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2011年06月21日

Y2-R2

早いもので、あれから一ヶ月。
Y2第2戦がやってまいりました。

今回はコース作りを手伝おう!ということで
曇り空のチーズナッツに前日入り。
でも、私なんかがコース作りを手伝ったりして、
かえって足手まといになったりしないものでしょうか・・・?

芋おやじさま
「あー、大丈夫、大丈夫。
そん時はコースに置いて来ますから。
取り残されたら、ああ私は足手まといだったんだなと思ってもらえば。」
あ~、そう聞いておけば、なんの遠慮もございません。( ̄∀ ̄;)汗

コーステープを張り終えた後で、
「チェックを兼ねて走ってみていいですよ。」と言われ
ある種の「テストライダー」として(?)、他の皆さんと一緒に
出来たばかりのコースを走らせて頂きました。
私が迷わず、何とか自分で帰って来れれば、
誰でも帰って来れるだろうということで。^^;

そんな中、じゅんぼうさんと一緒に現れた元気のいい女子1名。

「はじめまして、のぞみです!
明日一人で走るんですかぁ?すごーい。」

聞くと、エントリーはしているらしいのですが、
出ようか出まいか迷っているとのこと。
え~?こんな私だって出るんだから大丈夫、出ましょうよ。
「そうですかぁ?じゃあ、頑張ってみようかな。
どっちがたぬきを取るか、勝負しましょう!」

な~んて話をした後にじゅんぼうさんから、
「彼女、周回はぜんぜん問題ないんですよ。
レースに出たこと無いというだけで。」
え・・・私、周回すら怪しいんですけど。( ̄∀ ̄;)汗

その後、彼女と一緒に一周走ってみましたが、
普通にツイ~ッと私の前を走り、どんどん離れていく彼女を見ながら
「若い芽は早めに摘む」というレースの鉄則を
昔どこかで読んだことを思い出しました。


翌、日曜日。

朝
心配していた雨もあがって、空も明るくなってきました。
マディならタイヤを交換をしてやろう、と言っていた@BOSSですが、
晴れてドライなチーズナッツになったら、
私は無駄に新品タイヤを減らしてしまうだろうからと
前後とも交換はしないことに決定。(泣)

私のタイヤを見た親切なs-mono君が
「タイヤの山を作るのに、パン切りナイフ貸しましょうか?」
いえ、このままで出ますから。( ̄∀ ̄;)汗

ゼッケン
「なんだかスーパーの安売りポップの文字みたいですね。」
確かにその通りな、前回のままの残念なゼッケン。
切り直したものも用意はしてきたのですが、
もっと残念な人もいたので、今回はこのままで出ることにしました。

パドック犬
本日のパドック犬。
Y2-R1では全身ドロドロになったウトロンでしたが、
今回は叩けばホコリが出る犬に。
心なしか、黒い巻き毛もチャコールグレーになっています。

お隣のトランポは、朝着いたミワ家のお二人。

パウンド
「はい、朝食です。」と、手作りパウンドをたくさん頂きました。
@BOSSお気に入りのジャガイモ入り塩パウンドをはじめ、

トマトパウンド
爽やかな風味のトマトパウンド。

抹茶パウンド
和風テイストの抹茶パウンド。

柑橘パウンド
そして私のお気に入り、柑橘系ヨーグルトパウンド。
いつもいつもありがとうございます。(-人-)

頂いたケーキをモグモグ食べて着替えていたら、のぞみちゃん登場。
「今日は何周が目標ですかぁ?」
う~ん、今日はマディじゃなさそうだから
できたら5周頑張ってみたいなあ。
「じゃあ、私もそれを目標にします!」
実は5周って、私としては前人未到の領域なんですけど、
なんだか後に引けなくなっちゃった・・・( ̄∀ ̄;)汗

スタート前、masato/がべじんさんが
「のぞみちゃんがさっき
『今日はかまたさんと勝負するんです!』って言ってたけど、
本来ならかまたさんが勝たなくちゃだめでしょう?」
などといらぬプレッシャーをかけてきました。
こうしてますます「テケトー」が許されない雰囲気に・・・。

そうこうしているうちにスタート10分前になりました。

今日気をつけることは

●ステップ荷重を意識して、できるだけ立って乗る。

●いつもより、もうちょっとだけ開けてみる。(いつも全閉なので。)

いぐべ母ちゃん
あとは、この人のカメラと、

いぐべ父ちゃん
Photo:ミワコング
この人のカメラに気をつけたいと思います。

スタート
Photo:ミワコング
お天気もよくなり、高速道路割引も最後と言うことで出席率が高かったのか、
約120台の参加で、10時一斉スタート!

土けむり
Photo:あそびにいぐべ
うわ~、前が全然見えない~~~!!!

一周目は渋滞を回避するために
狭い「スペイン坂」をカットするということでしたが・・・

渋滞
Photo:ひぐらし
結局の次の坂で大渋滞。

この渋滞のさらに後ろにいた数十人(私含む)は
レース開始後3分も経っていないのに
坂の下で一列に並んで、20分ほど順番待ちをするはめに。
こんなところで20分とは、いきなり目標の5周が厳しくなってしまいました。

EUな方
Photo:あそびにいぐべ
前回とは見違えるようなカッコいいゼッケンを貼ったEUな方。
一ヶ月経つとこんなに山には緑が増えるのかと
写真を見てびっくりしました。
こんな爽やかな直線、ありましたっけ?

楽さん
Photo:ミワコング
えらく楽しそうですね・・・( ̄∀ ̄;)汗

カカ1号さん
Photo:あそびにいぐべ
ブッチー病院所属(?)のカカ1号&2号さんのチームは
今回も1号さんのCRF150を二人で共有して参加。
2号さんはY2以外ではCRF100しか乗ったことがないので
今回のコースの大変さは、私の初WOMEN'S Xの比ではなかったはず・・・
(写真は1号さん)

よしおじちゃん
Photo:あそびにいぐべ
同じくブッチー病院所属(?)のヨシおじちゃんは、
今回9周を達成!すごい、すごい!
前日も本当にお世話になりました。
もう追いつけなくなっちゃったけど、
また一緒に遊んで練習してくださいね。

のぞみちゃん
Photo:あそびにいぐべ
あ、のぞみちゃん発見!私も先を急がなくちゃ!

