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2009年07月31日

白馬へGO!

今週末は「白馬バイカーミーティング」です。

昨年は鎖骨骨折中だったので、
@BOSSの100GSにタンデムで乗せていってもらいましたが、
皆さんが「もうどこかへドナドナされてしまったんじゃないか」と
心配されているマシンR1200GSで、今年はいよいよ
原サイクルさんのコマ図ツーリングにも参加できる!と
勢い込んで準備をしていたら・・・・・・。

長い間他のバイクにばかり乗っていたせいか
GSがへそを曲げて、エンジンがかかりません。
どうも燃料系のトラブルのようです。

1200GS
はあああ~・・・と一気に落ち込みつつトランポにGSを積むかまた。
(積んだのは@BOSSですが。私は押しただけ。^^;)

白馬では河名シートさんのブースで
このマシンも展示車両にして頂く予定でしたが
明日は残念ながら長野の白馬ではなく、
先ずは埼玉の原サイクルさんまで「診察ドナドナ」されることになりました。

その場で直るものであれば、
その後1200GSもトランポに乗せて白馬へ向かいますが、
ダメならそのまま原さんに入院です。(泣)

でも、もし直して持っていけたら、河名シートさんのブースで
この「オードリースペシャルバージョン・プレステージシート」を
直接ご覧いただけます。

ところで、河名シートさんのブースでは、こんなイベントが開催されます。
こっぱずかしいけれど、私もちょっとだけ参加させて頂く予定です。

白馬にお越しの皆さま、お天気はかなりイマイチのようですが、
ぜひジャンケン大会に参加してください。

拙いジャンケン(?)ではありますが、お待ちしています。^^

投稿者:かまた  posted at : 23:40 | コメント (9)

  

2009年07月30日

チーム猛牛娘。

北海道4DAYSは雨が多かったから、
今回のお盆ツーリングはてるてる坊主を連れて行こうと思う。」

と@BOSSが言い出しました。

えーと、それは
「スーパー晴れ女」ヨーダ婆を連れて行く、ということですかね?
ということは、@BOSSがヨーダ婆をタンデムするわけですね?
でも、100GSのタンデムは、私も乗せてもらったことがあるけれど
慣れていないと、シートから滑り落ちやすいですよ。

「だからアンタの1200GSでヨーダ婆を乗せようと思って。
タンデムシートで一段高いから、後ろに乗っても景色はいいし、
リアパニアもつければ椅子みたいになるし。」

その場合、当然@BOSSが運転するわけですよね。
じゃあ私はCRMに乗ればいいのでしょうか・・・

「俺の100GSに乗ればいーじゃん」


なぬ?Σ( ̄⊥ ̄lll)


100GSのつぶやき
「なぬ?はこっちのセリフだよ・・・」


つづく。

【おまけ】

先日迎えに行って来たBeta125で朝練を再開。

@BOSS鬼教官はいないので、
カメラを塀の上にセットして早速フロントアップの練習を・・・

125で初まくれ。
そういえばアクセルストッパーが付いていないことを
すっかり忘れていました。(笑)

こっちも、つづく。

投稿者:かまた  posted at : 23:00 | コメント (18)

  

2009年07月28日

北4後日談

昨日、業務の終わった事務所で
@BOSSが私のデスクにやって来て一言、

「テンちゃん、亡くなっちゃったんだって・・・・・。」

#195さん
昨年の北4にて#195さんと。

昨年の北4に参加されたダー様と#195さんの愛犬「テンちゃん」が
先日ひっそりと眠るように逝ったということを
#195さんのブログで知りました。
享年14歳と9ヶ月。

テンちゃんのご冥福をお祈りしながら、バニウトロのことを思いました。

ちょうど昨年のゴールデンウィーク、虹の橋を渡ったバニウトロ。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
「バニウトロ」(本名は「ウトロ」)は去年死んだ愛犬です。
実は、去年の北4は、バニウトロの死がきっかけで参加をしたのでした。

バニウトロの最期を看取って、それまで「のほほん」と生きてきた私も
バニウトロの命を燃やす頑張りに、初めて限りのある人生を考えさせられ、
私もいつか終わりの来る人生の残された時間を
大げさではありますが、きちんと燃焼させて悔いなく生きたいと思い、
@BOSSの勧めもあり「北海道4DAYSラリー」に
免許を取って半年、無謀とも思われるエントリーをしたのでした。

けれどご存知の通り、感動のフィナーレを迎える以前に、
3日目のテイネ山のチェックポイントで立ちゴケ&鎖骨骨折でリタイア。(泣)
その情けなさと悔しさから、いつしか「リベンジ完走」が
次の北4出場へのモチベーションとなっていました。

そして今年。

この1年間、この北4に照準を合わせた練習を積み
昨年の「エキスペリエンス」からクラスを上げ、ラリー部門で出場。
昨年よりはマシになったとは言え、それも去年の「私と」比較してのこと。
先日のレポートでご報告したとおり、
素晴らしいライダーの皆さんに混じって、お粗末な走りをご披露しながら
数々のペナルティーをもらいまくりの最下位ではありましたが
なんとか無事完走、目標だったゴールを迎えることが出来ました。

そんな北4の終了後、
「あなたに会いまショー~北4編~」でご紹介したyasupaさんのブログ
今回の北4のお礼をコメントで入れたところ、

「トラブルや怪我はあったと思いますが、
きっとバニウトロが助けてくれたんだと自分は思いますよ。」

というお返事をいただきました。

不覚にもちょっと泣いてしまいました。

yasupaさんと
yasupa忍人さんと、yasupaさんから頂いた十勝キャラメルと。

yasupaさんとは、昨年の北4で知り合いましたが
実際にお会いしたのは今回が初めてです。

昨年の当麻SSでオフィシャルをされていて、
そのとき撮った写真に私が写ったものがあったので、

「この身長でCRM?と思ってましたが、
エンジンをかけて、Uターンする姿をみて、
やる気と根性があれば何でもできるんだなと思いました。」

というブログへのコメントと一緒に
CRMの写真をメールで送ってくださったのが始まり。

その後、yasupaさんの飼っていた
コザクラインコが亡くなった話をyasupaさんのブログで読み、
ちょうどバニウトロのことと重なったのもあって私がコメントを入れたり。

この一年間でコメント自体は、ほんの数えるほど
お互いのブログで何度か書いただけですが、
でも、私が北4に向けての練習に励んでいたこの365日間、
いつもバックグラウンドを理解しながら、
短いけれど暖かい言葉で励まし続けていただきました。

今回の北4では、オフィシャルをされながら写真を撮影し、
チーム猛牛、北海道勢と一緒に、ありがたいことに
チーム新潟の写真もたくさん撮ってくださったそうなので、
そこから何枚かセレクトしてみます。

車検
車検を受けるかまた
(まだ今年のステッカーを貼る前なので、去年の#61のままです。)

マップ貼り
マップを貼る

SS1
かまた、SS1アウト

@BOSS
@BOSS

当麻SSかまた
かまた(当麻SSにて)

当麻SS@BOSS
@BOSS(当麻SSにて)

ドシャ降りのSS7
ドシャ降りのSS7

菅原さんと
菅原さんと

yasupaさんとは今回初めてお会いしたわけですが、
コメントにくださる文章そのままのお人柄で
撮ってくださる写真も、暖かさを感じます。

yasupaさんが撮られた「北海道4DAYS」の写真は
こちらのフォト蔵に公開されています。

●DAY-0 16日
●DAY-1 17日(1)  17日(2)
●DAY-2 18日
●DAY-3 19日
●DAY-4 20日(1) 20日(2)


yasupaさん、たくさんのシーンを切り取っていただいて
本当にありがとうございました。

私も@BOSSも、北4に参加するのは今回で2回目ですが、
思い出を共有し、北の大地で私たちを待っていてくれる方たちがいる、
それだけで、「北海道4DAYS」には特別な思いが生まれます。

ラリーがきっかけで生まれる不思議な縁。

これからも大切にしていきたいと思います。

投稿者:かまた  posted at : 22:32 | コメント (18)

  

2009年07月27日

真壁へお迎え

北4から帰ってきたこの週末は、
一年ぶりにバイクに乗らない休養日に。
その骨休みもかねて、
トライアルアカデミーの先輩から譲っていただいた
真壁でまっているBeta125のお迎えに。

途中で通った村松パークにて。
他の人たちは草刈で山に入っていたのか、
トライアルのライバル、あかりちゃんが
私たちを見つけて駆け寄ってきてくれました。
ひさしぶり!少し背が伸びた?

