(怒)」

はあ、はあ、はあ、はあ。・・・・・・・AV女優か、私は。( ̄∀ ̄;)汗

脱水症状
立っているのが精一杯。
買ってもらったドリンクも吐き気で飲めない、憔悴しきった「かまた」。

ここだけ読むと、ものすごい特訓をしているようですが
まったく特別な練習をしているわけではありません。
ただ、ダートを「人並み」に走るための練習です。

@BOSSがいつにも増して厳しいのは理由があります。

私にとって、ラリーどころか競技参加自体、初めてですが
@BOSSが前にいない状態で走ることすら初めてなのです。
「出場者」として一人で状況を判断して、一人でコマ図で走る。
「今の私」にとって、それがどれほど難しいことか。

北4(北海道4DAYS)まであと、3週間。
どうしてこんな思いをしてまで出なくてはならないのか。
@BOSSが作ってくれたキッカケですが
いったい私は「何のため」に出るのか、改めて考えてみました。

パリダカを始め、数々の海外ラリーに多くの選手を輩出している
SSER主催の大会ですから、そんな目標を持つ真剣な選手はもちろん
実際にパリダカや、バハ1000、ISDEなどを経験している方たちも
大勢エントリーする大会でもあります。
人並みに走れることなんて、最低限の参加必須条件です。

レギュレーションにも、「参加資格」として
大会に耐え得る体力、精神力及び運転技術を有すると自認できる
ものであること
』と明記されています。

エキスペリエンス部門とは言え、
「かまた(=免許取りたて・超ビギナー)がエントリーしたということを
こうしてブログに公開してしまったことで
本来の大会のレベルや質をダウンさせてしまうのではないか。
そんな心配も正直あるのが本音です。

( ですので、これをお読みの皆さんにも
誤解だけはされないよう、切にお願いいたします。 )

本エントリー締切日は6月30日、
こうして特訓を受けたとしても
もし、このままでは、まだ大会に迷惑がかかると判断された場合は
本エントリーを見送ることも考えてなくてはなりません。

『競技の続行を技術的・体力的要因にて役員によって止められた者』は
『失格となる』とレギュレーションにあります。
リタイアした人は、競技から離れてもゴールまで走ることはできますが
失格者は参加の権利を完全に剥奪されます。

バイクの技術だけでなく、いろいろな意味においても
今の私に「北4」に出れる資質は、まだ無いかもしれません。
でも、チャレンジは諦めず練習を積んで、OKをもらい、出場をして
そして、失格させられずに完走したい。
志が低いと言われても、今の私に取っては、それこそが目標です。

いままで@BOSSにいつもお膳立てをしてもらい
マシンを準備をしてもらい、前を走ってもらい、
私はただ@BOSSの背中だけを追って走ってきました。

バイクに乗るとき、@BOSSは私にとって
困ったら、マシンも状況もなんとかしてくれる「ドラえもん」、
私は@BOSSなしではなにもできない「のび太くん」でした。

私にとっての「北海道4DAYS」への挑戦は、
そこからの卒業への第一歩です。

北海道で、エンジンがかからない、パンクした、
道に迷った、熊に出会ったなどなど、何が起こっても
全て自分で解決しなければならない、という事ですね。

自分の責任で、しかも大会参加者の他の人と調和しながら
競技のレギュレーション・コントロール下で走りきる。

「最低限の一人前になること」
それが、今回の私にとっての「目標」です。

【本日のおまけ】

昨年参加をされた方で、
この北4の克明な参戦レポートを綴ったブログをご紹介します。
このブログの「国内競技」の一連の「北4参戦記」をお読みいただくと
まるで自分も参加したかの如くリアルな追随体験ができます。

私など、これを読ませていただいて
冷や汗と脂汗がじっとりと滲んできました。( ̄∀ ̄;)汗

投稿者:かまた  posted at : 20:28 | コメント (7)

  

2008年06月20日

北海道4DAYS

今週はずっと爽やかないいお天気が続きました。
が、来る日も来る日も、締め切りに追われて
ストレスをため続ける一方の「かまた」です。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

「北海道に行きたいですか?」

一ヶ月ほど前のとある日、突然@BOSSに聞かれました。
そりゃあ、行きたくないわけはないですが。

「北海道をバイクで走りたいですか?」

走りたくないわけ、ないでしょう。
でも・・・・・なにかあるに違いない。((((( ̄∀ ̄;)汗

その「何か」はこれでした。↓
SSERの「HOKKAIDO(北海道)4DAYS 2008」。

ウトロと一緒に行くはずだった北海道。
その地で行われる4日間のクロスカントリーラリー。
ウトロを見送った後、何かに挑戦したかった私は、
@BOSSの言うまま、このラリーにプレ・エントリーをしました。

@BOSSは「ラリー部門」に参加ですが
私は、「エキスペリエンス・ラン部門」にエントリー。
コマ図のルートは同じですが、
タイムを競うSS(スペシャル・ステージ)のない、
文字通り「エキスペリエンス(経験)」のコースです。

その後送られてきたレギュレーションを読んで
「早まっただろうか・・・・」と冷や汗をたらしています。

毎日、林道を含んで400~500kmを4日間・・・・・・( ̄⊥ ̄lll)

今回はGSでなく、@BOSSのCRM250で参加する予定ですが
それだってまだロングツーリングをしたこともないし、
ラリー当日まで1ヶ月を切ったというのに
オフロードもきちんと走破したことはないし、
ロングブーツを履いてのリアブレーキの操作もままならないし。
こんなビギナーが参加していいんだろうか。
熊よけの鈴も装備に必要なんですね・・・。

大丈夫か、私!