さて、その私ですが。

昨日2周ほど走らせてもらったので、
コースを見て驚いたりはしませんでしたが、
相変わらずの超遅乗りトライアル走り。(泣)
全コースの90%でリアブレーキを踏んでいます。
(あとの10%は大坂を登っている時と転んでいる時。)

かまた
Photo:あそびにいぐべ
@BOSSに言わせると、ずっとトライアル走りをしているから
かえって疲れるんだそうな。
もっと普通にスピードに乗ってスイ~っと走った方が
ぜんぜんスムーズに前に進むと言われるのですが、
なんてったって山ではアクセルストッパーが勝手に作動する私。

かまた
Photo:ミワコング
いつどこで撮られても、ツーリングモードですね。^^;;
(速く走らなくていいのなら、今回のようなコースを走ること自体は
けっして嫌いではないのですが・・・^^;)

腕に乗るかまた
Photo:あそびにいぐべ
3周目になるとヘロヘロで、腕でフロントに乗ってしまうは、

イゴイゴするかまた
Photo:あそびにいぐべ
あっちこっちでイゴイゴして、後ろから来る方の道を塞ぐは。

本当に、何人の方の行く手を阻んでしまったことでしょう。
(次回から「M」のビブスを着たマーシャルみたいに
「C」のビブスを着て、ハイスピードレースを抑える
『走るシケイン』として正式に投入してもらった方がいいかも。)

3周目は、いったい何回転んだかわかりません。(TдT)
正直、3周でもういいかなと、ちょっとだけ思ってしまいました。
が、今回自主リタイアをすると、後でゆーじさんに絞められそうだし、
何と言っても、のぞみちゃんが頑張って走ってる限り、
私からやめるわけにもいかず。

給油を兼ねて少し休もうとピットに入りました。

が。

doronqoさまとドラミちゃんが、テキパキことをこなし、
あっという間に給油完了。(泣)
仕方ない、いぐべ。と思ったところへ、のぞみちゃんの姿が。
「今何周目ですか?」
やっと3周が終わったところ。
「私もう4周走りました。でも腰を打っちゃったんで
少し休んでから、もう一周走りに行こうと思います。」

ああ、ホントに彼女は私が言った目標の「5周」を
きちんと目標にして走っているんだな。
私がここで、やっぱり3周でいいや、なんて思っていたら
彼女にも、私自身にも失礼だと思い、
「じゃ、私も行ってくるね!」と
気合を入れなおしてピットを出ました。

時計を見ると今12時。あと1時間あります。
30分くらいで帰ってこれたら、あと2周行けるかも。
私も負けないで、目標の5周を達成して来よう!

そう思って走り出した4周目は、
3周目では4~5回転んだスペイン坂も立ったまま1回でクリアし、
男坂の裏側のキャンバーも、一回も足を着くことなく
これまたスイスイとクリアし、
結局やっぱり気持ちの問題なんだろうかと自分で思うほど
とてもスムーズに走れて、
このまま行けばあと2周できる!と思った矢先、

カシャッ。

なんでもない2本わだちのコースの中で、いきなりマシンが止まりました。
エンストとは違う、まるで電源が切れたようなおかしな止まり方。
ん?どうしたんだろう?
とにかく先を急ごうとキックをしますが
キックペダルがいつもより軽い気がします。

キック、キック、キック!ぜいぜいぜい。
プラグがかぶってしまったのでしょうか。
10分たっても15分たっても一向にかかる気配なし。(TдT)
キックのし過ぎで右太ももがピキーン!と攣りはじめ、
あまりの痛さにうずくまっていると
「がんばれ!」「ファイト!」
いろんな方が声をかけてくださいましたが
問題は足の攣りより、エンジンがかからないことです。

イメージ

さっきまでは、このままいけばあと2周行けると思っていたのに
キックだけで15分、20分が過ぎていき、
マーシャルの方も見かねてキックをしてみてくださいましたが
バイクはうんともすんとも言いません。
「う~ん、かからないですね。
いずれチームの人が通るでしょうから、声をかけてみてください。」
と言われましたが、

@BOSS
Photo:あそびにいぐべ
その「チームの人(#119)」がそこを通ることはありませんでした。
(あとで聞いたら、前半1時間半で
早々にレースを切り上げたそうで。( ̄∀ ̄;)汗。)

さっき通り過ぎたライダーさんたちが、再び周回してきました。
5周目を走り出したのぞみちゃんも通り過ぎていきました。
エンジンを冷ましてみたり、いろいろ試したけれど相変わらずかかりません。
あと25分、あと20分・・・時間だけが過ぎていきます。
もう残り時間での2周は無理になっちゃったけど、
せめてチェッカーフラッグは受けたいな。
という願いもむなしく時は過ぎ・・・

いぐべ父ちゃん
Photo:あそびにいぐべ
「ラスト一周だよ!」と言って通りすぎようとした
いぐべ父ちゃんが止まってくれました。
いぐべ父ちゃんのキックで一回だけバイクは息を吹き返しましたが、
アイドリングが続かずまた止まり、ついにそれっきりでした。

声をかけてくれた皆さん、心配してマシンをみてくれた皆さん、
本当にすみません、ありがとうございました。
こうして気を取り直して出発した最後の1時間は、
コースの中でキックをするだけでを終わってしまいました。

木の間から見えるパドックでは、
もう何人かの人たちがチェッカーを受けて戻っている様子。
時間切れだと諦めて、マシンをコース脇に置いて戻ることに。

徒歩で帰還
トボトボと歩いて戻った私を見て
最初は不思議そうにしていたみんなでしたが、
その後、それぞれがカメラを構えるってどういうことすか?