あかりちゃんと
私のうでのあざを見つけて
「うわ~~っ!何?何?」と興味津々。

あかりちゃん
「ねえねえ、今度いつ来るの?来週?いつ?」
答えないと出発させてくれません。^^;

でも、あかりちゃんに適当なことは言えないので
「ちゃんと予定が立ったら来るね」と言ってお別れ。
別れ際にあかりちゃんは、大きく伸びたわらびを2本摘んで
「はい、これプレゼント」と渡してくれました。

そのまま高速に乗り、阿武隈SAにて。
SAにて

今回は「スーパー晴れ女」ヨーダ婆を連れてきたので、
雨の予報もなんのその、朝からものすごい天気となりました。

高速のSAでコーヒーを買っていると
あーーーーっ!すばるファミリーだ!
なんてタイミング!私のモトクロスのライバル、「開けろ!!すばる君」登場。

すばるくん
私たちを見て、「えー?しどきに行かないの?」
ごめん、ごめん、今日はバイクを持ってきていないのだ。
「一緒に行こうよー!」

思いがけず、ライバルあかりちゃんとすばる君に会えて
とても嬉しい一日の始まりとなりました。
あかりちゃん(小4)、すばる君(小3)、
どちらも完全に私と同じ目線です。^^;

真壁
午前10時30分、真壁到着。
岩盤に照り返す太陽で、立っているだけで汗が滴り落ちてきます。

すでに先輩が待っていてくれました。

「実は前回のアカデミーで、かまたさんが乗るということだったから
その前から真壁入りしていた校長(成田匠さん)が
あちこちきれいに整備してくれていたんですよ。」

ドッヒャー━━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━━!!!

前回のアカデミーは、結局、定義でのケガで
北4のために大事をとってお休みしてしまったため、
このマシンに乗ることはなかったのですが、
校長先生、すみませんでしたーーーーーーー!!!(泣)

車両
たしかに、あちこち黒く塗って、きれいにしてあります。

成田さんの整備してくださったマシンだなんて
乗るのがもったいなくて飾っておきたいくらいですが、
そういうわけにもいきませんから^^;
クラッチやブレーキの位置や状態を覚えているように
あとでしるしをつけておかなくては。

部品
コンペ仕様となっているために取り外した部品と
Betaの整備マニュアルもいただきました。

「ラリーに出てきたんですってね。
実は私も数年前はラリーをやってたんですよ。
念願だったオーストラリアンサファリにも出場して
その目標を達成したら、なんだか気が抜けて・・・。
でも初めて見た世界戦で、ランプキン選手の走りに感動して
次の目標はこれだ!って、トライアルを始めたの。」

すごい!ぜんぜん知りませんでした。
今度ゆっくりお話を聞かせてください。

Beta125
こうして「うちの子」になったBeta125 Rev-3。

ということで、一時中断となっていた「どこでもフロントアップ」、
ようやく朝練再開です。^^

投稿者:かまた  posted at : 20:40 | コメント (5)

  

2009年07月23日

北海道4DAYS 2009

ただいま!

ご心配をおかけしましたが、無事北海道から帰ってきました。
いろんな意味で、夢のようだった4DAYS、
今年のレポートは去年よりもっともっと長いです。
お茶でも用意して、休みながら読んでください。

*******************

7月15~16日 DAY-0

昨年の情けない鎖骨骨折リタイアから丸一年。
今度こそは完走を!と昨年のリベンジをかけて
7月15日朝、北海道へと向かいました。

結局@BOSSは、多少の仮眠は取ったようですが
今年も2晩続けてマシン作りで徹夜をし、
タイヤ交換を残して、KTMの準備を終えました。
昨年のような出港時刻までのタイムトライアルはないものの
バスの積み込みを終えて、朝会社で待っていた@BOSSは
やはり相当やつれていました。

新日本海フェリーターミナル
午前9時30分、新潟港フェリーターミナル到着。
去年は出港7分前到着でしたが、今年は余裕で間に合いました。

搭乗手続き
予約済みですが、乗船申込書に必要事項を記入。

たまふ号
えっ?三輪車??予備タイヤを腰に回して登場のDRZ。
ブログ上では旧知のたまふさん
この日が初対面でした。

ダッフルバッグ
ドライバーと搭乗口が違う私は
20kg近い@BOSSのダッフルバッグを担いでターミナルへ。
フェリー乗り場で仕事関係の知り合いの方と遭遇しましたが
「登山ですか?」
・・・・・まあこの格好を見れば仕方ないですけどね。( ̄∀ ̄;)汗

朝10時30分、新潟港出港。
徹夜のマシン作りで疲れた体を温泉でほぐすと
まもなく昼食の時間です。

ランチ
3年前からメニューもそのままの、相変わらずのビュッフェですが、
とりあえずここ2週間の追い込み準備期間の慌しさも
ひと区切り付いての食事は、味はともかく至福のひと時。
まずはとにかく、乾杯!

小樽港上陸
16日朝4時30分、小樽港着。
北海道上陸は4回目ですが、晴れていたためしがありません。(泣)

昨年はそのままA-tecに直行しましたが、
あまりにも早着だったので、今年はゆっくりと向かうことに。

鱗友市場
まずは去年のお盆にも来た「鱗友朝市」で朝ごはん。

巴丼
うに、イクラ、ほたてがたっぷり入った3色の「巴丼」。
ほたての下にもイクラが敷き詰めてありました。幸せ~。

食べていたら、隣にオフロードブーツを履いたライダーが。
もしかして、北4ですか?
話しかけたらKTM950の#8さんでした。
これから旭川へタイヤ交換に向かうとのこと。
(それはもしやZIPさんでは・・・・・・)

北海道らしいおいしい朝食で腹ごしらえをした後、一路芦別へ。
市内に入り、A-tec近くのホームセンターで
あれこれ道具を調達して、昼食と晩御飯を買って・・・

A-tec到着
午前11時、A-tec到着。
スタッフおよびオフィシャルによる準備の真っ最中で
エントラントは1時まで中に入ることはできません。
昨年より一時間遅く来たものの
結局は学生寮の駐車場で待機となりました。

WR
キャブの調子が悪いというエントラント。
結局この後、この方のバイクは@BOSSが組むハメに。
どこに行ってもサポートをする宿命なのでしょうか。
(・・・って、私にだけは言われたくないでしょうけれど。^^;)

コーヒーブレイク
その間、私はワッフルとコーヒーでブランチタイム。
という写真をブログ用に撮ろうとするバカを写真に撮る@BOSS。

午後、ようやくエントラントのパドックへ。

再会
一年ぶりの再会、和歌山からのT端さん。
去年ここでお会いして、トランポが隣だったのでいろいろお話しました。
たった一度しか会っていないのに、旧知の仲という気がします。
懐かしい再会を祝って、乾杯!

乾杯
この時のビール、本当においしかった!

午後3時すぎ、私は装備品チェックと車検を終えて
CRMをパルクフェルメへ。
これでCRMには明日のスタート前まで触ることはできません。
まだこの段階で全エントラントの3分の1も集まっていないようです。

予備タイヤを運ぶ
Ptoto:yasupa忍人
予備のタイヤを本部へ運ぶかまた。重い!
そういえばたくさんの方が、旅行用のキャリーを使って
こうした荷物を運んでいましたっけ。次回は私もそうしよう。
でないとラリー前に腕があがってしまいそう。

KTMタイヤ交換
暗くなった駐車場でマシン準備の最後の項目のタイヤ交換を終え

装備品チェック
夜9時になろうとするころ、ようやく@BOSSが装備品チェックへ。

車検会場
車検も無事合格。この日は@BOSSが最後の車検でした。

この後、YHさんとスターライトホテルの日帰り温泉に行き、
寮へ戻って他のエントラントの方と軽~く前夜祭。

楽さん
楽さんってリスみたいなかわいい目ですね。(笑)

体育館
夜1時、去年と同じように
北日本大学校の寮の体育館に寝袋を持ち込んで就寝。
明日はいよいよラリー初日です。

********************

17日 DAY-1

コマ図貼り
ラリー当日。午後の開会式を待つ間、
駐車場にテーブルを出して、ゴロンパ妻さんと4日分のコマ図貼り。

参加レディース
参加レディース勢ぞろい。一番左はエキスペリエンス部門のまくさん。

海鮮丼
昼食は恒例の海鮮丼を頂きました。おいしかったです。

開会式
開会式。斎木校長先生は今年も地元の祭りと重なっているため
バックマーシャルは務められないそうです。

いよいよグランドスタート。

<波乱の幕開け SS1>

開放されたパルクフェルメ
Ptoto:yasupa忍人
グランドスタート30分前、パルクフェルメが開放されました。

A-tecのグラウンドに設置されたグラストラックの特設ステージSS1。
ゼッケン順にスタートして行きますが、
ゼッケン23番の私のCRMのエンジンがどうしてもかかりません。
山田さんに確認して、私のすぐ前のゼッケン22番の@BOSSが
スタート地点を離れ、エンジンをかけてくれようとしましたが
もう少しでかかりそうな音がしかけた時に@BOSSの順番に。
すでに斎木校長スターターの指はゼロを指していますがスタートせず・・・。
見かねた斎木校長先生から「もう出発しなさい!」と促されようやくスタート。
何と@BOSSは私のエンジンのせいで、この最初のSSから
20秒近くもタイムロス、結果は15位・・・・・・。

昨年からのラリー復帰で、順位も「一桁入賞で復活!」と
そんな目標を掲げ、今大会に臨んだ@BOSSに対して
出だしから重い足枷を・・・。
@BOSS、すみません!すみません!!(>_<。。。

そのまま次は私の番なのですが、やっぱりかかりません。
仕方なくバイクを押して、スタートラインを出たところで再キック。
でもやっぱり、かかりません~~~(泣)

「大丈夫だから、落ち着いて。」

という声に振り向くと・・・わ~ん、ズゲデヅさま~~~!