まずはオフロードブーツに慣れることから練習しなくては、です。
なのに締め切りはまだまだ続く・・・・。
雨だろうと何だろうと、時間が出来たら乗らなくちゃ。

つーことで、結構あせりながら、仕事してます。(泣)

つづく。

投稿者:かまた  posted at : 22:53 | コメント (9)

  

2008年06月16日

トライアル初挑戦!

「今日はまず、ガソリンを作ってください。」

なんですか?
どこでそんなものを作ればいいのですか?
「混合ガソリン」というものを今日まで知らなかった私。
生まれて初めて、ガソリンとオイルを混ぜる作業を行いました。

トライアル車Beta用に作るガソリンの配分は
ガソリン80:オイル1が目安だそうです。

混合ガソリン
作ったガソリンを、不純物が入らないようにBetaに入れます。

Beta
Betaは競技用にサイドスタンドが外されているので
このようにスタンドに乗せておかなければなりません。

ちなみにこれは@BOSSのKTM用のスタンドですが、
KTM純正でありながら市販品の約半額!という事で
ほとんどの車両でこのオレンジ色のスタンドを使っています。

トランポへ
TLM50とともにトランポへ。GSと違って小さいからラクラクです。

天気のよい日曜の朝、のどかな田んぼ道を通り
ドナドナされて向かった先は「村松トライアル練習場」。
こんなところがこんなに近くにあったなんて。
ここはなんと、家から25分くらいです。

すでに、白バイ隊員の方が全国大会へ向けて
ヒルクライムや丸太越えなど
トライアルの練習をしていらっしゃいました。

まずは本日から初参加の私の入会手続きを行い
その後、@BOSSに紹介されながら、皆さんにご挨拶。

ここは有志の皆さんの手によって作られた手作りの練習場。
年会費、なんと3000円!です。
関係者の皆さんはご自分の練習時間の合間を見ながら
草刈機で雑草を刈ったりもされていらっしゃいます。
(ちなみに草刈機のガソリンは40:1だそうです。)

村松トライアル練習場

さっそくTLM50に乗ろうとしたら
「せっかくだから、そっちに乗っていいよ」と
@BOSSのBetaを貸してもらえることに。

Trapper(トラッパー)のつもりで乗ればいいから」

ホントっすか・・・?
でもこれ、250ですよね・・・。( ̄∀ ̄;)汗
まずは見よう見まねでゆるい坂を上ったり下りたりしてみましたが
わわわわ~、上半身がガチガチ。

数分しないうちに、汗はだらだら、腕もパンパンに。

村松トライアル練習場

丁度疲れもピークに達した時、休憩のお声掛けが。
この練習場は、全員でお昼休みをとります。

練習場の一角におかれたテーブルのまわりで
青空の下、持参したお弁当を食べる気持ちよさ!
ビールを飲んだらさぞかしおいしいことでしょう。
先輩の皆さんの楽しいお話をいろいろお聞きしました。

トライアルの世界もやはり女性は少ないのでしょう。
「がんばって、11月の大会に出てみますか?」
あははは、まさかご冗談を。

休憩後、「新潟県のトライアルの草分け」と紹介されたO橋さんが
基本であるスタンディングを教えてくださることに。

まず、石やくぼみを見つけてハンドルをフルロックして前輪を当てます。
フロントブレーキとリアブレーキをしっかりかけて
ステップ加重で立ってみると・・・・

あれ、ホントに立ってますね。
私はてっきり後ろで誰かが抑えてくれているものだと思っていました。
トライアル車はこのように前後のブレーキをしっかりロックして
車体をまっすぐにすると、その場で立つことができます。

トライアルは、できるだけ足を着かないという競技です。
このスタンディングが自由自在に出来ると、
走っている途中で、どこでも乗ったまま体を休めることもできるし
次のラインを読むために、停止するということもできるので
まずはこれが、いつでもできるようになることが大切だそうです。

初トライアル

午後の部。
午前中よりはだいぶガチガチは取れましたが
まだトライアル車に慣れることで精一杯。
ゆるい斜面をゆっくりとぐるぐる回っているだけで
すぐに汗が噴出してきます。

3時の休憩を取る頃には、もうバテバテ。
私は他の皆さんと違って、たいした動きは何も練習していないのですが
すでに立っているのが精一杯。

休憩後、あまりの私のバテ加減を見て@BOSSも
「最後にバイクに慣れる意味で、いろんな場所を自由に走ってくれば。」と
いつになく優しめの言葉をかけてくれたので
「よし!」と最後の力を振り絞ってBetaにまたがって走り出しました。