トボトボ
こうして私のY2-R2は、情けない結末で幕を閉じました。

リザルト
Photo:ラパスでTECATE
今回も3周のみのリタイアというふがいない結果でレース終了。

終了後
Photo:ミワコング
パドックで向けられたカメラに、なんとも
どんな顔をして向かっていいのかわからず。

勝負の結果
Photo:masato/がべじんさん
「でも結果の記録はちゃんと残さなくちゃ」とがべじんさんが
目標を達成して勝った晴れやかなのぞみちゃんと、
達成できなくて負けた私を並べてパチリ。くーーーーーーーーっ!!

言った私自身が目標を叶えられなかったのは情けないし悔しいけど、
でも、今回のレースにのぞみちゃんがいてくれたおかげで
私も途中で、なんとしても5周走りきる!と思い直して走れました。
(残念ながら完走はできませんでしたが。)
のぞみちゃん、勝負は次回に持ち越しということで、
またよろしくお願いしますです。

たぬき
今回のタヌキはカカ1号&2号さんのチームカカーズです。
もしかして、タヌキが新潟にやってくるのは初めてではないでしょうか。

チェック
レース後、@BOSSが私の150をみてくれました。
プラグはまったくかぶっておらず、火花も飛んでいるそう。
どうやら前日の2周をトロトロと走ってオーバーヒートした分、
その後クーラントの水を足さなかったため
軽い焼き付けを起こしたのではないか、とのこと。
入院するかしないかは、もう一度確認してからだそうです。

この後、仮組みしたマシンで、ウォームアップエリアを
エンジンチェックの為に走った@BOSSでしたが、
TAKEさんに「走ったら埃が舞うだろ!頭悪いな~!」と怒られちゃいました。
TAKEさん、@BOSS、それからパドックのみなさん、すみませんでした。

suinaファミリー
Photo:ミワコング
レースが終わるまで、ウトロンと遊ぶのを
ずっと待っていてくれたsuinaファミリー。
なのにウトロンときたら、暑さでバスの下から出てこず。
ホント、愛想が無くてすみません。^^;

チーズナッツ
みんなが帰ったあとのチーズナッツ。
次回はもうちょっとだけ開けて走れるように頑張らなくちゃ。
マシンのためにも。のぞみちゃんとの勝負のためにも。

そうそう、masameanちゃんとの再会も嬉しかったです。
今回同じくらいのリザルトだったmasameanちゃん。
次回一緒に走れることを、勝手に楽しみにしています。

あざ
Y2-R2が終わって残ったのは、山ほどの反省と左腕のあざ。
(エルボーガードはもちろんしています。泣)

ああ、楽しかったけど、悔しいこともたくさん。

こけし
Photo:あそびにいぐべ
今の私の気持ちを表すような写真があったのでお借りしました。

次回こそ!!(毎回言っていますが。)

投稿者:かまた  posted at : 23:40 | コメント (23)

  

2011年06月15日

ステップ荷重矯正月間

雨が降って、長い散歩に行けない日が続くと、
さすがに気の長いウトロンもストレスがたまってくるようで、

バームクーヘン?
コタンさんの仕事場から頂いた生のバームクーヘン(?)に
ガジガジと噛り付いてうっぷんを晴らしますが、
あまりの堅さに却ってストレスがたまるもよう。(笑)

ま、そんな話はさておいて。

オフロードバイク(CRF150)に乗り始めて、丸2年が経ちました。
この2年間履き続けたMXブーツのソールを見て、
@BOSSが目を丸くしました。

「なんでそんなに減らないの???」

・・・・いえ、@BOSSもその理由はわかっています。
何度かブログにも書いてきましたが、
ソールが減らないのは、「ステップに乗っていないから」です。

座っても立っていても、リアの荷重が抜けてしまい、
我ながら、マシンの上に前かがみの人形をポンと置いたような感じ。
トライアルでもモトクロスでも、写真や動画を見るといつもへっぴり腰で
大地(ステップ)を踏みしめて、ステップでコントロールするということが
未だに、どうしてもどうしてもわかりません。
(去年の北4で、ちょっとだけわかった気がしたんだけどなあ・・・(TдT))

相模川でのトライアルスクールでも
ステップに乗ってバランスがいい状態と、
フロントタイヤに乗ってしまっている状態の違いを
いやというほど知ったのでしたっけ。

すると@BOSSが、あるDVDを見るようにと私に手渡しました。
レースや選手にとことん疎い私は、その選手の名を知りませんでしたが、
DVDに映し出されたその走りは、目からウロコが落ちるようでした。
ゆーじさんが教えてくれる走りの「お手本」がそこにあるようでした。

何度も何度も何度も何度も、繰り返し見入ってしまいました。

その中に紹介されている、一番最初の基本練習をすると
ステップに乗らざるを得なくなる、と@BOSSが言うので、
今月は「ステップ荷重矯正&強化月間」と決めて
とにかくステップでバイクを操る感覚を覚えることだけに
練習を集中することに決めました。

パドック
そんなわけで、しどきです。

日曜のしどきはレンタルの団体さんで賑わっていましたが、
震災前に通っていた常連の方達はなかなか戻ってこず、
追い討ちを掛けるように翌週から高速料金の割引もなくなるので、
いわきにある「しどき」はまだまだ風評被害で苦戦を強いられるようです。

今日のお友だち
この日は、ウトロンのお友だちも来ていました。

ファミリー
見ているだけで微笑ましい、親子でバイクを楽しむ初心者ファミリー。
ああ、私にもこんな時代が・・・・・・
あれ?なかったっけ。記憶にありません。( ̄∀ ̄;)汗