「深呼吸して、水を飲んで」
スケテツさまに見守られて何度かキックを繰り返すうちに
ブルン、ブルルン!かかったー!
ありがとうございました、行って来まーす!

キックがかからない
Ptoto:SSER
いやはや、初っ端からどうもありがとうございました。^^;

と飛び出したのはちょうど#32ゴルゴ松本さんの前。
あとから松本さんに
「なんで俺の前でタイミングよくかかるんだよっ!」と
さんざんブチブチ言われましたが、( ̄∀ ̄;)ゴメンナサイ
とにかくSSERらしからぬスタートを繰り広げてSSへ。

初転倒
Ptoto:yasupa忍人
SS1で初転倒&初引き起こし。(泣)


初のSSを果敢(?)に攻める「かまた」、そして転倒(泣)。
水はけの悪いグラストラックの奥は泥がたまっていて、
マディが全然ダメな私はアクセルを戻してばかり。


そして初のSSを何とかゴール。
出口のFCPは昨年の北4でもお世話になった長身のsanadaさん。
思わず「ペコリ」。

SS1アウト
ああ、先が思いやられます(泣)。でもこんなの序の口もいいところ。

続くSS2は、A-TECを出てすぐ近くの、SS1同様のグラストラック。
一面芝生の様なキレイな見た目とは裏腹に、水をたっぷり含んでいて
ワダチが出来ていたり、スリップしやすかったりと、一筋縄ではいきません。

SS2
Ptoto:SSER
@BOSSはSS1のロスタイムを挽回すべく気を吐く走り、
ED界のトップライダーに割って入り、SS2は8位でフィニッシュ。
「一桁入賞」に望みを繋ぎます。

私はまたまた奥のマディではまって転倒しましたが、何とかゴール。

給油
スタート時は5リッターしか入れていなかったので
SS1、SS2をこなしたところで、給油。

この日は朝の2本のSSが終わると、ひたすら移動の日。
長い長いリエゾンを走って、2つのCPを通り、夕方のSS会場へ。

SS3
DAY-1最後の夕方のSS3。
私が到着した時には出走順を待つ長い列が。
私の前はちょうど@BOSSが並んでいました。
「CP開設時間にちゃんと間に合った?」
はい、今日のところはなんとかかんとか。

<当麻のハイスピードSS SS3 10km>

夕暮れの迫る当麻のSSはスピードの乗りまくるハイスピードSS。
BMWをはじめ、大排気量車はどれくらいのスピードが出たのでしょうか。
@BOSSは途中の分岐でミスコース。
(ここはたくさんの方がミスコースをしたらしいです。)
閉鎖のコースロープ側に曲がってしまい、
とっさのブレーキターンで復帰したものの大きくタイムロスで
直後スタートの松本さんにも追いつかれ、結果は16位。


Movie:こんな感じでいいかな?
SS3を走る@BOSS。

SSゴール後、出口で私を待っていてくれた@BOSSは、
マップケースのバックライトが点かなくなった雨先生も伴って、
日暮れのSS3を後にビバークまで先導してくれました。
雨先生は昨年のギリシャでのSIXDAYSにも参加されていらっしゃいます。

(そういえば「雨先生」に@BOSSが自己紹介をしたら
「ああ~、オードリーさんの!」と言われたそうな。( ̄∀ ̄;)汗)

タイヤ交換
初日からタイヤ交換をする@BOSS。

いとう式タイヤ交換
世界のいとうさん」ももちろん交換。
世界一早いと噂のタイヤ交換術を見ようとギャラリーに囲まれます。

CRMメンテナンス
そして、@BOSSは続けて私のCRMのメンテも。
時は既に夜11時30分。
これからテントに戻り、マップホルダーに明日のコマ図を巻いて、
着替えて・・・12時30分就寝。今日はなんとか無事でした。

DAY1結果
かまた  SS1/50位 SS2/50位 SS3/49位 総合49位
@BOSS SS1/15位 SS2/ 8位 SS3/16位 総合15位

********************

18日 DAY-2

テントサイト
朝4時30分のテントサイト。
あちこちでゴソゴソと起きだす音がしています。

ゆーじさんと
Ptoto:yasupa忍人
初日総合1位のゆーじさんと朝から語りあう。

ブリーフィング
ブリーフィングにて、何と今日はキャンプでなく宿(やど)泊と発表が。

イシゲ選手@12GS
全日本エンデューロの首位を走る「イシゲさん」こと池田智泰選手。

今回は「TEAM FREERIDE magazine」メンバーとして
三上編集長、お兄さんの「イケチューさん」こと池田忠夫選手、
そして私のR1200GSのお店でもある原サイクルのたけしさんとともに
フラットツインのビッグバイク、GSを駆っての参加です。
しかもイシゲ選手はR1200GS。
どんな走りを見せてくれるかかと、エントラント全員が楽しみにしています。

今年の北4はこのBMWチームのほかにも
北海道のトップライダーで構成された「TEAM ezo-momongha」の
伊藤選手、村田選手、ZIP社長の北村選手、そして我らが?スケテツさま
また四国はTBIでの優勝常連でもある前田選手など
雑誌でしか見れないA、AAクラスのそうそうたる顔ぶれが揃っています
他にもレーサーの長谷見さん、一昨年の3位のVV木木さん
そしてファラオ入賞、パリダカにもエントリーしていた松本さん。
(松本さんは@BOSSと同じKTM埼玉さんからのエントリーです。)

@BOSSスタート
@BOSSも2日目、順位の挽回を目指してスタートしていきます。

SS4スタート待ち
DAY2、最初のSS、SS4は昨日の最後のSSとスタートは同じ場所です。

CRM
スタートを待つ、私のCRM。

朝のSS4、SS5と続く2つのSSを終えてリエゾンに入ると、
BMWチームが洗車をしていました。

イケチューさん
カメラを向けたらイケチューさんが手をあげてくれました。

弟のイシゲ選手とともに、
日本のエンデューロ界のトップを走るイケチューさんですが、
物腰が優しくて、気遣いの方という感じで、
女性ファンが多いのも納得です。^^
去年に引き続き、今年もエントリーという事で
トップライダーのイケチューさんに遠慮もせず
@BOSSは今回の新車のEXC-Fのセッティングについて
あれこれと出場前からメールで助言を頂いていたようです。
(皆さんのお力添えがあって、スタートラインに並んでいます。)

ほっと一息
SSを終え、ホッと一息。こんな風景に一瞬緊張をほぐして。

きれいな景色に出会うと、写真に残したいと思うのですが
バイクを停めて写真を撮ると、その景色は
さっき私が撮りたかった景色とすでに違っています。
ヘルメットにカメラを取り付け、走りながら撮れるように
手元にシャッターがあったらいいのにと思う瞬間が何度もありました。

CPにて
CPにてパスチェックの様子を写真で撮ってくれようと
@BOSSが待っていてくれました。
ここから長い林道が始まるので
林道が遅い私はしばらくの間@BOSSと一緒に走ることに。

セイコーマート
長い林道を抜けて、ようやくコンビニを発見。
この日は4日間で最長の約530kmの行程。
天候が崩れ始め、気温も下がり始めたので
暖をとる為にセイコーマートで一休み。
サンドイッチとフライドチキンを食べました。

林道をぬけたところで@BOSSと別れ、
次のSSへとリエゾンをひた走ります。
途中雨が降り出し、気温はどんどん低下。
雲は暗くなり、どしゃぶりの中、山越え。
寒い。でも、休んでいる時間はありません。

マップ修理
夕暮れ迫るSS6に向かってひた走っている最中にトラブル発生。

私のマップホルダーが動かなくなってしまいました。
後ろから後追で走ってきた@BOSSが応急処置を施します。
たまふさんも停まって、手助けしてくれましたが
このストップが、今回のラリー一桁入賞を狙っていた@BOSSにとって
大きな分かれ道となってしまいました。

<地獄のようなSS6>

SS6イン
Ptoto:SSER
SSに入ったのはもう日没後。地獄のようなSS6の始まり。

明るいうちにスタートできれば、前半は採石現場のダンプ道の
超ハイスピードで、「泣ける林道」という説明どおりの
素晴らしいSSのハズらしいのですが、
後半のガレやチュルチュル、ウォッシュアウトなどの荒れた路面の下りは
暗くなってしまうと、切り立った崖などもありとても怖いSSです。
(別の意味で「泣ける林道」でした。泣)
私達はマップケースの修理で遅れ、このSSに到着する頃には
他のライダー達は既に明るいうちに走り終え、
林道から舗装のリエゾンに出てくるところでした。

私がSSに入り始めた時はすでに日没後、
でもその頃はまだ空はうす暗闇だったのですが
スタートして全長20km以上にも及ぶ長いSSを走るうちに、
まもなく完全に日が暮れてしまいました。
森の中は真っ暗で、白い霧も出てきて、一寸先も見えません。

苦手なガレ場が続き、早くここを出たいけれど
急いで転倒して、万一CRMのエンジンが止まったら
光は何もなくなってしまいます。
とにかく転ばないように、ゆっくりゆっくり
いつか必ず外へ出るのだからと、少しずつ少しずつ先を進めました。

あっ!やばい!!
あと1kmでゴールという513km付近で、フロントがすべり
路肩に寄ってエンストしてしまいました。

・・・・・・・・・・・・・真っ暗。

でもキックですぐにかかったので
ちょうどその時に通った#45さんが
「大丈夫ですか?」と聞いてくれたのに
「あ、何とか大丈夫そうです」と答えた私の馬鹿さ加減よ!!!
何が何でも彼を止めて、バイクが走り出すまで
待っていてもらうべきだったのに!!!!!!