すると私の背後に先ほどのO橋さんが。

「じゃあ、ここで8の字をやってみますか。」

・・・・・・・・こ、ここ(斜面)でですか?Σ( ̄⊥ ̄lll)
思わずそう聞き返してしましました。
「だって、どっち回りもできないと困るでしょう?
半クラッチとリアブレーキを使ってくださいね。」

まさかこんなところに、もう一人鬼コーチがいようとは・・・(泣)

「腕とハンドルで、常に円を描いて
曲がりたい方向へハンドルを切ったら
外足のステップに重心をかける。
イコール内足の膝が中へ入る。こんな感じです。」

でも、こうして教えていただけるのは
本当にありがたいことです。

・・・・・そう自分に言い聞かせながら、8の字を恐る恐る開始。


草刈り部隊のI本さん。がんばって刈ってます。・・・すみません。

うわ~、比べると一目瞭然。へっぴり腰ですね~。
こうしてムービーに撮ってもらうと
ぜんぜん膝が伸びていないのがよくわかります。
まだまだステップに重心が乗っておらず
前傾になってハンドルに力が入ってしまっています。

もうちょっとかっこよく走っているムービーはないかと探しましたが
残念ながら、ありませんでした~。・゜・(ノД`)ヽ
でも、いいや。これが今の私。
このブログは「成長の記録」なのだから。

あれ?でも、そういえば坂道8の字って
私がずっとずっとできなくて乗り越えられなかった
坂道Uターンではないですか!
(もっと早く気づけという気もしますが・・・)
まだ下手だけど、一歩前進したかも。

午後4時30分、最後は気力も血糖値も切れてダウン。
疲れた~!こんなに体の隅々まで疲れたのは何年ぶりでしょう。
でもとても心地いい疲れです。

お昼休みに聞いたお話ですが、
トライアルとオンロードの上達は正比例する、ということなので
トライアルをしばらくしっかり練習した後に
他のバイクに乗ってみるのが楽しみです。

皆さん、今日一日ありがとうございました。

次週、O橋さんの講習は
ジャックナイフ&ヒルクライムだそうです。(たぶんウソ)

投稿者:かまた  posted at : 22:00 | コメント (0)

  

2008年06月13日

GSトロフィー平野さん

「かまたさん、富山の平野さんという方からお電話です。」

平野さん・・平野さん・・・あ!まさか!
「GSチャレンジでお会いした方だそうですよ。」

前回ご紹介したとおり、
インターナショナルGSトロフィー選考会で
見事チュニジア本戦行きが決定した3名のうちのお一人です。
このブログをご覧になって、
わざわざ会社にお電話くださったのだそうです。

スキルチャレンジ決勝を見て以来、
「うわ~!ビッグオフでもあんな風に走れるんだ~」と
すっかり平野さんの走りのファンになっていた私。
声を上ずらせながら電話口へ。

頂いたお電話でしたが、いろいろなお話をお聞きしました。
とても勇気付けられたので、皆さまにもおすそわけ。

2008-06-08-hirano.jpg
実はツーショットも撮ってあったのだ~!♪( ̄▽ ̄)V

「僕、バイク(HP2)には、年に2回、
GSチャレンジとお盆くらいしか乗らないんです。」

ええ~っ?!年にたったの2回??

「その代わり、3年前くらいから、
週に1回、仕事の前にトライアルをしてます。
(これも体のために始めたのだそうですが。)
バイクはね、車体をまっすぐにすることと半クラッチ
この2つがちゃんとできれば乗れます。

トライアルのマシンはスピードも出ないし
カウンターを当てたりするような派手さもないけど
バイクに一番大事なバランスを身に付けるのに
とてもいい練習だと思いますよ。

実際にツーリングに行くとわかるけど
僕の走りは他の人のようなパワーもないし、
決して速さはないんです。
でも、今回の(スキルチャレンジの)ようなコースは
HP2でなくても行けると思ってます。」

平野さんのスキルチャレンジでの走りを見て
「バイクはバランスの乗り物だ」と
常々、@BOSSから口を酸っぱく言われ続けて来たことを
改めて思い出しました。

ハンドルをねじ伏せるようなチカラ技は一切なし!
バイクに無理をさせないで、自分も無理をしないで、
マシンと自分の最もいい位置関係を常に保ちながら
すいすいと、本当に文字通りすいすいと
キャンバーやパイロンをこなしていった平野さん。

何より、体型的に私とあまり変わらない点で
心から尊敬。゚。( ̄▽ ̄)ポワーン

というわけで、勝手に師匠に決定~!
(え?@BOSS?@BOSSは「鬼コーチ」ですから。)

2008-06-08-hirano.jpg
@BOSSのBETAと私のTLM50、2台のトライアル車。

これまで、駐車場でだけ、プチ・トライアルをやってきましたが
せっかく練習用のトライアル車があるのだから
今度は私もTLM50をフィールドに持ち込んで
本格的に練習するぞー!