シェーン・ワッツDVD
私はというと、クラブハウスにPCを持ち込んで
DVDを確認しながら基礎練習を開始。

基本練習その1は、「ボディポジション」。


最初はバイクをスタンドに乗せたまま、止まっているバイクの上で。
次はこのようにアイドリングで進みながら、ふらつかずに
前後に目いっぱい体重を移動させる練習です。

減速体勢
リアフェンダーにお尻が着くくらい体を後ろに引き、

加速体勢
そして、ハンドルに覆いかぶさるくらいに体を前に持っていきます。

次は、この前後の体重移動に合わせて、クラッチとアクセルの操作を追加。
後ろに引いたときは、ブレーキをかけて、エンストしないように半クラを使い、
前に移動するときはアクセルを開けて進むのですが、


前傾した姿勢でアクセルが開けられないのがバレバレですね。
それ以前に動くバイクの上で前傾できず、すぐ腕に乗ってしまいます。(TдT)

私はこれまで似たような加速減速の練習をしていても
体を前傾させながらステップの前側を足裏で踏みしめることがなかったので
その結果、上半身だけは意識して前に倒しても、腰は後ろに引けているという
いわゆるへっぴり腰になってしまっていたわけですね。
そのことが自分でよ~くわかりました。(泣)
ステップでなく、ハンドル(フロントタイヤ)に体重をかけてしまって
コーナーで切れ込んで転ぶ理由もわかります。

でも、出来ないながらもしばらくこの練習を続けていたら、
だんだん前傾しながらステップを踏む感じがわかってきました。
ハンドルの位置とレバーの位置を少しだけ修正してもらい、
慣れてきたら、今度はコースでこの練習をすることに。

コースでも加速時は大げさに前傾、減速時は大げさに後傾、
とにかくステップ荷重を意識して、下手ながら走っていると・・・

以前のかまた
これは以前の私です。どこにも荷重されていないのでこんなへっぴり腰に。
今までのスタンディングの動画を見ると、だいたいこんな感じです。

コース練習
矯正中の私。だんだんスタンディングのままで
前傾姿勢でアクセルが開けられるようになってきました。
まだまだ加速できる距離が短いけれど
今日のことろは欲を出さずに、遅くてもステップを意識して意識して・・・

加速ステップ
つま先でステップを踏む感じがなんとなくわかってきたところ。
でも気をつけていないと、これまでの癖がすぐにぶり返して
加速体勢なのにステップの後ろを踏んでしまったりします。^^;;;

@BOSS
練習につきあってくれた@BOSS。ちゃんとつま先で踏んでいます。

この日ステップをようやく意識でき始めたばかりなので、
あまり焦らず、まずは一つずつ身につけてからとは思いますが、
今のところ、この加速と減速の間の体の動きがテキトーでメリハリがなく、
コースの上でも、いったい今どっちなんだ??という時間がありすぎなのが次の課題。^^;
でもまあ、千里の道も一歩から、ということで。

それにしても、今までいかに下半身を使って走ってこなかったのか。
走りながらふくらはぎが筋肉痛になるのは、恥ずかしながら初めてかも。

午後4時、へとへとになって練習終了。
ライダースハウスへ戻ってみると昼寝から起きたウトロンは、

ウトロン
あれ?こんがらがって、どこが頭!?( ̄∀ ̄;)汗


今度の日曜はチーズナッツ、Y2-R2です。
3時間みっちりと、山の中で今日の練習をしてみようと思います。
そう考えると、苦手なお山もちょっと楽しみかも。

それではご一緒させていただく皆さま、よろしくお願いいたします。

投稿者:かまた  posted at : 00:15 | コメント (8)

  

2011年06月10日

相模川おひとりさまTR

世間様と一週間の時差がありますが、今更ながら先週末の報告など。

先週末は久々に相模川へ向いました。
翌週(もう明日ですが)のJEC爺ケ岳に向けて、
EUな方が河原でマシンメンテナンスをするので
@BOSSはそこへチェンジャーを受け取りに行くのだとか。

関越道に乗ってしばらくすると・・・

バンッ!ゴト、ゴト、ゴト、ゴト・・・ゴト。


再びバースト
またですか・・・( ̄∀ ̄;)汗

今度は同じ右後ろダブルタイヤの内側のタイヤでした。
ということは、外側と内側と
2本のタイヤをはずさなければなりません。

パンク周囲
左右のタイヤで、逆ネジになっていないかどうかを
念のためディーラーに確認し、前回よりも手際よく
どんどんとナットをはずしていく@BOSS。

時間通りに新潟を出たのに、ここで50分のロス。
そして、関東おきまりの渋滞に巻き込まれ
(これがあるから、私たちは関東への遠征をしないのです。泣)
夜7時の約束から1時間半遅れてミワ家に到着。

7時に焼き鳥屋さんで予約を入れてくださっていたEUな方は
責任を持って一人で一次会を完了されていらっしゃいました。m(_ _)m


翌日曜日。

相模川
朝9時前に相模川河川敷に到着。

温度計

ぐんぐん気温が上がってきますが、風もあり
湿度もあまり高くないので、過ごしやすい一日となりそうです。

が、毛皮を着た人には日差しがきついらしく、

頭かくして
頭かくして尻隠さず。

KTMだらけ
doramiちゃん、ゆるゆるさん、ひでちゃん&黒ゴマちゃんなどなど
次々にやって来て、河原はオレンジのマシンメンテナンス大会となり
一気に華やかな雰囲気に。

チェンジャー組立
@BOSSのチェンジャーを組み立ててくださるEUな方。

相談
@BOSS、悩み事相談ですか・・・

お手本
チェンジャーを使ったことがない@BOSSに、
EUな方が実際に使い方をやって見せて下さいます。
が、下を向くたび「う。」と辛そうな声を出し、額には脂汗が。
ああ、昨夜のお酒が原因ですか。
もうそろそろ大人な飲み方をされた方が体のためですよ。
はい、はい、私にだけは言われたくないですね。そーですね。