彼が通り過ぎたあとに走り出そうとしましたが、
何と、リアタイヤが泥をかいてあがりません。
しかもフロントは石に当たっているらしく、
前後どちらにも動けなくなりました。
やばい、やばい、やばい!ここを抜けられなかったら終わりだ。

エンジンが止まり、ライトが消えると、自分の手さえ見えません。
おそらく私が最後だから、後からだれも来ないはず。
あと1kmなのに!

とりあえず、心配をかけるといけないと
念のため本部へ位置と状況だけ報告。
山田実行委員長が電話に出て、
「もしエンジンがかかって抜けられれば
バックマーシャルと帰ってくればよし、
抜けられなかったりエンジンがかからなかったら、
そこでリタイアだよ」といわれました。

本当にさっき通りかかった彼を先に行かせた
わが身の馬鹿さが口惜しく、情けなく、
悔やんでも悔やみきれません。

しばらくして、真っ暗な中、後ろから音が聞こえました。
「ああ・・・バックマーシャルだ。終わりだ」と思ったら
後ろから来たのはバイクで、たまふさんでした。
たまふさんは何も聞かずに止まってくれて
バイクを押してワダチから上げるのを手伝ってくれました。
「いい?ボクも時間がないから先に行くし、
これ以上助けてあげられないから
とにかく転ばないでゆっくり出てきてね。」

あと1km。
でも1kmってこんなに長かったっけ?
真っ暗な中、CP100のフラッグが見えたときは
遭難者が山小屋の明かりを見つけた気持ちでした。
ゴールだ!出てこれた!

SS6アウト
漆黒の闇の中、かすかな灯かりに浮かび上がるSSのゴール地点。

この写真は、天候が大きく崩れた土砂降りの雨の中、
ライバル達が明るい中走り終えていたこのSSを
私のマップケースのトラブルの為に、日没後のスタートとなってしまい
ライトチューンも施していないマシンでSSを走り
ゴールにたどり着いた時、@BOSSが撮影した画像です。

@BOSS、この漆黒のSS6、なんと29位・・・・・。
ライバル達から5分以上も遅いタイムとなりました・・・。
総合も23位まで転落、残りのSSで5分の挽回は絶望的。
ここでほぼ一桁入賞の今回の目標は消えました。

そんな状況でしたが、@BOSSはこのSSゴール後、
スタッフの「コタロさん」(昨年、私の骨折時の担当)と一緒に
無線から伝わってくるやり取りを聞きながら
祈るような気持ちで私のゴールを、50分以上待っていたそうです。
@BOSS曰く、CRMの灯かりが出口付近の闇を照らすのを目にした時、
「このシチュエーションで、バックマーシャルのアシストも断って
自力でゴールして出てこれれば、それだけでもうかまたは
今回の目標を達成できたに等しいな・・・」と感じたとか。

でもこれで今日の行程が終わった訳ではありません。
マキシマムタイムの夜9時までにビバークに着かなくては!
どしゃぶりの中、@BOSSが叫びました。
「絶対タイムアウトになんかならないんだからな!」

マップホルダーに水が浸入してコマ図が切れてしまった@BOSSは、
#45さんのコマ図を見ながら、真っ暗な林道を私達を先導してくれ、
なんとかマキシマム20分前にビバークへ到着。

2日目ゴール
Ptoto:SSER
2日目ゴール。もう@BOSSもタイヤ交換する気力もなく、
私もかじかんだ手で濡れたウエアを体からはがして食堂へ。

遅い夕食を食べながら@BOSSから
「あんたはライディングじゃなくて、マネジメントが問題だ」
と、厳しく注意されました。

自分がSSに入るのは一番最後だと確認もせず決め付けていたので
もうアウトだと思ったときに本部に電話をしてしまいましたが
私の後ろに2台来ることが予めわかっていれば
対処の方法も変わっていたと思います。

「CPで自分の後ろに何台いるのか、あんたが確認しないなんて
俺にとったら信じられないことだよ。
俺ですら毎回確認するのに。
自分でどうしようもない状況だと判断したら
自分の後ろから来たバイクは絶対に止めなきゃ。
第一、あんたはダートが遅いとわかっているんだから
舗装のリエゾンでできるだけ挽回できるように
とにかく前の方を走って、休憩でも給油でも
やらなくちゃならないことは、まとめて一回でやって、
SSにはできる限り早い時間に入らなくちゃ。
そうすれば自分の後ろに何台か来ることになるんだから。

どうすれば自分の身を守れるのか、マネジメントしなくちゃ。
ラリーではライディングスキルは、ある意味、二の次、
冷静な判断力と自己マネジメント能力、それが一番。
あんたはトップ争いをするわけじゃないんだから
今の状況を今ある条件でクリアする為に
知恵を使って、機転を効かさなきゃ。
これはラリーだけの事じゃないよ。
生活態度や仕事の効率も含めて
あんたに今一番足りないのはそれ!」

宿の温泉に入り、少し気分をリフレッシュし、マップを巻いて12時就寝。
もう4日間が終わったかのような全長530kmにも及ぶ
辛くて長い雨の一日が終わりました。

DAY2 かまた  50位 総合49位
     @BOSS 27位 総合23位

********************

19日 DAY-3

宿にて
宿にて。朝から憔悴しきっているかまた。
窓の外はバケツをひっくり返したようなドシャ降り。

天気予報によると、全道的に大雨洪水波浪警報が出たこの日。
昨日から降り続く雨のため、朝のブリーフィングで
急遽ルート変更が発表されました。
スタートタイムも8時から10時に。

SS7とSS8は一本にまとめ、途中のコマ図も新しいものに。

スタート前
Ptoto:SSER
雨の中、宿を出発。

2本を繋いで一本になった朝のSS7、後半は前日のダンプ道に直結。
途中のルート変更でミスコースをしない様に、
@BOSSはナビをしながらSS7を走ったそうです。

SS終了後、コマ図に従いルートを勧めます。
この日は火山灰質の林道ということで
昨日のガレた林道に比べたらずっと走りやすかったのですが
とにかく長い林道が続きます。
@BOSS
Ptoto:SSER
SS後のダンプ道の林道を走る@BOSS。

しかも昨日の大雨でところどころに深い水溜りが。
水溜りの下がぬかるんでいるわけではないようなので
できるだけ真ん中を通り抜けて先へと急いで行くと・・・・・

川渡り
危険回避で迂回されたコースでも、林道内ではこんな箇所も。
川が増水して道は川の中です。


これはもちろん@BOSSのカメラです。
私はずっと遅れているので、この後ここを一人で渡ることに。(泣)

川の向こう側にオフィシャルカーがあったので
そこへ向かってアクセルを開けました。
深い!でも途中で止まったらアウトだ!
とにかく止まらないように走って、向こう岸へ。
オフィシャルの方、待っていて頂いたお礼もろくに言わず
先へ走ってすみませんでした。

しばらく田んぼと畑を通る長い林道を走り舗装路へ。
コマ図には左とあり、私もマーカーで左へ縫ってあるのに
何を考えたか右へミスコース。
昨日までミスコースはほとんどなかったのに、
この日になってやけにこうした凡ミスが出るようになりました。
集中力がなくなってきたのでしょう。
ちょうどオイルランプが着いたので、5分休憩。
気を取り直して、オンコースで高速道路へ向かいます。

順位が一番下だから、朝のスタートも一番遅い上に
SSの時間が本当に他の人の10倍以上かかる私は
CP1までの時間がどんなに飛ばしてもギリギリ。
CPである樽前SAに着いたのは5分前でした。
よかった~!間に合った~!