※勝手に師匠に決めたあげく、勝手にブログに載せているわけですが
 もしお話のニュアンスが違ったらそう言ってくださいね。

【本日のおまけ】

平野さんから、
「バイクは車体をまっすぐにすることと半クラッチの2つ」という
お話をお聞きしましたが、
結局、私がビギナーズパッケージでコケまくったのは
@BOSSからあれほど言われているにも関わらず
停止時にバイクをまっすぐに保っておらず、
また私自身がバイクの上でバランスを保とうとしていないから。

それが直らない限り、GSには乗っても意味が無い!ということで、
以前やった、片手アイドル発進&停止の練習開始。

停止時はリアブレーキと半クラッチの操作で、
バランスを崩さないよう、そぉ~っと止まり、
後は、足を出す前に、1秒以上その場でバランスを保って
完全に停止するよう言われましたが
未だに、完全停止前から予め左に傾けてしまい、
足を付いて止まろうとしているので
お天気はいいのに、駐車場には朝から@BOSSの雷が落ちてます。

「完全に静止するぞ!という気もないままやる練習なら
逆効果だからやめちまえーーーーーーー!!(怒)」

ああ、遥かなるGSへの道のりは、
こうしてどこまでもつづくのでありました~。(泣)

投稿者:かまた  posted at : 23:05 | コメント (2)

  

2008年06月09日

GSチャレンジ2008

今年は群馬の浅間山麓、嬬恋で行われたJAPAN GSチャレンジ2008。
前日深夜にメイン会場であるバラギキャンプ場に到着。
暗くてよくわかりませんが、すでにたくさんのバイクが到着して
テントサイトに並んでいるようです。

心配していた雨も降らず、到着の頃には高原の空は満天の星。
この日はバイクを降ろさずに、
バイクの間に寝袋を敷いて、小さくなって寝ました。

朝5時、バスのカーテンを開けてみると・・・・。

フラッグ
いい天気!青い空にたなびくBMWの白いフラッグ。

ゲート
GSチャレンジ2008のゲート下がにわかに賑やかに。

ぞくぞくとバイクも到着。青森ナンバーや四国、九州のナンバーも。
きっと一晩かけて走ってきたのでしょう。
朝7時、受付開始。
受付でコマ図や記念品のTシャツ、お弁当を受け取ります。

コマ図を貼る@BOSS
9時のブリーフィングまでコマ図を貼る@BOSS。

ブリーフィング
涼しい高原の空気の中、開会式と朝のブリーフィング。

一般クラスはブリーフィングの後、
準備ができた人からコマ図ツーリングに出発します。
タイムを競うわけではありませんので
のんびりと、景色を楽しみながらのツーリングです。

ただし、早く到着すると、その分その後に行われる
スキルチャレンジの下見時間ができますが。

ツーリング出発
壮観!300台近いBMWオフロードバイクがずらり。

私は今回「ビギナーズパッケージ」クラスに参加しました。
ビギナーズパッケージは、初日のツーリングには参加せず
会場を別にして、オフロード走行の講習を受けます。

ビギナーズとはいえ、バイクのビギナーズではなく
林道にまだ慣れていない、という人が対象です。
が。
GSにすらまだ慣れていない私。
すみません、チャレンジさせていただきます。

かまた
我ながら嬉しそうですね。ゴーグルの下の目が笑っています。
いざ!ビギナーズパッケージへ。

山田純さん
教えてくださるのは、BMW公認インストラクター山田純さんです。

内容はスタンディングフォームの確認後、
泥道でのパイロンスラローム、
ABSを解除しての制動練習、
そして最後に、ふかふかしたオフロードを
実際に走ってみるというメニューです。

・・・・・・・・20回くらい転倒しました。(泣)

・・・と言っても、私ができないのは、ひとつの練習が終わった後に
ゆっくりと移動して次の人の後ろについて並ぶこと。

しかも、オンロードでの引き起こしはできても
オフの引き起こしって本当に難しいんですね。
私が転倒するとすぐにスタッフの方や一緒に参加された方たちが
引き起こしを手伝ってくださいましたが
よけいな時間をとってしまって、みなさん、本当にすみませんでした。

それにしても、山田純さんが優しいんです。(T_T)
うまくできると、「よし!」と遠くから「GoodJob」サインを出してくれ、
できなくても「がんばれ!」と笑顔で応援してくださって
@BOSSから教わるのと違って
あなたのためならもう一度!」と思ってしまいます。
(@BOSSの時は「チキショー!見てろよ!」と思いながらやるもので。)

後でその事を@BOSSに言うと、
「いずれにしても、あんたのモチベーションが上がるのだから、
指導者としては、山田さんも私も正解。」とサラリと返されました。( ̄∀ ̄;)