トライアル
さて、河原でKTMメンテナンス大会が華やかに繰り広げられる中、
オレンジ色ではない、シートも無いマシンを持ってきた私は、
一人、近くのトライアルセクションで遊んでいました。

すると、それを見ていたトラ車に乗ったおじさんが
「一人でトライアルをやっていると危ないですよ。
向こうでスクールをやっているので、参加してみたらどうですか?
こっそり混じってしまえば判らないですよ。(笑)」
と声をかけてくださいました。

スクール
そこで早速スクールに行って、責任者の方にお話を聞くと
MFJ公認インストラクターの方が教えるスクールだそうです。
とてもこっそり混じってしまえる人数ではありませんが(笑)、
午前の部はもう終わるので、午後からなら参加OKとのこと。
(保険をかけるので有料です。)
せっかく相模川に来たのだから、確かに一人で適当に練習するよりも、
スクールに入った方が有意義であろうと、
午後から参加させて頂くことに決めました。
それに、次回またこの河原へ来たときに、
みんなはエンデューロ練習ををするでしょうから、
トライアル仲間が一人でも多くできた方が私もありがたいですし。^^;

他の皆さんはスクール常連のようだったので、
初参加の私はマンツーマンで、カリキュラムの最初にある
バランス(スタンディングスティル)とステップワークから教えていただきました。
右ターンの時に私の頭が内側に入ってしまう原因は
右肩が不必要に下がって(左肩が上がって)いるからとか、
ハンドルが切れ込みがちなのは、スタンディングで取っている時より
つい前傾で走ってしまうからとか、
細やかに私の悪い癖を見つけて指摘していただきました。

スクール
ウッズでのセクション練習をした後は、
河原全体を使ってのトレッキング。
林間、砂利道、大きな玉砂利、川渡り、サンドなど
いろいろなシチュエーションをみんなで走ります。

桑イチゴ
あ、桑イチゴ!ちょうど熟して食べごろです。

桑イチゴ摘み
ということで、エンジンを止めてモグモグタイム。

テトラポット渡り
こういうのはインストラクターさんだけですから。^^;

最後にもう一度、ステップワークの練習をして4時終了。
ああ、楽しかった!参加してよかったです。
飛び入り参加にも関わらず、どうもありがとうございました。
やっぱり普段から乗らないと全然だめですね。
去年はまったくと言っていいほどトラ車に乗らなかった私ですが、
基本をしっかり身につけるために、また朝練を再開しなくちゃ、
と思えたことが一番の収穫でした。
スクールでご一緒した皆さま、またここへ来た時はよろしくお願いします。

配線工事
河原の広場に帰ってみたら、みなさんはまだまだメンテナンス中。
@BOSSはドラミちゃん号の電気工事?
多少なりとも乗ったんでしょうか・・・( ̄∀ ̄;)汗

散歩
私は着替えて、ウトロンの散歩に出掛けました。
ここの河原は似たような風景、似たような分岐がたくさんあって
パンくずでも落として歩かないと、帰り道がよくわからなくなりそうです。
ねえ、この道で大丈夫?
いや、私だってわかりませんがな。( ̄∀ ̄;)汗

のびる
@BOSSに強制アルパインスター化されたdoronqoさまですが、
ノビルの発見がそんなに嬉しいのでしょうか?(笑)

ミワ家のお二人には、この週末本当にお世話になりました。
この河原はいろんな練習ができて、とてもいいですね。
さすがEUな方が「日本一の河原」と自慢するだけあります。
今までは、@BOSSはモトクロス、私はトライアルの練習、というような
別々の練習をすることは難しかったけれど、
ここならそれが可能なのも、@BOSSにとっても嬉しいことと思います。
また来ます。^^

明日の土曜はJEC爺ケ岳ですね。
@BOSSはエントリーしていましたが、今回は参戦しません。
(が、Y2にはなんとか首に紐をつけて引っ張っていきたいと思います。)

それではGな皆さま、応援しています!

投稿者:かまた  posted at : 23:11 | コメント (10)

  

2011年06月07日

長観寺さんからの手紙

十三浜の長観寺さんから、筆でしたためられたお手紙を頂きました。
ありんこ支援隊宛のお手紙ですので
ご協力頂いたみなさまにご紹介させていただきます。

手紙

拝啓

悪夢のような三月十一日から二ヶ月半が経過しました。

雪が舞い散る中、寒さにうち震えながら過ごしたあの夜のことは
未だに私たちの記憶に鮮明に残っています。
おびただしい生命の残骸が水泡のごとく消え去り
瓦礫の山に茫然自失の状態でした。

そんな中、裸同然の私共に多くの衣類やら沢山の食料をご提供頂き
大変にありがとうございました。
加えて力強い励ましの言葉に涙があふれました。
被災して、人のありがたさを身にしみて感じております。

凍えるようなあの日から、季節は巡り
桜の時期も無我夢中で過ぎ、見回せば周りは花盛りです。

ライフラインの整備もボチボチ整いつつあり、
仮設住宅への入居も一部可能となってまいりました。
うちひしがれてばかりもいられません。
私共も新しい環境で心機一転、
今後の人生をやり直す覚悟を定めました。

まだまだ不安だらけの状態ですが、
何とか前に進むことができるようになりました。

それもこれも、全国の方々から寄せられた温かいご支援のたまものです。
大変にありがとうございました。

お礼が遅くなり大変申し訳ありませんでした。
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

                              敬具

平成二十三年五月三十日

              月浜自治会 会長代行
                    (避難所)深明山 長観寺


ありんこ支援隊様


--


震災から80日が経ちました。
私たちが目にした現地の様子は、レポートでご報告している通りです。
永田町でバカバカしいやりとりが行われている今この瞬間にも
被災地の方々は、あの日を乗り越えて、
少しずつ復興への歩みを進めていらっしゃいます。