ここでCPにいた他の方に合流すればよかったのですが
ガソリンが少し厳しくなってきそうだった私は
次の白老IC付近で給油をするために先に出発。
給油はできたものの、私のスピードだと飛ばしても難しいかも・・・

CP2付近に着いた頃には開設時間は過ぎてしまって
遅着となることは明白でした。
このまま行くと、林道によってはマキシマムも危ういんじゃないか。
そんな焦りが出てきて、去年の迷路のような札幌での迷子を思い出し、
その後焦って飛ばして、CPに着いた途端に鎖骨を折るという
あのいやな思い出がよみがえってきて
「とにかく無事にゴールしなくちゃ、落ち着いて、落ち着いて」と
自分に言い聞かせながら先を急ぎました。

国道をCP2へ向かって走っていると反対側から楽さんが。
「ここってオンルート?」
私は通過地点の道の駅を通ってまっすぐ来たので
間違いなくオンルートですが、なぜ楽さんが向こうから?
聞くとICOもマップホルダーもメーターも
電気系のものがすべて動かないのだそう。
ええ~!それじゃあビバークに辿り着けないじゃないですか~!

こうして楽さんと二人でゴールを目指して走ることになったわけですが
どんなダートも速く走れる楽さんが、
スピードが遅い上に目が良く見えない私について走るのは
時間がせまっているからよけい辛かったと思います。
でもたぶん私が最後尾なので、他の人を待ってもらうわけにもいきません。

楽さんは地図がないので帰れない、
私は夕刻特に走るのが遅いので、
道がわかっても間に合わないかもしれない、
そこで次の方向を楽さんに教えて
楽さんが先を走りペースを作ってくれることに。

北海道でなければ考えられない、
どこまでも果てしなくまっすぐに続く林道を走っていたら
急に目の前に飛び出してきたものが。

小鹿でした。

うわ・・・きれいだ。

小鹿は一瞬こちらを見ると、ピョーンと飛び跳ねて
道を横切り、森へと消えていきました。

ラリーだから、時間に間に合わなければだめなのですが
こういう瞬間があると、もうそれだけで
北海道へ来た甲斐があったと思ってしまうほど素敵な瞬間でした。

・・・なんて言っている場合ではありません。

このまま行けば、SSには間に合わないけれど
マキシマムタイムには間に合うかも!
あと20分、あと10分・・・・・
しかし、直前に私が痛恨の見落としをして時間を5分無駄にして
ビバークまであと1km、時間はあと5分というところで

・・・・・・楽さんガス欠。

私のCRMからガソリンを1リットル携行缶に移して給油し
あとたった1kmくらい先のビバークへ。
私たちはお互いに助け合いながら、そして足を引っ張り合いながら
10分遅れでビバーク到着。

タイムアウト
SS開設時間遅れとマキシマムタイムアウトでペナルティ3時間。
・・・・・・・・・Orz

これで楽さんのクラス優勝の夢もほぼ絶たれてしまいました。
そして、私の「完全オンルート完走」の目標も・・・。
いくらタイムが悪くても、全てのオンルートを走り終えたかった私ですが
この日の最終SSはすでに閉鎖されてしまいました。

まだ気持ちが焦って高ぶっていた私はチェックカードが見当たらず、
オフィシャルに「CP1で受け取らなかったのかも」などと言ってしまいました。
ゴールを待っていて、この顛末を見ていた@BOSSが見かねて
「いつもチェックカードは何処へ入れてるんだ?もう一回見てみろ!」
もう一度ポケットに手を入れると・・・・ありました・・・・。
スタッフの皆様、大変申し訳ありませんでした。

失格にならずに走れるんでしょうか?とオフィシャルの方に聞くと
「それについては今協議中なので発表を待ってください」との返事。

楽さん、ごめん。
私がもう少し落ち着いて、左へ入る道を見落とさなければ、
楽さんのガス欠前にビバークに着けたに違いなかったのに。

ことの顛末を@BOSSに報告。
「二人のはやっぱり全部マネジメントの問題。
あんたは、自分は遅いんだから、どういう方法をとらなくちゃならないか、
いつも考えて、優先順位を決めて、最善の方法をとらなきゃ!
ただただ一人で頑張って走るのが褒められることじゃないんだよ。
ラリーは走るのが速い人が順位が上かっていうとそうじゃない。
準備が万端で、状況判断能力が高くて、トラブル対処ができる人が上。
そういうことが普段からできないあんたは、
ラリーでその軋轢が全部表に出ているんだぞ。」

夜のHOP
悪天候の中、走り終えて千歳のHOPでキャンプ。

落ち込むT端さん
落ち込むT端さん。
この日、ICO(ラリー用のトリップメータ)が故障して
CP(チェックポイント)への到着が15分遅れてしまい
1時間のペナルティーを受け、前日の9位から42位にまで転落。
ラリーの難しさは、こういうところにもあります。

私も、この日はCP1での天国の気分と、その後の地獄の気分と
浮き沈みの激しい一日でしたが
なんとか失格にならずに走れることに望みを託し、
とりあえず明日へ向かって体力を戻そうと思ったところへ・・・

「こんばんは」

遠く函館からumiさまが訪ねて来てくれていました。
聞けばお昼の3時には到着していたのだそう。
トランポの中で、お湯を沸かしながら待っていてくださいました。
こんなに遅くなってすみません。
ああ、でも本当に嬉しいです。
使い切っていた気力が戻ってきました。

スケテツさまと@BOSSと一緒に
umiさまの持ってきてくれたコーヒーとケーキをご馳走になりました。
久々のカフェインに体が生き返るようでした。
umiさま、遠いところをありがとうございました。
ヨレヨレの姿でしか会えなくてすみません。
(umiさまの写真はまた後ほど。^^)

DAY3 
@BOSSはHOPのSS9を12位でフィニッシュ。
SS7の遅れを挽回してDAY3は19位、総合は20位
前日の23位から3つ順位を上げました。

かまたはCP不通過とSS不通過で合計3時間のペナルティ
DAY3は50位 総合50位・・・当たり前ですよね・・・。
それより失格にならないことだけを祈っていました。

最終日のマップを巻いて、夜12時就寝。

********************

20日 DAY-4

いよいよ最終日。

貼り出されたリストからまだ名前が消えていなかったので
どうやら失格にはならなかったようです。
よかったー!ありがとうございます。
毎日毎日首の皮一枚でつながっている私。
でも、泣いても笑っても今日が最後だ。
たくさんの方から頂いた思いをバイクに積んで
グランドゴールのゲートをくぐろう!

パルくフェルメ
朝もやのパルクフェルメ。

テント
HOPの砂地に散らばるテント。

@BOSS
YHさんが「懐かしい~」と感動した
1995年当時、@BOSSがTBIで使ったテント、通称「モスラ」。
「よくこんなきれいなまま持っていましたね~」と驚くYHさんに、
「あの時から、時間が止まっていたようなものですから・・・」と機会伯爵

ちなみに@BOSSがテントの手前で使っている
マウンテンスミスのグランドシート。
荷物を汚さずテントに持ち込むため一時保管したり
林道でのマシン整備で無くしてはいけないものを置いたり
見ているとなかなか便利そうなので
今度は私も持ちたいと思います。

長官
Ptoto:RUNARUNA WORKS
@BOSSの隣りにいる青いウエアの方は
以前@BOSSが主催していたAORにも出場いただいて、
再会は実に10年ぶりという、通称「長官」さん。

ブリーフィング
ブリーフィングで今日のCPの位置と開設時間を発表。

ZIPシャチョウ
「エンジンかからないの?」と見てくださるZIPの「シャチョウ」さん。
※これはパルクフェルメ開放後のスタート前です。(スタート後は禁止)

SS10
最後のSS。SS10 は昨日のSS9を逆走するコース。

@BOSS
SS10でスタート順を待つ@BOSS。

少しでも順位のジャンプアップが図れるよう
集中して準備していましたが
この3日間のライディングで@BOSSの古傷の左足首は
炎症を起こして腫れ上がっていました。
何とか無事に、良い成績でフィニッシュして欲しいところです。

SS10を走る@BOSS
Ptoto:RUNARUNA WORKS
得意のクローズドコースを走る@BOSS。

かまた
Ptoto:RUNARUNA WORKS
私も最後尾でにスタート。
雨で砂が締まって走りやすいと他の方がいいますが、
途中の深い砂地が心配だ~と思っていたら
案の定ふかふかの砂でアクセルを戻して転倒。(泣)

SSの出口では@BOSSと一緒にマーシャルの方が
なかなかアウトしない私を心配して待っていてくださいました。
「ほら、アベさんだよ」と@BOSS。
首をかしげる私に、「アベさん」がゴーグルを取ってくれました。
「あ~あ!トランスポーターの!」(すみませんでした・・・^^;)
アベさん、どうもありがとうございました。

SSを終え、後は4日間のフィナーレのグランドゴールを目指すのみ。
ただし今日のコース紹介文に「意外と厳しいトレイルが。
自信のない人はパートナーを探しておいたほうがよい」とあったので
林道は@BOSSと一緒に走ることにしました。

TEAM EZO-MOMONGHA
林道の入口で@BOSSを待っていると、EZO-MOMONGHAが通過。
4人がスタンディングで走り抜けるその様は、エントラントの間で
いつしか「走る十字架軍団」と呼ばれていました。(笑)