約2時間にわたるビギナーズパッケージの講習会、
私が一人で全体の足を引っ張ってしまった感がありますが
短い時間ながら、とても勉強になりました。

ビギナーズパッケージ
ABSを切っての制動練習。
これもフロントを強く握りすぎて転倒したっけなあ。

ビギナーズパッケージの練習会場は、
コマ図ツーリングのゴールと同じ、浅間火山レース跡地でしたので
ツーリングが終わって着いた@BOSSと合流。

「スクールはどうだった?」と聞かれ、
転倒しまくった話をした後に
「ミチハルさんという方に、引き起こしから取り回しから
ものすご~くお世話になりました。」と報告したら
「・・・・・・お前、それは松本さんではないか???」
「さあ?でも"ミチハルさん"と呼ばれていましたよ。
あ、ほら、あの人です。」
と、私が指した方向を見て、@BOSSが目を丸くしました。

ビギナーズパッケージ最劣等生のかまたに
ほとんどマンツーマンのようについてくださったその方は
オフロードマシンに乗っていて知らないのは私だけ、という
モータージャーナリストの松本充冶さんだったのだそうです。

ひょえ~~~~!重ね重ね、すみませんでした~~~!
私、ゴーグルの仕方まで教えてもらいました~!

そして、@BOSSといる前で、
「あ、これ僕が向こうへ運んでおきますから!」と笑顔で
私のバイクをわざわざ本部テントまで移動してくださった方に
「すみません、ありがとうございます!」とお礼を言う私を見て、
「・・・・・・・・・お前は、よしともさんにも
バイクの移動なんかしてもらっていたのか!
あの人は国際A級ライダーの吉友さんだよ!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・( ̄∀ ̄;)汗

ことの顛末を@BOSSが原サイクルさんに言うと、原さんも
「知らなかったから、かえって緊張しなくてよかったんじゃないでしょうか」
(言い換えると「知らないって恐ろしい・・・・」ってことですね。)

というわけで、後でお二人を本部テント前で見つけ
改めてお礼を申し上げて、非礼をお詫びしました。
そこですかさず記念撮影。

松本充冶さんとよしともさん
よしともさん(左)と松本充冶さん(中央)と知識もビギナーかまた

午後はスキルチャレンジの予選が行われました。
参加は希望制で受付に申し込むだけ。
トライアルの5つのステージを減点方式でクリアしていきます。
@BOSSも15年ぶりにこうした競技に参加しましたが
ステージ1でまさかの凡ミス・・・・・・( ̄∀ ̄;)オイオイ・・・

そして、今回のイベントの大きな目玉、
「インターナショナルGSトロフィー選考会」。
日本・ドイツ・フランス・スペイン・イタリアの5か国が参加する
チュニジアでの本戦に参加する代表選手選考会で
上位3名が、本戦に招待されます。

三橋淳選手の設定した過酷なコースを
主催者が用意したR1200GS Adventureで攻略していきます。

GSトロフィー会場
チュニジア本戦をかけて戦うGSトロフィー会場。ここをアドベで・・・

腕に自身のあるライダーのエントリーを募ったところ
主催者側の予想をはるかに上回った応募があり
急遽、予選(事前審査)が開催されることに。

アドベを10秒以内に引き起こして自立させられなかったら
その時点で参加資格を失います。
さて@BOSSは・・・・・・。


ゼッケンホルダーにウトロの絵を入れて参加した@BOSS。
この時点でレコード更新!最高タイムに!
(しかしこの後、なんと2秒台で起こす強者が現れ2位に・・・・)

この会場を見た上で、自分はいけると思って参加している人たちなので
きっと、モトクロッサーのような軽いバイクなら
もっと楽々とクリアしていくのでしょう。
しかし、超重量級のアドベの前では・・・・・・・。

@BOSSも挑戦しましたが、残念ながらクリアできず。
約40名のエントリーの中で、あと5~6名を残して完走はたった一人です。


そんな中、われらが原豪志選手!チュニジア行き決定!
(後半戦のムービーが撮れなくてすみません。)
おめでとうございます。

こうして1日目のイベントは終了。
会場をキャンプ地に戻して、夕食&ステージイベントへと移ります。

夜は原さんのご紹介で、草加市の市長さんと同席に。
木下市長は選挙に出馬する前に
パリ・ダカールラリーを完走されている方です。

木下草加市長
@BOSSと、現草加市長、木下さん。

「市議・市長になる前はプー太郎でした」とおっしゃる木下さん。
とにかく「パリダカに出る」ということだけを決めていて
それを叶えるための生活をされていたのだそうです。

「出たい」と「出る」の決定的な差を実感できる
貴重なお話をたくさん伺いました。

ステージでは、生演奏、トークショー、
スキルチャレンジ決勝進出者の発表等が行われていましたが
かなり気温も下がってきたので、10時過ぎ、トランポに戻りました。
10時30分就寝。

GSチャレンジ2日目。

朝7~9時メイン会場で朝食。
7時30分頃に行ったら、すでにご飯と漬物しかありませんでした。
やはりバイキングとはいえ、7時にくるべきだった・・・
仕方なく、漬物丼を作って食べました。(泣)