私たちが前回、力強く復活し始めた石巻に行って思ったことは
「今度は人を届けたいな」ということでした。

それは、以前に比べてずっと現地に行きやすくなっているので、
現地のボランティアの人手がどこも足りないという今、
行ける方はぜひ行ってほしいということと、もう一つ、
できるだけたくさんの方に被災地を見てほしい、ということがあります。
そしてできれば、現地に「友だち」や「心の親戚」を作って
「被災地」だから支援する、だけではなく、
「あの人がいるから応援し続ける」という場所になれば
思い合いのネットワークがもっと細かく、もっと強くなっていくと思うからです。

すでに、ありんこ支援隊でご協力を頂いている方の中にも
実際に現地ボランティアに行かれている方は何人かいらっしゃいます。

仙台で泥片付けの長期ボランティアに複数回行かれたNSMZUKIさん。

北海道から岩手の山田町へカヌー仲間の活動を手伝いに入られた又三郎さん。

フランスからご実家の福島に入られて、滞在中には
相馬で写真洗浄のボランティアに参加されたO&クロさんの弟さん

ありんこ発足の初期の頃からずっと影で支えてくださっているbinさんは
もう自分も動く時だと、東北へトランポでボランティアの旅に行かれています。


下記は又三郎さんがGWに岩手県山田町へ入ったときのレポートから
抜粋させて頂いたものです。

何か手伝えないか、と友人に言うと、付近の記録写真を撮って欲しいとのこと。
スタッフはみな忙しくて記録する人がいないのだとか。
ここでシャッターを切るのは、やはり躊躇したけれど、
記録しなければ意味がないので、
心の中でそっと手を合わせながらシャッターを切る。

又三郎さんが撮った被災地
Photo:又三郎さん
老人ホーム前の海。プレジャーボートなどの発着場になっており、
震災がなければ美しい海で遊ぶ人々がいたはず。
取り残されたステップワゴンの残骸が悲しい。

又三郎さんが撮った被災地
Photo:又三郎さん
山田町役場から、市街地中心部を望む。
知られていないが、震災当日、山田でも大火が起こり
市街地の4割が焼けてしまったという。
そのため、焼失した建物は撤去されて、役場職員さんによれば
「ずいぶんきれいになったんですよ」とのこと。

又三郎さんが撮った被災地
Photo:又三郎さん
翌日は地元漁師さんの協力を得て、漁船で海上捜索。
併走するのは、全国各地から集まったPWCを操るライフセーバー。

又三郎さんが私に下さったメールにはこうありました。

仲間に盛岡在住の、ハーレーと初代セロー乗りの友人がいまして、
彼が震災以降「何をしたらいいのか」「現地に行って現状を見たい気持ちと、
行ってはいけない気持ちで揺れている」と聞いたので
「見るだけでもいいから、現地に行きなさい」と言いました。
見て、感じた中から、自分にできることを考えればいいではないか、と。


実は@BOSSも私も、そのことを最近とても強く感じます。

いろいろな悩みの答えは、現地にあるのではないかと。

春休み、GWが終わって
どこの自治体でもボランティアの人手を募集しています。
1日だけのボランティアバスツアーもありますし、
行ける方は前述の方達のように、長期で入られるのもよいと思います。

ありんこでは募集されている自治体などの紹介はしませんが、
まずは自分で探すところから始めて、
自分なりに、現地にもう一歩深く関わってみるのが
次の段階の支援なのではないかと思います。

そして、一人でも多くの方が現地でボランティアに参加することで
少しでも復興が前に進むことと同時に、
現地で活動をすることは、私たちが生きていく上で大切な
たくさんのことを学ばせていただけると、これまでの経験で思うのです。


自分の日常生活を自分の現場で、以前のように淡々と行うこと、
それはもちろん正常化のために大切だけれど、
それだけでは現地を変えるチカラは現地に届かない、
というのが@BOSSと私の考えです。

「被災地以外の私たちが、普段通りの生活を送ることが一番の支援」

そういう声が増えて来ているのに伴って、
もともと支援に携わらないながらも、
さまざまなな余興的活動を自粛していた多くの方々が
震災前と同じような生活に戻りつつあります。

「不謹慎では・・・」という不安に縛られていた状態から、
自粛というタガが外れて「今までどおりの生活」を再開しても
ようやく「後ろめたくなくなって来た」という感じでしょうか。

政治が相変わらず被災地と被災者に対して、対岸の火事のごとく、
当事者意識の欠如した権力闘争に明け暮れているのは
今に始まったことではなく、しようもないこととしても、
同じような波に乗って、私達の意識までもが
「今もそこにある」被災地から、遠のいて来ていないか気になります。

新聞
GW以降、被災地ではボランティアの人数が半数以下に激減し、
瓦礫撤去や仮設受託への引越し手伝いなどの支援活動が
人数不足で危機的状況にある、というのが実際です。
宮城県のボランティアセンター担当者の方は
「継続的、長期的な支援をいただきたい」と呼びかけられています。

つまり、私達が「普通の日常生活」に戻るだけでは、
これら被災地では何の足しにもなっていないということなのです。


もちろん、震災直後の様に、被災地から遠く離れた地域でまで
必要以上の自粛により、経済活動を低迷させてしまうことは
負のスパイラルとなって、世の中全体を復興支援すら出来ぬほどの不況に
陥れかねない危険性はありましたから
これはいち早く「通常の経済活動」に戻して
非被災地の生活を支援できるところまで回復させ、足元を固めることは大切です。

ただ、このことに乗じて「普通に生活しましょう」と言っていても
その後、被災地での被災者の復興の足しになるかといえば
答えは「NO」です。

「長い目で見れば、支援に・・・」
「間接的には、支援に・・・」という論理は
最初に書いた「後ろめたさを消去したい」という
「自己都合」の言い訳になってはいないかと思うのです。

その事は、被災地に行けばすぐに気づきます。
自分の消費活動が、今、目の前にいる被災者の方々を
どんな風に支援しているだろうかと考えれば、すぐに判ります。

私たちが日常生活に普通に戻るということ、
これが「一番の支援になる」事はありえません。

あえてフォローすれば、それは日本を経済破綻させないために
非被災地で最低限行うことでもあるので、「必要です」とは言えますが、
被災者のため、支援のためにはつながりません。


ではいったい何が役に立つのか?