赤土チュルチュル
ここかあ・・・・・「赤土ちゅるちゅる」の長い上り坂。
でも途中までアクセルを戻さずに上って行くと
雨も降っていないし意外とグリップもいいので行けそうな気も・・・。
ただ、上のほうでビッグバイクが何台も転倒していたので
フロントを取られてこれにぶつかっていくことを心配した@BOSSが
前半の上りはアシストしてくれました。


「イシゲさん」こと池田選手。
イケチューお兄様も、「オイオイ、そんなスピードで大丈夫?」と
心配しながら見ていましたが、さすがは全日本EDトップライダー、
重いR1200GSで、この難所をこの通り、
振られながらも難なく登って行きます。゚。( ̄▽ ̄)ポワーン

私も@BOSSから
「後半は一人で上ってみな。アクセルを絶対戻すなよ!行け!」
と言われて、気合を入れて走り出しましたが、
あれ?意外とあっけなく上ってしまいました。
軽いバイクはやっぱり楽なんですね。^^;

最後の給油
最後の給油地で坊主タイヤにエアーを入れる@BOSSと分かれて、
100km先のCPを目指します。
ここからはコマ図とコマ図の間が10km以上離れているリエゾン区間、
#40さんが前にいたのでできるだけペースをあわせて走りました。

そのまま最後の林道へ。
高い木が立ち並び、木漏れ日が落ちてくる、とてもきれいな林道です。
もう北海道の林道を走るのもこれが最後と思うと
CPに近づくのがなんとなくもったいない気がしてきます。

最後のCP
CPに到着。最後のチェックスタンプを押してもらい、
ここでガソリンスタンドで別れた@BOSSを待ちます。

たけしさん
中央は、原サイクルの「たけしさん」です。
初めてのラリーを心から楽しんでいました。

@BOSSも到着
@BOSSもCPに到着。あとはゴールを目指すだけです。

林道を抜けると、コマ図に「View Point」のマークが。

まっすぐな道
これぞ北海道!どこまでもまっすぐな道。

重なる丘
日に映えて重なり合うきれいな丘。
みんながバイクを停めて写真を撮っています。

ここからは、いよいよA-tecへ向かう道となります。
4日間を思い出しながら走っていると、
なんだかゴーグルの中で涙が止まらなくなってしまいました。
辛かったけど、皆さんに支えてもらった4DAYS。
気温10度以下、大雨の中の山越えも、
暗くて何も見えず、永遠に抜けられないと思ったSSも、
今となってはすべてがいい思い出で、
終わっていくのがもったいなくて
あといくつコマ図があるのだろうかと確かめたいような
確かめたくないような・・・・・・。


最後、立ちゴケしないでよかったですね~(笑)

グランドゴール
目標だったグランドゴール!

チェックカード提出
A-tecの学生さんたちが並ぶ前を何か芸をして通れと言われ、
T端さんと@BOSSはウィリーをして通り過ぎましたが
私がここで何かをして骨折したらシャレになりません。(泣)
すると学生の皆さんがハイタッチで迎えてくれました。


午後3時、表彰式。

レディース表彰式
レディース表彰式。1位はゴロンパ妻さんです。
楽さんはフェリーの関係で、先に帰ってしまいました。(残念!)
3人しかいないから、私は3位をいただきましたが、
総合ビリで3位もないでしょうから^^;
「完走のご褒美」と思って頂戴いたします。


ハルキ編集長に続き、感動のコメントの「イケチューさん」。
大会前から、何度かアドバイスをもらっていた@BOSSも
思わずこのコメントにホロリとしたそうです。

シャンパンファイト
1位前田さん、2位ゆーじさん、3位伊藤さんによるシャンパンファイト。

ジンギスカン
打ち上げ。ジンギスカンを食べながら語り合いますが、
4日間の思い出話は尽きません。

ごへいもち
地元の方のご好意で、名物のごへいもちや
さくらんぼ、メロンなども食べきれないほど振舞っていただきました。

試乗会?
いつの間にやら駐車場では@BOSSのマシンの試乗会。
昨年は同じマシンで出場だった「いとうさん」が
チューンのツボを教えてくれました。

名残惜しく、別れ難かったけれど、
自走の方、今夜のフェリーの方、それぞれの時間で
一人、また一人と会場を後にします。

駐車場
午後7時、だれもいない駐車場。つわものどもが夢のあと。

こうして、今年の北海道4DAYSが終わりました。

SS10リザルト
最終SSでのリザルト。
@BOSSは前日の12位から9位にアップしていました。
本当は総合でもこれくらいの位置を狙っていたはずだったんですが
私のために・・・すみません。

今回私は皆さんに応援していただいて完走させていただきましたが、
結局困ったときには@BOSSに頼るため、
初日のSSに始まり、SS6でのSS-INの時間と
私が時間をかけた分はすべて@BOSSのタイムとなって現れ
結果、SSの時間だけを見れば10位圏内なのに
プラスのロスタイムで総合20位となりました。
@BOSSは「勝負に"たられば"はないけれど・・・」と言いますが
私の不注意や要領の悪さで@BOSSの時間を取らなかったら、と思うと
やはり自分の完走のことだけを素直には喜べません。

次の北4に出る出ないにかかわらず
@BOSSに負担をかけないようにならないと。
何かが起きないように準備すること、
何かが起こったときに、自分の力でその場をなんとか乗り切れること、
そしてペナルティを受けることなく無事に帰って来れるようになること、
それが私の次の課題です。

今回の北4は去年のリベンジということで一年間目標にして、
「CRMで完走」という目標は確かに達成しました。
私一人、SSERの大会ではありえないような
みっともない姿をたくさんお見せしましたが、
これが今の自分の実力であることをきちんと見つめて、
そのことが@BOSSに与える影響をもう一度よく考え、
次へのステップにしなければならないと思います。

完走を一緒に応援してくださったブログを読んでくださる皆さん、
去年の鎖骨骨折から、ずっと心配して
今回ビバークでもCPでも見守り続けて下さったオフィシャルの皆さん、
現地で励ましてくださったエントラントの皆さん、
寒くて凍えそうな大雨の山越えリエゾンには
皆さんから頂いたコメントや言葉を思い出しながら走っていました。
白い霧と夜の闇で一寸先も見えなくて、心細くて辛くて怖くて、
一生出ることができないんじゃないかと思ったガレた下りのSSも
流されるんじゃないかと思った川渡りも、
皆さんが出口で待っていると思ってあきらめずにがんばれました。

本当に本当にありがとうございました。


【それでは恒例、あなたに会いまショー ~北4編~】

菅原さん
今回はエキスペリエンス・ラン部門でエントリーされた
パリダカ最多出場ギネス記録を持つ「世界のスガワラ」さん
毎朝の出走順で、私のすぐ後ろを走ることになるために
いつも(いやでも?)後ろから見守って下さり、
今年もずっとお世話になりっぱなしでした

ラリー中、何度か助けて頂いた菅原さんから、
「あなたにこれだけは言っておく。
もっと小さいバイクにしなさい。アンタ、走れるんだから。
それからセル付にした方がリカバリー楽だよ。
このバイク(CRM)のキックは重くて、俺だって大変だよ。」
と、ビバークで菅原さんのXR230にまたがらせていただきました。
ただ今回だけは、去年のリベンジとして自分に決着を付けるために
どうしてもCRMで参加したかったんです。

菅原先生、本当にありがとうございました。
次回参加することがあったら、言いつけを守って
もう少し小さいセル付バイクにします。(たぶん。)

三上編集長
フリーライドマガジン三上編集長
初日のスタート前、トランポのところで、
「ブログ読んでますよ、ぜひ今回は頑張ってくださいね。
ボク、去年本当に(骨折リタイヤが)ショックだったんですから」
ううぅ~、ありがとうございます。(泣)
私も三上さんの大ファンです。

yasupaさん
去年も今回もオフィシャルで、
いつも暖かいコメントをくださるyasupaさん
北海道は小樽が発着となる@BOSSと私に
いつも地元ならではの小樽情報をくださいます。
北海道のキャラメルも頂きました。
これで非常食は2200キロカロリーに。(笑)

umiさま
千歳のHOPまで、3時間かけて来て下さった
「緑のおっぱい星人」ことumiさま
ケーキとコーヒーをご馳走さまでした。
この日私がタイムアウトでビバークに着いたために
相当待ちぼうけをさせてしまってすみませんでした。
お会いできて嬉しかったです。
別れ際、やっぱりバストサイズの話となって
「大丈夫ですよ、かまたさん」と
またまたよくわからない激励を頂きました。(泣)

YHさん
@BOSSの盟友、ファラオラリー完走のYHさん
初日のパンク、2日目の倒木手前のロープでの首吊り、
何かあるとすべて「オードリーの呪い」と私のせいにする、
相変わらずたいへん良い方です。
「かまた」という、とんだ「お荷物」を背負って
ラリーに参加しなければならない@BOSSに
深く深く同情の念を抱いていらっしゃいます。