ケータリングテント
バイキングといいながら、ほぼ早い者勝ちだった朝食。

2日目の今日はビギナーズパッケージの参加者も
コマ図ツーリングに参加の予定なのですが
昨日のオフロード講習会、ダートであれだけ転倒し、
自分でマシンを起こせなかったことを考えると
今日ツーリングのダートコースで万一転倒して
他の方の時間をとってしまったり
流れを止めてしまったりしては
せっかくの楽しいイベントに水をさしてしまうので
参加をするかどうか@BOSSに相談しました。

私のマシンに徹夜でマップホルダーをつけてくれた@BOSS。
@BOSSのためにも何とか
ツーリングに一人で参加しようかとも思いましたが
@BOSSも昨日のオフロード講習会での話を聞いて
やはり時期尚早と判断して、タンデムで参加することに。

ツーリング中のダートで@BOSSは私を後ろに乗せたまま
ファラオラリーに出場した山原真治さんや松本典久さんとともに
お構いなしに、ガンガン飛ばして行くので
私は振り落とされないように、必死にニーグリップしていました。
本当はスタンディンもすればもっと安定するのでしょうが
ずっと座ったまま、皆さんと同じペースで走っていくのには驚きました。
あとでその事を言うと
「あんたが後ろでしっかりニーグリップをして
バイクと一体になってさえくれていれば、
後ろに重いタンクを付けてるのと一緒だから」
と、全く気にも留めていない様子。
私は@BOSSにとったらただのデイパック、
「タンデム」と思っていたのは私だけのようです。

午後はツーリングゴールでもある浅間レース会場跡地に場所を移して
スキルチャレンジの決勝です。

スキルチャレンジ決勝は、マシンのクラス別に競われます。

KTM松本さん
アザーズクラス。KTMで参加した勇者、松本典久さん。
一昨年のファラオラリーもこのマシンで完走されています。
そして昨年は「690ラリー」というマシンでファラオを完走し
パリダカにもエントリーをされていましたが大会が中止となり・・・。
現在は、次のチャンスに向けて準備中です。

さすが決勝に残った方たちはどの方もうまいのは当然ですが
その中でHP2クラスの平野さん!
身長は私くらいしかないらしいのですが
まるで孫悟空が觔斗雲(きんとうん)に乗って
空中を自由自在に飛び回っているような走りでした。
すごかった~!

G450X
三橋淳選手による、G450Xデモンストレーション・ライド。

この方はもはや別次元です。
バイクが、まるで、いななく暴れ馬のようでした。

三橋選手のすばらしいデモが終わると、
全員でメイン会場へ移動。
閉会式が行われましたが
遠い方たちは流れ解散で出発されていきました。

私たちもトランポの準備をしていましたが
そこへ、スキルチャレンジを総なめした九州勢と
チュニジアに選ばれた富山の平野さんが。

平野さんは並んでみると、私と身長がほとんどかわりません。
どうしたらあのようにバイクを操れるのでしょう。

「僕は足が届かないから、足を着かないんです。
というか、足が着けない。
だからとにかく乗り続けるんです。
降りなくてはいけない時は、シートにかけた太ももで
バイクをガッと支えてやるしかない。
だから太ももの下にタコができるくらい。」

聞くとトライアルもされているそうです。
バランスがいいのはそのためもあるのでしょうか。
私も練習用にトライアル車が用意されているのだから
もっと練習をしなければ!!
あ~、ビデオを撮らなかったのが悔やまれる~!

でも、本当にすばらしい走りを見せていただきました。

九州勢と平野さん
スキルチャレンジを総なめした九州勢の皆さんと
チュニジア選抜に選ばれた平野さん。
この方たちのように走れるようになりたいものです。

こうして、2日間のGSチャレンジは幕を下ろし
私たちも嬬恋を後にしました。

この2日間で、いろいろな方に出会って
いろいろなお話を聞かせていただきました。
バイクに乗り始めた頃から
またひとつ世界が広がった気がします。

また、この会場では
私は女性でGSに乗ろうとしているというだけで
もの珍しさに声をかけて頂くことがよくありましたが
来年は普通に乗りこなせるようになって
参加したいものです。

もうすでに「ガードのガード」もボロボロですが(^_^;)
オンもオフも普通に乗りこなせるように
半年は雪で乗れない新潟だからこそ
今のうちにどんどん乗って行こうと思います。

GSチャレンジで出会った皆さま、
いろいろとありがとうございました。
とても刺激を受けた2日間でした。

来年はスキルチャレンジに出るぞ!(ホントか!?)←本当です。

投稿者:かまた  posted at : 21:00 | コメント (20)

  

2008年06月06日

徹夜明け

今朝、私が出勤すると・・・・・・・・。

完徹で、@BOSSが自分の100GSだけでなく
私の1200GSの準備をしてくれていました。(泣)

徹夜明けの@BOSS
シート下の電源ソケットからヒューズをつけている@BOSS。

立ちバンド
立ちバンドも、まるで製品のようにグレードアップしました!