その日常生活で経済活動の歯車を回す傍らで
やはり直接的か、間接的に「復興支援」を行うべきだと思います。

繰り返しになりますが、ここで言う「間接的支援」というものも、
「いずれ、めぐり巡って、被災者の為になる」というような
希望的観測的なものではありません。

でも、どうか誤解しないで頂きたいのは、
決して自粛を勧めているのではありません。
私たちライダーは、バイクにはどんどん乗るべきだと思いますし、
復興中だからと、乗りたい気持ちを押し殺す必要はないと思います。
けれど、それを「間接的支援」と考えるのは間違いです。
あえてそれを言うなら、日本の経済振興(経済破綻の防止)のためにです。

もし「被災者支援」の為に乗ろうとするのなら、
チャリティーイベントで募金をするなどすれば支援になりますが
ただ単に乗るだけであれば、それ自体は、
直接的にも間接的にも、被災者支援にはなりません。

FRD
Photo:楽さん FREERIDE DAY RIDE&SHARE MEETING in木更津

FRD
Photo:楽さん 豪華なゲストライダーを迎えてチャリティーオークションも行われました。

ですから、震災前からバイクを趣味として乗っていた私たちライダーは、
これからも部品も燃料も消費して、それら産業の衰退を防止して、
日本の経済力を底上げする活動を復活させながら、
もう一方で、直接的、あるいは間接的な支援活動にも
時間とお金と労力と、そして「支援の気持ち」を
被災地に向けることが大切なのではないでしょうか。


そのためには今まで以上に、
時間もお金も持ち出しが必要にもなるでしょうし、
今まで以上にスケジュールも忙しくなるはずですが、
それらは震災で協力・援助を必要としている方々へ
自分の時間やお金を使うことであり、支援は「人を支える」ことですから
負担が増えるのは当然の事だと思います。


Photo:林道ファン
「バイクを半分にして、残り半分は支援にしようと思います」と、
コメントで(ζ`)さんが言っていらっしゃいましたが、
そのように、今あるご自身の10の余力の配分を、
5:5ずつに振り分けるのもよいと思いますし、

尾崎塾長
Photo:塾長の車庫日記(勝手にすみません・・・)
尾崎塾長が書いていらっしゃたように、
今までが10だったら、自分を12にパワーアップして
より頑張る、という考えも正しいと思います。
そして、今まで通りの10の配分でバイクに乗りつつ、
他に2という時間と労力を新たに増やして
支援活動をはじめられてもよいかと思います。

清水自転車組合
Photo:Studio.keepota
翌週は家族の集大成としてファミリーでチーム参戦している
JEC爺ケ岳のレースであるにも関わらず
気仙沼に自転車修理のボランティアに行った太田パパ。(右)

様々な形があろうかと思いますが
少なからず、読者の方がいるこのブログで
「ありんこ支援隊」として、ライダーの皆さんへの協力をお願いしてきた立場から
今一度考えて、この様な思いと答えに至りました。

何度も書きますが、自分達だけが「今までどおり」に戻っても、
「何処かで誰かが適当に上手くやってくれるだろう」では
何も変わらない、何も前には進まない、ということです。

緊急支援の次の段階に入った今、
今までの皆さんの生活に、支援につながる何かを、
一つでいいのでプラスして、それを始めて頂けたらと思います。

「出来る事を、出来る範囲で」
自分の持つ小さな力を、実際に被災地のために使うこと。
ありんこ支援隊も、節電からもう一歩踏み込んだ支援活動を
これからも、みなさんと一緒に長く続けていきたいと思っています。

投稿者:かまた  posted at : 16:00 | コメント (10)

  

2011年06月01日

雨のO-LAND

【土曜日】

台風2号が北上してくる中、
先週末は震災後初めて、日本を南下したチームアトラス。

朝4時前に長岡を出発して、高速道路に乗って間もなく

バンッ!ゴト、ゴト、ゴト、ゴト・・・ゴト。

それいけウトロ号後方で異変が。
緊急停車場に車を寄せて確認してみると・・・・

バースト
あ~あ~・・・・・( ̄∀ ̄;)汗

おそらく石巻へ行った時になにかタイヤに刺さってしまって
空気が少なくなっていたのでしょう。
そのまま高速に乗ったらバーストしてしまったようです。

パンク修理
さっそく車載工具を取り出してパンク修理開始。
バスの大きなナットを手ではずすのは相当に力がいることのようで
5個の内1個はずしただけで、すでに@BOSSは汗だくだく。
私もちょっとだけはずす真似事をさせてもらいましたが、
私など何の役にも立ちません。(TдT)

不安なウトロン
何事かと不安そうに窓から見ているウトロン。

何とかタイヤを交換して、SAの給油所で空気圧を調整。
@BOSS、お疲れさまでした。m(_ _)m
1時間遅れとなってしまいましたが、このまま静岡へ向います。
でもパンクしたのがダブルタイヤのリア側でよかったですね。
フロントだったらどうなっていたことか。
雨も降り出す前で、パンク修理も濡れずにできたし。

そんなこんなで、予定よりも1時間遅く、
私たちがオーランドへ到着した頃には、

EU号
ミワ家とドラさんはもう数ラウンドを走り終えてドロドロでした。

野いちご
リハビリを兼ねてバイクに乗り始めたdoronqoさまが
練習の合い間に摘んだらしい野いちご。
「これ、食べられますかね?」
さあ・・・試しにドラさんに食べさせてみますか。(笑)