ナックさんとゆーじさん
ブログで北4直前に知り合ったナックさん(右)と、
今回惜しくも優勝を逃して2位となったゆーじさん(左)。
とにかく速くて面白くて楽しいこのお二人、
私たちがいつも練習に行くしどきの近くにお住まいということで
これから林道の練習をつけて頂く約束をしました。
(絶対ですよ。あ、あとカジキ釣りもね。)

naotoさん
「奥さんに言いつけますよ!」の野次に
肩に手を回しながら腰が引け始めたnaotoさん。(笑)
去年の北4ではオフィシャルとして、
今回は「チーム猛牛」で参加されました。
いつか@BOSSも100GSで「チーム猛牛」に入れてほしいそうです。
その時はひとつよろしくお願いいたします。

伊藤さんとコタロさん
前回1位、今回3位の伊藤さん&オフィシャルのコタロさん

この昨年の覇者「いとうさん」ですら
初日の夕方のSS3への到着が
トップスリーを争っている他2人のライバル達より遅れ
暗くなってからのスタートとなってしまい
このSSだけで1分20秒近くも差がつけられて
この差は最後まで挽回出来ずに3位となってしまったそうです。
このときもその話をされ反省されていました。

ちゃんとお話するのは今回が初めてで、
昨年などは、少し怖いイメージもありましたが
どんな大会にも「ミルクチー」を手放さないお茶目な伊藤さん、
@BOSSとともに大ファンになりました。

コタロさんは、去年私が立ちゴケで鎖骨を折る
まさにその現場を担当されていたオフィシャルで、
今回もお会いするたび、ずっと心配してくださいました。
コタロさん、去年からホントにお世話になりました。

それから、残念ながらタイミングが合わなくて写真が取れませんでしたが
「去年から覚えていて下さってありがとうございます」と言ったら、
「いや~、忘れたくても忘れられませんよ(笑)」と
最初からずっと心配してくださったsanadaさん(ですよね?)。
「かまたさんの次の目標は、ペナルティなしで完走することですね。」

他にもまだまだお会いして嬉しかった方が大勢いらっしゃるのですが、
全員ご紹介できずにすみません。

そして。

この一年、ずっと見ていてくださったスケテツさま
万一完走できなかったら、あわせる顔もないので、
今回の北海道4DAYSをきちんと完走できたら
一緒に写真を撮って頂こうと決めていました。

スケテツさま
題して、『北4外伝・スケテツさまとオードリー』(笑)

スケテツさま、影に日向に、本当にありがとうございました。

(@BOSSは大会準備期間中、
「アルヨのおにいさん」と呼んでいました。
スケテツレーシングサービスに助けられた方は大勢いたと思いますが
私たちもマシンつくりの段階から、前日の金のチューブ、銀のチューブまで
何から何までお世話になりました。)

松本さん
そしてそして、去年のGSチャレンジ以来の再会、
いつもキラキラした目が印象的な、総合9位のゴルゴ松本さん
SS1で邪魔したあげくに、写真まで撮らせてすみません。(笑)

皆さんにお会いできて、本当にうれしかったです。
スタッフの皆さん、エントラントの皆さん、
忘れえぬ4日間をありがとうございました。

去年の鎖骨骨折からちょうど一年、
本当に私だけ他の皆さんと違う低レベルな走りで
命からがらの、ペナルティもらいまくりではありましたが
こうして4日間、なんとか無事完走することができました。

今回の完走は皆さんに支えられて実現できたことです。
ご心配くださった皆さん、応援くださった皆さん、
お一人お一人にお礼が言えなくて申し訳ありません。
この場を借りて、すべての方に心からお礼を申し上げます。

一つの目標が終わりました。
これから次の目標に向かって走り始めます。

これからもよろしくお願いいたします。


【おまけ】

ということで、北海道のおみやげは

メダル
完走賞のメダルと、記念品のTシャツと・・・・・・

あざ
新たなひじの青あざです。^^;


【もひとつ、おまけ】

シャリ
朝6時に新潟港へ着き、家へ帰ると
たいへんお怒りのシャリが・・・・・・・。
ごめん、ごめん、今日からはまた一緒だよ。

投稿者:かまた  posted at : 18:30 | コメント (55)

  

2009年07月15日

出発!

出発
いろいろご心配をかけましたが、なんとかマシン積み込み完了。

出発
青空の広がるいいお天気です。

それでは行ってまいります。

それいけウトロ号、出発!

投稿者:かまた  posted at : 07:50 | コメント (16)

  

2009年07月14日

出発2日前から前日へ

洗濯
深夜3時30分、マシン準備が終わらず家に帰らなかったので
会社の近くのコインランドリーで
北海道へ持っていくウエアを洗っています。

昨夜から、@BOSSは自分のKTMの前に
私のCRMでまだやっていないことを先にしてくれています。
ハンドル交換、去年壊したナビ周りの修理、etc.etc.

パッキング
夜が明けてしまいました。
パッキングもまだ完璧ではありません。

「終わったよ。」

朝5時、目にクマを作った@BOSSがそう言いました。
でもKTMはこれからです。
CRMのために、結局昨日はKTMの試走もできませんでした。

「あとはタイヤ交換だけ。デカールは自分でやって。」

ボロボロのデカール
ビッグタンクについたボロボロのデカールを剥いで
カウルの汚れを取って・・・

貼り直したデカール
新しいデカールを貼り直し。
ノーマルタンク用のデカールなので
サイズが全然合わないし空気も入ってしまったけれど
どうか勘弁してください。(泣)

透明なカッティングシートを上から貼らないと剥がれそうなので
先ほどからホームセンターが開くのを待っています。

CRMが低速でボコボコ咳き込むことの排気バルブのチェックは
間に合わなかったらこのままいくかも知れません。

でもそれよりKTMです。

ああ、明日の今頃はフェリーの中にいなければならないのですが。

投稿者:かまた  posted at : 07:46 | コメント (15)

  

2009年07月12日

出発3日前

CRM
今日が北4までの最後の日曜でしたが
@BOSSのKTMの準備はまだまだ時間がかかるようだったので
気を散らせたり、邪魔にならないように(泣)
私だけちょっと一人で林道へ。

私は免許を取ってからというもの
ほとんどツーリングなるものに行ったことがなく、
バイクで公道を走るのも去年の北4以来。
あれから、CRFやBetaばかり乗っているので
林道までの道のり、ウインカーの位置すら忘れていました。^^;

雨も降っているし、ここで滑って転んで何かを壊したら
@BOSSが二度と立ち直れなくなりそうなので
軽~く慣らしをするだけにしときます。

う~ん、まだ交換したピストンのアタリが出ていないのか
低速がボコボコ咳き込む感じが抜けません。

明日と明後日で時間を見つけてもう少し乗れたらと思います。

夜8時、@BOSSのマシンもようやく目途が立ってきたようです。

KTM
本日の唯一の手伝い「ごっつまもる君」貼り。

明日KTMの最後の仕上げをしたら、
なんとか時間を作って試走をして最終調整、
CRMもハンドルとタイヤを交換して、
あとはもう一度装備品をチェックして、
揃えた荷物をパッキングして・・・・・・・・・

水曜日の朝には出港、木曜日には北海道です。

投稿者:かまた  posted at : 10:21 | コメント (7)

  

2009年07月11日

実況中継

@BOSS、何を作っているんですか?

カネゴン
「カネゴン??」と思ったら・・・・・・

かものはし
かものはしに変身。

カバー
ナンバー灯のラバー製カバー。裏面はアルミ付き。

設計図
そっちは何の設計図ですか?

切断
アルミ板を切断して・・・

穴あけ
穴を開けてヤスリで削って・・・・

角度修正
叩いて曲げて、角度を調整しています。
マップホルダーを置く盤面ですね。

コード
一応、電装系は何とか終わったようですが・・・・・

「気が散るからあっち行ってろ!」

すすみませんでした~!!((((((((( ̄∀ ̄;)汗

明日は最後の日曜日。最後の試走のチャンスです。

でも作業はまだまだ続きます。

以上、現場からでした。

投稿者:かまた  posted at : 23:34 | コメント (12)

  

2009年07月09日

高まる緊張感

トランポ
これはお弁当を食べているところではありません。

@BOSSが日中は仕事、夜はマシン準備でとても会社を離れられないので
預けていたCRMを迎えに、ブッチー病院へ
私が一人で初めてバスを運転しているところです。( ̄∀ ̄;)ヒー

そんな非常手段をとるくらい、@BOSSには時間がありません。
時間城のように本当に時間を止められたらよいのですが・・・・・・。

今週末のテストに向けてKTMの準備をする@BOSS。
元スクワットルームからは、いろいろな音と共に
ピキーンと張り詰めた空気が漂ってきて
おいそれと話しかけられない雰囲気です。

KTM
レギュレーション通りのナンバープレート取り付けのための加工。
SSERの厳しい車検を通るように、微調整が続きます。

着かないステダン
PHDSとステダンの併用は残念ながらできなかったそうで・・・・・

PHDS
PHDS一本で行くことにしたそうです。

このSIXDAYSがラリーマシンになるには
まだまだ、かなりの時間がかかるらしいことは
マシンのことがまったくわからない私にも伝わってきます。

と言っていたら先ほど・・・・・

トレックフィールド
トレックフィールドさんからたくさんの荷物が届きました!
とれっくと~ちゃんさん、大急ぎで作っていただいて
本当にありがとうございました!