今回も酒○鉄工所さんがU字のパイプを溶接してくれて
足に当たっても安全な形になりました。
元は水道管用の立ちバンドなので、もちろん取り外しも可能です。

サイクルメーター
@BOSSの100GSには、トリップメーターとして
懐かしいサイクルメーターが取り付けられていました。
アフリカツインで使っていたマップホルダーも!

積み込み
それぞれのGSをバスに積みます。

出発
こうして2台のGSは、トランポのバスに収納。

一睡もしないまま(私は十分寝ましたが ^ ^;)
かなり怪しい空模様の下、これから群馬へ向かいます。
いえ、ツーリングではありません。

そう、BMWの祭典、JAPAN GSチャレンジ2008に参加してきます!

なにっ!@BOSSはともかく
あんた、たった1~2回乗ったばかりで行くんかい!?
と思う方もいらっしゃるでしょう。
私もそう思います。(笑)
が、「GSチャレンジ」の名の通り、
ベテランであっても、ビギナーであっても、
その人のレベルにとってのチャレンジであれば
参加してもOK!ということなので
私なりにチャレンジしてきます。

@BOSSは普通のクラスですが、
私は「ビギナーズパッケージ」といって
初日はオフロードのレクチャーを受けて
翌日は他の方とコマ図ツーリングに参加するクラスです。

では、楽しんできま~す!
帰ってからまたご報告しますね。

GSチャレンジに参加される皆さん、
それでは現地でお会いしましょう!

投稿者:かまた  posted at : 17:49 | コメント (6)

  

2008年06月04日

怒りの@BOSS

朝、@BOSSと待ち合わせた新たな練習場。
@BOSSを待って、ひとり「ぐるぐる(定常円旋回)」をやっている
豆粒のような私が見えますでしょうか。

ぐるぐる

それというのも、昨日の朝練のこと。

「オフロードは様々な路面変化に備えて
すぐに態勢を整えて対応できるように
リーンアウトでコーナーを曲がれるようにならないと。」

ということで、CRM50で「リーンアウト」なるものを
練習することになったのですが・・・。

「リーンアウトと言っても、頭は常に中心。
体を外に逃がすのじゃなく、バイクを倒してやることで
結果、体がバイクの外側になるんだけど
いいか!あくまでも体はそのまま、
バイクを股下で倒してやるんだからね。」

まずは基本姿勢を教わりました。

体はまっすぐ立てたまま、股下でバイクを倒します。
すると、必然的にシートの外側に座る形になります。
でも大切なのは、外足のステップに荷重すること。
あとは両方の腿でしっかりとタンクをはさみます。
腕は肘が下がらないように、自然な形で
アクセルコントロールをジャマしないように
ハンドルを軽く支えるだけ。

基本は、昨年サルのように回った「ぐるぐる」とまったく同じだそうです。

基本姿勢
懐かしいブカブカのMSRのウエア。
去年の練習を思い出しますね。
(誰ですか?思い出し笑いをしている人は。)

という話をきいて、やってはみるものの、
これが見事にボロボロ・・・・・。
まず、サッとバイクを股下で倒せない。
わざわざ自分が外側に座りなおす。
アクセルが一定に開けられなくて、車体もフラフラ。
去年のあのぐるぐるはどうしたんだ!かまた!

だんだん@BOSSの顔色が変わってくるのが
目を合わせなくても空気でわかります・・・・・・。
だって、これですよ、これ。(あとで自分で見ても下手さに愕然。)

「なんで座りなおすんだ!バイクを倒せばいいんだろうが!」

「体が外に逃げてる!頭の位置は真ん中だ!
バイクを倒せ、バイクを!」

「肘!肘!肘が下がってる!目線も違ーう!
ぐるぐると同じなのに、何回言えばわかるんだ、このバカ!!」

「そんな練習なら乗らない方がましだ!貸せ!」

そう言って@BOSSは、私からCRM50を奪うと
赤い土煙を立てながら、おもむろに走り出しました。
これが@BOSSの怒りのお手本ムービーです。(YouTube)

ヘルメットもグローブもつけないまま乗るなんて
@BOSSの怒りがこのムービーから
十分伝わりますでしょうか・・・・・・。

そして、今朝の「一人ぐるぐる」につながるわけです。

リーンアウトの練習2日目。
昨日の@BOSSのムービーを思い出しながら
とにかくリーンウィズではなく、
股下でバイクをすばやく倒す練習です。

@BOSS曰く、「最初はスピードはいらないから
どこで曲がるか、きっかけのパイロンを立てて
そこでしっかりとバイクを足の下で倒すこと。
そして、アクセルを開けながら、できるだけ小さく回ること
まずはその練習からだ」

・・・・・・・・昨日よりはましでしょうか。
でも@BOSSのお手本と比べれば雲泥の差。
内側になる肘もヘンな風に下がっているし
自分が思うより、バイクも全然倒せていません。

ああ・・・・・・@BOSSみたいに走りたい。

走っている人も、見ている人も、バイクも
みんなが気持ちのいい走りができるようになりたい!