@BOSS
@BOSSもあっという間にドロドロのまっくろけ。
乗っていても泥でシートからモトパンがはがれないくらいだそう。

トラ練
Photo:doronqo
そんなコースへ私が入っていくのは自殺行為なので、
本日はコースは走らず、広場付近で一人でトラ練です。
大雨の予報だったし、たぶん私に雨のオーランドは走れないかも、と思って
CRFの他に一応トラ車を積んで来たものの
トライアル用ブーツもヘルメットも積んでいないという中途半端さ。
ま、今日のところはこのままで。^^;
駐車場の近くに練習用の2連丸太があるので
今日はそれを練習してみようと思います。

丸太練習
Photo:doronqo
ハンドルは真っ直ぐで、丸太に対して垂直に
手前で少しフロントを浮かせれば、あとは行くはずなのですが
丸太の手前が下りになっているのと、泥でタイヤがすべるのとで
フロントは上がったり、上がらなかったり、上がらなかったり。(泣)
いや、手前が上りで地面がドライなら思うように上がるのかと言われればモゴモゴ・・・

躊躇
Photo:doronqo
丸太の手前でタイミングが合わず躊躇してしまうたびに、
「かまたさん、手前でしっかりフロント上げる!」
どこからか、西元インストラクターの声が聞こえてきます。
こだまでしょうか?(TдT)

iPhoneにアカデミーの時の成田校長や野本・西元両イントラの
お手本ムービーを入れて、これを観てイメージしながら挑戦するわけですが、
イメージどおりにはなかなかいかないもので・・・・・・
(どうすれば上手くいくのか分からなくても
お手本と違っていることだけは自分でもはっきりわかります。泣)

時間が経つにつれてどんどん土もヌタヌタになってきて
ますますフロントが上がらなくなるばかりか、
2連の丸太練習とは名ばかりで、2本をリズムよく
ポンポンと越える練習のはずが
結局1本1本別々にしか越えられない私。
(ってか、1本ずつでも越えられないんですけど。)

ガン見
Photo:doronqo
いいんです!できないことをやるのが練習です!何か?

Beta
雨足もひどくなる一方なので、明るいうちに早めに練習終了。

この日はミワ家とともに駿河健康センターに泊まりましたが
なぜだかあまり記憶が定かではありません。(TωT)チーン


【日曜日】

MCSクリタ号
翌日は太田ファミリーとご一緒させていただきました。

タイムアタック
太田パパが海岸にパイロンを立てて作った特設コースで
雨の中、タイムアタックの練習です。

MASA選手
太田MASA選手。
ものすごい開けっぷりですが、ふらつきやラインのミスも無く
とても丁寧に、狙い通りにコーナーを回って
すぐに次の直線へとアクセルを開けていきます。
何度見てもほれぼれします。。゚。( ̄▽ ̄)ポワーン

太田YUKI選手
太田YUKI選手。
MASA選手と1秒を競い合っています。
しかしきれいな走りだなあ~。゚。( ̄▽ ̄)ポワーン (←こればっか。)

太田パパ
最終的に、なんと7秒もタイムを縮めた太田パパ。
タイムを計っていたKONA2ちゃんもびっくり!Σ( ̄⊥ ̄lll)

doronqoさま
doronqoさまもEUな方のおさがり125に乗り換えて
少しずつ復活に向けてリハビリライド。

EUな方
EUな方は250SXで気迫の走り。
毎回確実にタイムを縮めていきます。

@BOSS
@BOSSも挑戦。

@BOSS
クラッチがうまく握れないらしく、
なかなか思うようではなかったようですが
他の方の走りを見ながら
自分の出来ないところを勉強できて
この日は本当に楽しかったと言っていました。
(そういえばこれまで、私の準備や練習を見ているのが主で
自分の練習を主にしたことはほとんど無かったですもんね。)

私ですか?
こんな面子の中で参加するわけないでしょう・・・( ̄∀ ̄;)汗
じゃあコース以外の海岸線でも走ったのかと言えば
諸事情により本日は白い顔でカメラマンに徹していました。

あ、でも皆さんの練習が終わってから2~3周だけ
タイムアタック用特設コースを走らせて頂きましたが
皆さん、よくあんなタイトなターンを
あんなスピードでクルクル回れますね・・・とびっくり。( ̄∀ ̄;)汗

太田パパとウトロン
ウトロンも久々の太田パパ&太田ファミリーとの再会に
シッポが扇風機のようにブルンブルン。(笑)

満足なウトロン
めったに見ることのないウトロンの満足そうな顔。
(普段ホントに無表情なもので・・・^^;)

みんなで
そろそろ終わりにしますかという頃にスコールのような雨。
「ちょうどよかったね。」
それぞれが片付けにかかります。

時間は短かったけれど、集中した練習で、
タイムアタックも回を重ねるたびに、
皆さん1秒1秒短縮されてすごかったです。

海岸にて
太田ファミリーは今度のJEC爺ケ岳に
ファミリーチームでエントリーをしています。
「少しでも話題になって、盛り上がってくれればと思ってね」と太田パパ。
応援しています!吹っ飛ばないでくださいね。

来週はそのJECのちょうど直前週となりますが、
太田パパは残りの自転車を届けに、また気仙沼に行かれるそうです。
「ぶっつけ本番のレースになっちゃうけど、しかたないよね。」
と言う太田パパの笑顔と、悔いなど微塵も感じられない言葉は
「バイクも100%、支援も100%、俺はやるよ!」と言い切っているようで
それを聞く私も清々しい気持ちでいっぱいになりました。

皆さん、どうもありがとうございました。
私もそのうちにタイムアタックに参加できるくらいになれたらと思います。
(そのうちっていつだ?来世か?^^;)

本当にありがとうございました!
また来ます!

投稿者:かまた  posted at : 23:25 | コメント (8)