原型
それから、オーエックス新潟さんがこの見本から・・・・

部品
電光石火で部品を作ってくださいました!しかもジグまで!
オーエックス新潟さんには、GSのマップホルダー取り付け時にも
すばらしい部品を作っていただいたのでした。
本当にありがとうございます。

たくさんの皆さんのご協力を頂いて、
北海道への準備はなんとか進んでおります。

そんな中、私にできることといったら、
自分の装備品の準備とゼッケン作りくらいです。

非常食2000kcal
@BOSSの非常食と私の非常食を仮セット。

近所のスーパーで、かの「ラード」を見つけた時は心がぐらつきましたが
「あんたはそんなことしちゃダメ!」(KさまSさま・・・スミマセン^^;)
と@BOSSから言われていた私は、伸ばしかけた手を引っ込め
「スーパースポーツ・ゼビオ」でアスリート向けの補助食を購入。
非常事態に陥る可能性が他の方より高い私は
ちゃんと食べられる非常食を持った方がやっぱり良いですし・・・。

ゼッケン準備
ではゼッケンを切ります。@BOSSは#22、私は#23です。

ゼッケン切りは私にとって「儀式」のようなもので
これをすると、いよいよ「その区域」に入った気がします。

去年の北4は、免許をとって半年だったので
ラリーはおろか、何から何まで初めてで
始まるまでの期間は未知のものに対する怖さがありましたが、
2回目となる今年は慣れたかと言うと、やっぱり怖いです。

私は去年の私から、ちゃんと変わっているのだろうか、と。

北4で折ってしまった鎖骨が治った頃、
@BOSSに勧められてトライアルを始めたのも
今年の春からモトクロス場で練習を始めたのも
すべては去年の北4での情けなかった自分にリベンジしたかったから。

今年のエントリーリストが発表されましたが、
これを見ると、そのすごい顔ぶれに
私なんかが同じラリーに参加することに怖気づいてしまいます。
@BOSSも「あらら~、一桁なんて無理っぽいな~」と漏らしてました。

が、私は他の皆さまとはまったく違う次元で走るわけで、
とにかく去年目にすることができなかったグランドゴールを目指して
4日間リタイアすることなく、北の大地を走りたいと思います。

出発まで、いよいよあと6日です。

投稿者:かまた  posted at : 22:22 | コメント (29)

  

2009年07月05日

CRMテスト

トランポ
土曜日はCRM2台と@BOSSのKTMを積んで
去年の北4前に練習した懐かしのダートにやってきました。

太ももと膝のケガは、トライアルのような激しい動きは難しいのですが
走るだけならあまり問題はありません。
(太もも掛けとキックの時が痛いけど。泣)

CRMは一応ラリーマシンとしての装備はほぼ出来ているのですが
何せ@BOSSが約15年前に乗ってラリーに出ていたマシンなので
もう一台の方に比べると走行距離も倍以上、あちこちガタが気になります。

CRMその1
まずは新しい(ったって1990年生まれですが^^;)方に乗ってみます。
こちらは先日しどきで3cmローダウンしたCRMです。

CRMその1でテスト
楽しいです。大きさもぜんぜん気になりません。

それにしてもこのダート、
去年練習に連れて来られた時は、
砂利があるというだけで怖くて怖くて、
ほとんどアイドリングで走っていましたっけ。
(却ってその方が怖いのですが。)
今一年ぶりにここへ帰ってきてみて、
あの頃の私を懐かしく思い出します。゚。( ̄▽ ̄)ポワーン

な~んて話をあとで@BOSSにしたら
「その割りに道に俺のアクセルの跡しかないのはなぜ?」
いや、怖くなくなった、というだけで
攻めて走れるようになったわけではモゴモゴ・・・( ̄∀ ̄;)汗

キック
それにしても、相変わらずキックがヘタクソでかかりません。(泣)

CRF150のコツは、キック時のアクセルの微妙な開け方でしたが
CRMはとにかく上死点からのキックのスピード。
私のキックではクランクが「グルン」と回ってくれません。

プラグは新品、@BOSSがキックすると必ず1発でかかるので
かぶっているわけでは全然ありません。
単にキックの強さとスピードの問題です。
去年はエキスペリエンス・ラン部門だったので
時間をかけてキックしても問題ありませんでしたが
今回はラリー部門、時間内にかからなかったらぺナルティ?も。(泣)

@BOSSに怒られ、怒られ、怒られながら
なんとか最後に、力のない私でもかけやすい
自分なりのコツをつかむことができました。
(と言ってもヒントは@BOSSが見せてくれたのですが・・・^^;)
足だけでキックせず、そのままお尻でシートに
座り込むようにすれば、私でもかけられるようです。
(よかった~(TдT))

それでは古いCRMに、移植手術します。

リア移植手術
リンクの交換とフロントサスの突き出し調整で、こちらも約3cmローダウン。
リアタイヤ、チェーンを新しい方から付け直し。

CRMその2
こちらのCRMは、ラリー仕様になっているので
マップホルダー、ビッグタンクのせいもあって
同じ車体のはずなのに、なんとなくでかく感じます。
(実際にフロントは当然重い。)

ビッグタンクのせいでシートが少し浮き上がり、
ノーマルの時より足つきは多少悪くなってしまいました。(泣)
ではこちらで走ってみたいと思います。

CRMその2でテスト
うん??なんだかポジションがかなり違う気が。
あと、もう一台にくらべて、低速トルクがないみたいです。
極低速Uターンをしようとするとエンストしそう。
あれこれの装備のせいもありますがなんだか軽くありません。

@BOSSも乗ってみましたが、
ポジションの違いは、ハンドルの高さと形状のようです。
古いCRMは、シッティングで楽なように作られているみたいです。

まあ、私ごときのライディングで
それぞれが大きく何かに影響することもないのですが
私としては、できれば新しい方のCRMでラリーに出たい気がします。
でも、もうこちらをラリー車に作り変える時間がないので
(@BOSSのKTMがまったく手付かず。この日も結局降ろすことなし。)
現在のラリー用CRMに新しいCRMのエンジンを載せ換える予定で
2台のCRMはブッチー病院へ入院することになりました。

ところで、土曜の練習の途中でウエアが違うのは
ウエアもどちらがいいか乗りながら試してみたのですが
下にボディプロテクターを着たら
@BOSSからの借りもらいのMSRの方が
去年着たAXOよりも断然動きやすい!

マシンだけでなく、ウエアも
20年もので参加することになりそうです。^^;


【そんなわけで日曜は】

動けないほどのケガではないものの、
痛さをかばって別のケガをすることがないように
今回だけはトライアルアカデミーをお休みした日曜日。
手元には練習用マシンもないことですし、体の静養をかねて
私はラリー装備品の買出しにあてました。

KTM整備開始

KTM整備開始
かまたのCRMの目途がなんとかたったので、
ようやく自分のマシンづくりに取り掛かった@BOSS。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

考えてみると、@BOSSは今日まで
私のマシンを準備し、しどきでも定義でも私を教え、
ほとんど自分の準備や練習ために時間を使っていません。
参加するからには、もちろん@BOSSも上位入賞したいでしょうけれど
私としては、私が完走できたら@BOSSを表彰してあげたい気持ちです。
(いや、@BOSSはそんなこと望んでもいないでしょうけれど。)

アホか!完走しなかったら
二度と教えてもらえないと思え!ドルァァッ( ゚Д゚)┌┛Σ( ゚∀゚)・∵
(by@BOSS)

投稿者:かまた  posted at : 22:33 | コメント (13)

  

2009年07月03日

さよならBeta200

Beta200

先日、縁あってBeta200がお嫁に行きました。

250に比べてキックも車体も軽くて、
エンジンもマイルドでやさしいBeta200。
この半年、200があったから
怖がりの私もトライアルの練習ができました。

短い間だったけど、どうもありがとう。
新しいおうちでも可愛がってもらってね。

そして私は入れ替えに、アカデミーの先輩から
1年落ちのおさがりを譲っていただくことになりました。
Beta125です。

どちらの話も不思議なくらい同時に起こったので
これが縁と言うものかな、とスイッチを決めました。

この日曜日はトライアルアカデミー、
新しい子を真壁に迎えに行ってくる予定なのですが
太ももの打撲が思ったよりも治りが悪くて、
今日整骨院に行ってきたところ、
まだ内出血が続いているので直すためには安静が基本。

打撲
今週末はテーピングをして乗ってもいいけれど、
終わったらすぐにアイシングをするように、だそうです。

@BOSSはマシンづくりがあるので
今回真壁には当初から私一人が行く予定。
本当はマシン受取りだけでなく、
見学だけでも勉強がてら行きたいところですが、
北4前のこの時期なので、往復10時間も厳しいところではあります。

土曜に林道を走ってみて最終的に決めようと思いますが、
今回ばかりは少し難しいかも(欠席かも)しれません。

投稿者:かまた  posted at : 23:57 | コメント (20)