でもその前に、オフできちんと危険が回避できるように
リーンアウトができるようにならなくては。
CRM50でできるようになれば
おそらくGSでもできるのだと思います。

イメージトレーニングという話はよく聞きますが、
「脳は、実体験と想像上の体験の違いはわからない」
(アンソニー・ロビンズ)らしいので
@BOSSのあのリーンアウトのお手本ムービーを
何回も何回も見て、あの走りのイメージを
私の実体験として脳に送り込めば・・・と目論んでいます。( ̄ー ̄+キラーン

【本日のおまけ】

今朝は@BOSSもR100GSを用意しました。

実は、このR100GSでオフを体験するのは初めてなのだそう。
赤土の上で、いったいどれくらい滑らせても大丈夫か
テスト走行をしてみるのだそうです。

おお~、力がありますね~。
GSはアフリカツインやCRMと違ってフラットツインで
エンジンが足元に横に飛び出しているので
通常オフで言われるような、コーナーで足を出すことが難しいようです。

それにしてもこんなこと、
私もGSでできるようになるもんじゃろか・・・・。

投稿者:かまた  posted at : 23:15 | コメント (6)

  

2008年06月02日

さて、問題です

GS

このGS、明らかに前回とは変わったところが
少なくとも4カ所はあります。
さて、それはどこでしょう?

【その1】
オフロード用のブロックタイヤに履き替えました。
これで(技術を除けば)、オフロードも大丈夫!
その代わり、ローダウンした分は
差し引き2〜3cmくらい逆戻りに。(泣)

ブロックタイヤ
おニューのブロックタイヤ。ゴツゴツです。

【その2】
ハンドルが、ノーマルよりももっと手前に来るように
キットを使って@BOSSが高さ調整をしてくれました。
おかげで、乗ってしまえばハンドルが遠い感じはしなくなりました。

ハンドル調整キット
3cmくらい高くなって、3cmくらい手前にきたハンドル。

【その3】
コマ図ツーリングができるように
マップホルダーを取り付けるステーが取り付けられました。
マップホルダーはまだ仮止めです。
ただし、これが付いたからと言って、
迷わずにコマ図が読めるかは別ですが。

マップホルダー
コマ図をみながら距離を計算・・・・引き算苦手なんです、私。

@BOSS
仕事の後にまた仕事・・・・すみまへん。( ̄∀ ̄;)汗

そして、【その4】
左右のウィンカーをそれぞれ割ってしまいました。
現在はタイラップでレンズカバーを止めています。(泣)

左ウィンカー

そんなご報告を原サイクルさんにしたところ、
650GSシリーズのウィンカーはステーがゴムなので
転倒時のダメージが少ない、と教えていただき
この際、650用に取り替えることにしました。

どちらのウィンカーも発進時、または停止時の操作が原因。
私のリアブレーキと半クラッチの操作がいいかげんなので
坂道発進時やUターン時に失速してしまう、という
自業自得が招いた結果なのですが
見るに見かねた@BOSSから、
とにかくリアブレーキで車体をコントロールしろ!と
超低速、アイドリングとリアブレーキだけで
走ってみるようにいわれました。

高速で走れば車体は安定しますが
低速でも安定させるように、
止まりそうになるくらいのスピードで
とにかく車体を垂直に保ちながら走ります。(YouTube)

なんとかこなしてはいるものの
顔を見ると、けっして余裕でもありません。( ̄∀ ̄;)汗

「ニーグリップがしっかりできていないし、肘がさがっている。
だから上半身がフラフラするんだよ。」
はいっ!気をつけます。

続いて、パイロンを2.4m幅に4×4の計16本を置き、
できるだけバイクを傾けないで、ハンドルだけで
2本ごとに、ハンドルでコーナーを曲がる練習です。

CBだとフルロックで我慢をしないと曲がれないのですが
妙な恐怖心を持たずにバイクを信じて
リアブレーキで車体を立てながら回転していけば
GSは、CBよりもくるりとハンドルが切れてくれます。

だめかも、だめかも、うわ~と思ったときに
フロントブレーキをかけたり
クラッチを切りすぎたりして失速すると
やばい!と後からアクセルをあけても間に合わず
取り返しがつかないことに・・・・。

GSで練習する前に、しばらく同じことをCBで練習したのですが
連続して2本ずつクリアするのは正直できませんでした。
が!GSだとなんとかクリアできます。
(ときどき3本越えてズルをして、@BOSSに叱られましたが。)

あまりアイドリング走行で練習をしていたら
油温計がだんだんレッドゾーンに・・・・・。
ここで練習終了。
熱くなったクラッチにさわりながら、@BOSSから
「バイクだって生き物と同じ。
自分勝手ではなくて、もっとバイクの声を聞いて
対話しながら走るように」と言われました。
反省・・・。

まだまだ、おっかなびっくりの部分はありますが
少しずつ、少しずつGSと仲良くなって
いつかは深い信頼関係に結ばれた仲になれたらと思います。

では、また明日!

え?明日はCRM50で練習??なぜ!?

(つづく)

投稿者:かまた  posted at : 22:28 | コメント (3)